「見つかった、何が?                  永遠が」

2006年/日本/カラー/63分/ 配給:「ユビサキから世界を」プロジェクト

2006年7月25日(火) 名古屋 東別院ホール 2006年7月31日(月) 札幌 STVホール 2006年8月5日(土) 福岡 KBCラジオスタジオ 2006年8月6日(日) 熊本 電気館 2006年8月8日(火) 大阪 Flamingo the Arusha 2006年8月23日(水) 仙台 メディアテーク 2006年8月28〜30日 東京 有楽町イマジンスタジオ

(C)2006 「ユビサキから世界を」プロジェクト

公開初日 2006/07/25

配給会社名 0757

解説

ユビサキから世界を meets 行定勲

「ユビサキから世界を」は、「何かを変えたいなら、まずは自分でできる小さなこと=「指先」から始めよう」というメッセージを込めたアンダーグラフの新曲。
行定監督はこの楽曲に強く共感し、インディペンデントに立ち戻っての映画化を決意した。
虚無感と前向きな決意が交錯する歌詞と同じコンセプトを掲げ、行定ワールドならではの視点から「現代(いま)を生きる普通の女子高生」を描いたオリジナル書き下ろし脚本によるこの映画は、地方都市を舞台に、平凡で退屈な毎日から「生きる希望の光」を探す女子高生五人の青春群像劇。
音楽と映画による斬新なコラボレーションが、いまここに産声をあげた。

アンダーグラフの世界×行定勲の思い出

アンダーグラフの楽曲「ユビサキから世界を」が持つ世界に対して、行定監督が掲げるもうひとつの世界、
イマジネーションの螺旋階段を上る途中で、監督は自身の青春時代に立ち戻った。
大人の一歩手前とも言える高校時代。
今も昔も、この時代を比喩する表現は変わらない。
「青」である。
大人はどうして、頭ごなしに「学校へ行け」という?
自分の意思とは裏腹に、システム的な教育に従う意味はあるのか?
監督の「青」の時代の大きな思い出が、教科書を燃やしたことである。
そのとき感じた淡い感情がひとつのきっかけになり、まるでジグソーパズルのように「ユビサキから世界を」の歌詞の世界に当てはめられていった。

究極のインディペンデント作品だからこそ、表現できた自由

「何もないところから作り上げる。映画は本来こうあるべき。」(製作発表記者会見にて/行定勲監督)
数々の興行大作を手がけてきた行定監督は、このプロジェクトで「映画があるべき原点」を目指した。
スタッフは約30名、高校生役の出演者もすべてオーディションにて期待の若手女優を選りすぐった。

Free Screen Tour’06 全国縦断無料上映会

「不運なほど豊かな現代社会を過ごす『平成生まれの女子高生たち』に見てもらいたい」
という思いが一番伝わる上映方法、そしてこの映画にふさわしい斬新なやり方で、世に送り出したい。
「ユビサキから世界を」プロジェクト全員の熱意が実を結び、2006年夏休み中に
全国各地で女子高校生を中心としたティーン世代を対象に、あえて映画館以外のホールや、
シネマカフェで、Free Screen Tour’06というライブ感あふれる全国縦断無料上映会を開催。
その他ぴあでの読者招待、そして夏休み最終日には、
Yahoo!ムービーの動画配信などでも上映が決定している。

ストーリー

舞台はとある地方都市。
リンネ(谷村美月)、ウタ(北乃きい)、ラン(麻里也)、タマ(永岡真実)は同じ高校に通う仲の良いクラスメイト。
ある晴れた春の日、退屈な現代社会の授業中、窓際の席で眠そうに過ごしていたリンネのもとへ、ウタからノートの切れ端に書いたメモが回ってくる。
“明日のない日本の現代社会って意味なくない? ああ、死にたい”
リンネは教科書の見知らぬ偉人の顔に吹き出しを書いて破り、回した。
“マジ、死にますか”

家庭内問題、妊娠など、4人はそれぞれに悩みを抱えていた。
希望のない日々、退屈な授業、私達の存在価値って…。
どうしようもない虚無感に嫌気がさした4人は、
いっそ今夜中に死のうと突発的に集団自殺の計画を立てる。
最後の晩餐としてたこ焼きを食べ終わった4人は、午後10時に校門の前に集合を約束して、一旦それぞれの日常へ戻っていくが、集団自殺決行まであと数時間、
死を意識し始めた4人の心は微妙に変化し始めていく…。

スタッフ

監督・脚本:行定勲
主題歌:アンダーグラフ「ユビサキから世界を」
製作:株式会社フォーライフ ミュージックエンタテイメント、
   ランブルフィッシュ、
   ケーブルテレビ山形
制作:ランブルフィッシュ

キャスト

谷村美月
北乃きい
麻里也
永岡真実
上原香代子
ほか

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