原題:Yatterman

「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」 伝説のアニメーションがついに本気の実写映画化!!

第14回釜山国際映画祭オープンシネマ出品作品

2009年/日本/カラー/111分/ 配給:松竹、日活

2009年09月25日よりDVDリリース 2009年3月7日(土)より、全国ロードショー

©タツノコプロ・読売テレビ2008 ©2008 タツノコプロ/ ヤッターマン製作委員会

公開初日 2009/03/07

配給会社名 0006/0003

解説



ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!
ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!!

「ヤッターマン」の実写映画化——それは多くの人間の度肝を抜くニュースだった。1977年1月、「タイムボカン」シリーズ第2弾として放映スタート。同シリーズ史上最長の全108話が2年間にわたって放映され、最高視聴率28.4%を記録。数々の流行語も生み出した国民的人気TVアニメ、それが「ヤッターマン」だ。オチャメなヒーローのガンちゃんとガールフレンドの愛ちゃんが最強タッグを組み、正義の味方ヤッターマンに変身。悪役の枠を超えてキャラ立ちしたドロンボー一味、おもちゃみたいにキュートなビックリドッキリメカ、きっちりとパターンを踏襲した期待を裏切らないストーリー展開とマンネリを超えたお約束の笑い。「ヤッターマン」は放映終了後もさまざまなアイテムが商品化され、世代を超えてファンを増やし続けた。そして2008年にはTVアニメの新作が登場。クールなイマドキの子どもたちに圧倒的支持を得る。いつだってホンモノは、時代を超えるのだ。

 そんな「ヤッターマン」が、超ハイパーなエンターテインメント大作として実写映画化されるなんて誰が想像しただろう? ヤッターマン1号・2号はもちろん、お色気たっぷりのドロンジョや、メカの天才で女子高生好きなボヤッキー、怪力自慢のトンズラーというインパクト大なキャラを演じて観客を納得させる俳優が現実の世界にいるはずがない。
しかしヤッターマン1号=櫻井 翔というキャスティングが、不可能が可能になる瞬間を教えてくれた。〈嵐〉のメンバーにしてニュースキャスター・俳優と多才な活躍を見せる彼が衣装をつけた瞬間、ヤッターマン1号として動き出し、新たなヒーロー像を体現する。そんな1号の相棒にしてガールフレンドのヤッターマン2号には『櫻の園−さくらのその−』の福田沙紀。一作ごとにジャンプアップする存在感で2号を演じ、アクションにも体当たりで挑戦した。そして最も気になるのが、ドロンジョを誰が演じるか。健康的なお色気と意外に純な乙女心、そんなアニメとは異なるキャラクターを完璧に作り上げた深田恭子は、女優として新たな領域に足を踏み入れた。ボヤッキーの生瀬勝久はまさにハマリ役。体を張って、凄腕のプロとして笑いを取る。お笑い芸人としてブレーク中のケンドーコバヤシが、トンズラーとして本格的演技に挑んだのも見どころのひとつだ。さらにストーリーの鍵を握る海江田博士役に阿部サダヲ。多面性のあるキャラクターを彼らしい味付けで“怪演”し、期待通りの大暴れを見せる。

豪華多彩なキャストからパワフルな演技を引き出したのは“邦画界の鬼才”こと三池崇史監督。「日本で映画監督をやる限り、『ヤッターマン』を映画化するまでは死ねない!」と言い切る三池監督の本気ぶりは完成した映画を見れば明らか。とにかく驚きの連続なのだ。衣装から美術セットまで“格好よさ”に貫かれたビジュアル、スケール感のあるストーリーと奥行きのある人間ドラマ。これは大人の観客の心にもズバっと切り込む真剣勝負の大作なのだ。泥棒の神様ドクロベエvs.ヤッターマンの死闘、ドクロストーンを巡る白熱の攻防、そしてオリジナルのアニメにはなかったヤッターマン1号を巡る恋——TVサイズには到底収まりきらないスケールだからこそ、映画での実写化の意味はある。
この映画は事件だ。過去に似たような作品はないし、未来にこれを超える映画はそう簡単に現れそうもない。映画『ヤッターマン』、ついに発進!

ストーリー





ガンちゃん(櫻井 翔)は高田玩具店のひとり息子。父が開発中だった犬型の巨大ロボット・ヤッターワンを完成させ、ガールフレンドの愛ちゃん(福田沙紀)とともに、愛と正義のヒーロー、ヤッターマン1号・2号としてドロンボー一味と戦っている。ドロンジョ(深田恭子)をリーダーに、ボヤッキー(生瀬勝久)、トンズラー(ケンドーコバヤシ)の一味は、泥棒の神様ドクロベエの手先となり、4つ全部が集まると願いが叶うという伝説のドクロストーンを探しているのだ。

 実は、考古学者の海江田博士(阿部サダヲ)はすでにドクロストーンのひとつを手に入れていたが、それを娘の翔子(岡本杏理)に預け、2つ目を探すためナルウェーの森へ旅に出たまま行方不明になっていた。

ガンちゃんと愛ちゃんに出会った翔子は、父を探すのを手伝ってほしいと頼む。博士が立ち寄ったはずのオジプトへ、ドロンボー一味が向かったとの情報を得たガンちゃんと愛ちゃんはヤッターマンに変身。ヤッターワンを出動させ、翔子と小型ロボットのオモッチャマを伴ってオジプトへ急行する。

一行は砂漠の遺跡で、新たなドクロストーンを発見。そこへ、ドロンボー一味が最新メカのバージンローダーに乗って現れる。激しいバトルの末、何とかドクロストーンを守ったヤッターマンたち。しかし、戦いの壮絶さに耐え切れず崩壊する遺跡。窮地に陥ったドロンジョを抱いて救出したのは、なんとヤッターマン1号。まるで運命の相手と出会ったときに訪れるようなマジカルな時間が二人の間に流れた。幸福な花嫁を夢見ていたドロンジョはたちまち恋に落ち、1号も動揺を隠せずにいる。そんな2人を皆は複雑な思いで見守る。

今やヤッターマンの基地にドクロストーンが2つ。一方、世間では重大な異変が起きていた。銀行から現金が消え、カレンダーから火曜日が消え、あの山も橋も消えてしまった。この混乱はドクロストーンと関係があった。ドクロストーンが集まると時間の流れが狂い、その影響でいろいろなものが消える。4つ全部が集まったら地球が消えてしまうかもしれないのだ。
1号・2号、そして翔子は、4つ目のドクロストーンがあるという南ハルプスへ向かう。いよいよ最終決戦。ヤッターマンは悪を倒し、地球を救うことができるのか? 敵味方全員を巻き込んだドロンジョの恋の行方は? そして、ついに明らかになるドクロベエの驚くべき正体とは?!

スタッフ

監督:三池崇史
原作:竜の子プロダクション
主題歌:嵐「Believe」
製作総指揮:佐藤 直樹、島田洋一
製作:堀越徹、馬場 清
エグゼクティブプロデューサー:奥田 誠治、由里 敬三
プロデューサー:千葉 善紀、山本 章、佐藤 貴博
脚本:十川 誠志
音楽:藤原 いくろう、神保 正明、山本 正之
撮影:山本 英夫(J.S.C)
美術:林田 裕至
照明:小野 晃、藤森 玄一郎
録音:中村 淳、柳屋 文彦
編集:山下 健治
音響効果:柴崎 憲治
キャラクターデザイン リファイン:寺田 克也
キャラクタースーパーバイザー:柘植 伊佐夫
スタイリスト:伊賀 大介
CGIプロデューサー:坂 美佐子
CGIディレクター:太田垣 香織
装飾:坂本 朗
キャスティング:杉野 剛
助監督:山口 義高
製作担当:深津 智男
企画制作:日活
制作プロダクション:日活撮影所
制作協力:ジャンゴフィルム
製作:日活/日本テレビ/タカラトミー/松竹/バップ/読売テレビ/文化放送/ジェイ・ストーム/ホリプロ/オー・エル・エム/竜の子プロダクション

キャスト

櫻井 翔 
福田沙紀 
生瀬勝久 
ケンドーコバヤシ 
岡本杏理 
阿部サダヲ 
深田恭子

(声の出演)
滝口順平 
山寺宏一 
たかはし智秋

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