原題:the white countess

戦火の中での出会いと別れ… ふたりに“希望の光”は照らされるのだろうか!?

2005年12月21日全米公開

2005年/アメリカ/カラー/136分/35mm/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル・DTS・SDDS/ 協力:パラマウントホーム エンタテインメント 配給:ワイズポリシー、東宝東和

2007年08月03日よりDVDリリース 2006年10月28日(土) Bunkamuraル・シネマ他にて全国拡大公開

(C)Merchant Ivory Productions/WISEPOLICY and TOHO-TOWA

公開初日 2006/10/28

配給会社名 0043/0002

解説


『日の名残り』のブッカー賞作家“カズオ・イシグロ”書きおろしの脚本と、名匠ジェームズ・アイヴォリーが再びタッグを組んで描く壮大な大河ロマン

映画史に残る名作『日の名残り』から13年。監督のジェームズ・アイヴォリーとプロデューサーのイスマイル・マーチャントが脚本執筆を依頼したのは、『日の名残り』の原作者カズオ・イシグロ。彼が書きあげたのは、第二次世界大戦前夜、混沌とした上海の租界地区で日本人ビジネスマンとして働いた祖父の人生からインスパイアされた、華麗にして悲劇的な愛の物語。傾城の街で出逢った男女の波乱に満ちた運命は、イシグロならではの気品高い滅びの美学に貫かれている。それをゴージャスな映像美でカメラに収めたのは、『花様年華』『2046』などウォン・カーウァイとのコラボレーションで知られる才人クリストファー・ドイル。本作は、マーチャント・アイヴォリー映画の最終作としても欧米のマスコミから大きな注目で迎えられた。

ストーリー



1936年 — 激動の上海で時代に翻弄される男と女。
ふたりの出逢いは偶然なのか?それとも、必然なのか?

ジャズのメロディー、タバコの紫煙、女たちのさざめき、衣擦れの音に混ざる秘密の会話…
舞台は退廃的なムードであふれる上海の夜総会(クラブ)。ロシアから亡命を余儀なくされた美しき伯爵夫人ソフィアは、家計を支えるためホステスとして働いていた。そこへ、かつては“国連最後の希望”と賞賛されながら、不条理な暴力により愛する家族と視力を奪われた元外交官、ジャクソンが訪れふたりは出会う。ジャクソンはこの出会いを機に、自身が理想とする夢のバー“白い伯爵夫人(ホワイト・カウンテス)”を上海にオープンさせ、彼女を“店の華”として招き入れるが、ふたりの関係は、決して私生活まで足を踏み入れることはなかった。そんなある日、突如として日本軍の上海侵攻が始まり、“白い伯爵夫人”にも火の手が延びる—
果たして戦火の中で、ふたりの見つめる希望のゆくえとは……。

スタッフ

監督:ジェームズ・アイヴォリー[日の名残り][金色の嘘]
脚本:カズオ・イシグロ[日の名残り]
撮影:クリストファー・ドイル[2046][花様年華]

キャスト

レイフ・ファインズ
ナターシャ・リチャードソン
真田広之
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
リン・レッドグレイヴ

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