原題:The Grudge 2

伝染病、核兵器、天変地異・・・ この夏、もっと怖い“カヤコ・ショック”が日本を襲う!

2006年10月13日全米公開

2006年/アメリカ/カラー/35㎜/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD DTS SDDS/92分/ 配給:ザナドゥー×エイベックス・エンタテインメント

2008年03月28日よりDVDリリース 2007年8月11日、池袋シネマサンシャイン・新宿トーア・TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国ロードショー!

(C)2006 GHP 4 - GRUDGE 2, LLC. All rights reserved.

公開初日 2007/08/11

配給会社名 0103/0316

解説


徹底的な恐怖描写で全世界を恐怖のドン底におとしいれた映画史上最も怖い映画“呪怨”シリーズ。
その恐怖と戦慄は、オリジナル・ビデオ版「呪怨」(99)、「呪怨2」(00)にはじまり、全国興収5億円をあげた映画版『呪怨』(02)、さらに全国興収11億円の大ヒットとなった『呪怨2』(03)、そして全世界で1億8千万ドル(約212億円)の興収を稼ぎ出したハリウッド版『THE JUON/呪怨』(04)を経て、ついに人類がいまだ踏みこんだことのない怖さの極限に到達した。
そのシリーズ最新・最恐作が、『呪怨 パンデミック』だ!

【パンデミック】世界的な流行病に対する医学用語。ある感染症が世界的に流行することを言う。感染爆発、あるいは汎発流行。

日本で、世界で、ついに始まった呪いと憎悪のパンデミック!そして、今明かされる映画史上最も恐ろしく邪悪なる怨霊、“伽椰子”誕生の秘密!もう、逃げられない。もう、誰にも止められない。“伽椰子”の底なしの怨念は海を渡り、全世界へと過激なる増殖と拡大を開始した。それは、人類にとっての取り返しのつかない破滅のはじまりだった…。
全米では3,211スクリーンで公開され、『THE JUON/呪怨』に続いてボックス・オフィス初登場第一位となる大ヒットを記録。そのスケールの大きな恐怖と戦慄は世界各国を震撼させながら、ついに日本に上陸する!

監督はもちろん“呪怨”シリーズの創造主、清水崇。ハリウッドでの歴史的成功を経て、今や世界のホラーをリードする巨匠となったジャパニーズ・ホラーの旗手が、かつてなくパワフルでスケールの大きな恐怖でまたしても世界を震え上がらせる!

世界的なジャパニーズ・ホラー・ブームの仕掛人で、ワールドワイドに活躍する日本人プロデューサー、一瀬隆重をはじめ、『スパイダーマン』シリーズの監督サム・ライミ、ロブ・タパート(『死霊のはらわた』『ダークマン』)という強力なプロデューサー陣、脚本のスティーブン・サスコ、音楽のクリストファー・ヤング(『ゴースト・ライダー』、『スパイダーマン3』)、編集のジェフ・ベタンコート(『エミリー・ローズ』『ストレンジャー・コール』)、美術監督の斎藤岩男(『女優霊』『予言』)など、主要スタッフのほとんどは『THE JUON/呪怨』にひき続いての担当。撮影監督には今回、『Kids Return キッズ・リターン』『座頭市』などの北野武作品や『バトル・ロワイアル』の柳島克己が参加、奥行きのある光と影の映像美で極上の恐怖をさらに盛り上げる。
出演は、姉を追ってカリフォルニアから日本へやってきて呪いの連鎖に巻き込まれる主人公オーブリーに『ザ・リング』『恋するジーンズと 16歳の夏』のアンバー・タンブリン、事件を追う香港人記者イーソンに『インファナル・アフェア』シリーズ、『頭文字D THE MOVIE』のエディソン・チャン、東京のインターナショナル・スクールに通う女子高生で、友人に誘われ呪われた家に踏み込んでしまったアリソンに『Be Cool/ビー・クール』『アメリカン・パイ in バンド合宿』のアリエル・ケベル。その同級生ミユキを演じるのは、スーパーパフォーマンスユニットAAA(トリプル・エー)のヴォーカルを務め、本作が映画デビューとなる宇野実彩子。その他、『明日、君がいない』のテレサ・パーマー、『Disturbia(原)』『Asylum(原)』のサラ・ローマー、『ステップ・アップ』のジェナ・ディーワン、『グレイテスト・ゲーム』のマシュー・ナイト、『ホワイト・ライズ』『クモ男の復讐』のクリストファー・カズンズ、『ブレード・ランナー』『ゴースト・オブ・マーズ』のジョアナ・キャシディ、『フラッシュダンス』『フォー・ルームス』のジェニファー・ビールスらが脇を固める。また、『THE JUON/呪怨』に引き続き、『バフィー〜恋する十字架』『スクリーム2』『ラストサマー』のサラ・ミシェル・ゲラー、『クロッシング・ガード』『ドリームクルーズ』の石橋凌が再び顔を見せるのも見逃せない。さらに、シリーズの恐怖の原点ともいえる存在、佐伯伽椰子と佐伯剛雄にはシリーズ全作を通じこの役を演じ続けてきた藤貴子と松山鷹志。息子の佐伯俊雄には今回新たに、『奇談』『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の天才子役、田中碧海が起用された。

ストーリー

東京、インターナショナル・スクールに通うアリソンは、クラスメートのヴァネッサとミユキに連れられ、呪われた幽霊屋敷として有名な住宅街の一軒家にやってくる。その家ではかつて佐伯伽椰子という女性が夫に惨殺され、当時6歳だった伽椰子の息子、俊雄も行方不明のままだった。ヴァネッサとミユキはアリソンをからかって楽しもうと、彼女を騙して二階の押入れに入れると引き戸を閉めて彼女を閉じ込めた。ところが、手を離しても戸は開かなくなってしまう、やがて暗闇に閉じ込められたアリソンの目の前に…。
少女たちの面白半分の割るふざけはその家に宿った恐ろしい怨念を呼び覚ましてしまった。
そしてそれは、人類にとって取り返しのつかない破滅への第一歩だった…。

東京の大学で福祉を学んでいた姉のカレンが事件に巻き込まれて入院したことを知らされたオーブリーは日本へ飛んだ。彼女は病院で放火の容疑者として警察の監視下にある姉と再会するが、姉は興奮して手がつけられない状態だった。オーブリーはそこで香港からやってきた記者のイーソンと出会う。彼は3年前に起きた無理心中事件に端を発する謎の連続死や失踪を追っており、燃え盛る家の中からカレンを救い出した人物でもあった。オーブリーがイーソンから“あの家”で起きたおぞましい事件を聞かされているとき、カレンは監視の目を盗んで屋上へ上がると、オーブリーとイーソンの目の前にその身を投げ、即死した。イーソンはそのときカレンの遺体にまとわりつく伽椰子の姿を見た…。

シカゴ。小学生のジェイクは複雑な心境だった。その日、父親ビルの再婚相手トリッシュが引っ越してきたのだ。若く美しい継母トリッシュは優しく、姉のレイシーとも仲が良かったが、ジェイクはまだ母親の死から立ち直っていなかった。そして、彼にはもう一つ気がかりなことがあった。それはアパートの隣に住むフレミング家の何かを隠しているような挙動不審な行動だった。やがて、隣の部屋から毎晩壁を叩くような不気味な音がしはじめるとアパート全体が重苦しい空気に包まれ、住人の誰もが異常な行動を取るようになっていく。

“あの家”で恐ろしい経験をして以来、アリソンとヴァネッサ、ミユキは常に何か得体のしれないものにつきまとわれ、精神的なバランスを失っていった。やがてミユキが渋谷のラブホテルで行方不明となり、続いてヴァネッサも消息を絶った。さらに行方不明の生徒を探しに“あの家”に足を踏み入れた校長先生までもが霊に取り憑かれていた。アリソンは、一刻も早く日本を脱出して故郷のシカゴに帰りたいと思うのだった。

イーソンはこれまで調査してきた事件の全貌をオーブリーに話して聞かせた。そして2人は、すべての発端となった“あの家”へ向かい、そこで一冊の日記を発見する。それは幼い頃から書き続けられていた伽椰子の日記だった。日記には霊媒師だった伽椰子の母親が病人たちに宿っていた悪霊を幼い伽椰子に食べさせていたことが綴られていた。イーソンとオーブリーは田舎に住む伽椰子の母親を訪ねることにする。しかし、その前夜、イーソンは伽椰子の霊に襲われて絶命してしまう。オーブリーは単身、伽椰子の母を訪ねる。だが、そこでも解決策は見つからず、逆にオーブリーについてきた伽椰子の霊によって伽椰子の母親は殺されてしまう。オーブリーはすべてを終わらせるために、もう一度“あの家”に向かった。そして、そこには想像を遥かに超えた恐怖が待っていた…。

ジェイクの住むアパートで起きている怪奇現象は、日本から戻ってきたある隣人に取り憑いていた伽椰子と俊雄の強烈な怨念によるものだった。やがて、その怨念はついに暴走をはじめ、アパートの住人を次々と暗黒の底へと引きずり込んでいくのだった…

スタッフ

音楽:クリストファー・ヤング
編集:ジェフ・ベタンコート
美術:斎藤岩男
撮影:柳島克己
コー・プロデューサー:マイケル・カーク、ドリュー・クレベロ、シンタロウ・シモサワ
ライン・プロデューサー:ビル・バナーマン
エグゼクティブ・プロデューサー:ジョー・ドレイク、ネイサンカヘイン、ロイ・リー、ダグ・デビッドソン
脚本:スティーブン・サスコ
プロデューサー:サムライミ、ロブ・タパート、一瀬隆重
監督:清水崇

キャスト

アンバー・タンブリン
アリエル・ケベル
ジェニファー・ビールス
エディソン・チャン
宇野実彩子
サラ・ミシェル・ゲラー
石橋凌

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