2005年/日本/カラー/102分/35mm/ヴィスタサイズ/DTS-SR 配給:シネカノンパブリッシャーズ

2008年02月29日よりDVDリリース 2006年9月30日より渋谷シネ・アミューズ他全国順次ロードショー 

(C)2005BSプロジェクト

公開初日 2006/09/30

配給会社名 0034

解説


原作は70万部を超えるロング・ベストセラー
全国15万人以上にも広がる支援者ネットワーク

 映画の原作者である郡司ななえさんの『ベルナのしっぽ』は発表以来、児童書・絵本などのシリーズ化を合わせると100万部を超えるロング・ベストセラーとなっており、TVドラマ化や様々なメディアで取り上げられている。また著作活動とともに盲導犬への理解と支援普及を進めるための講演会「盲導犬ベルナのお話の会」は通算900回を数える。その彼女の活動に賛同したボランティアネットワークが現在全国に15万人以上にも広がっている。『ベルナのしっぽ』は現在大きく広がった同会の原点となる物語である。
 主人公しずくには盲目という難しい役に挑戦し、情感豊かに演じ、この作品が映画初主演となる白石美帆。今回、盲導犬としずくのよき理解者で全盲の夫役を田辺誠一、娘しずく一家を温かく、やさしく見守る母親役で市毛良枝が好演している。監督は、「学校の怪談」シリーズなど数々の作品の助監督をつとめ、劇場用長編映画初監督となる山口晃二。主題歌はこの映画のために書き下ろした「情熱+」を広瀬香美が歌う。

ストーリー

 昭和56年5月。明るい光の差し込む盲導犬訓練所の一室で、元永しずく(白石美帆)は緊張しきった表情で「アイメイト」との対面を待っていた。アイメイトとは、視覚障害者の“目の代わり”をしてくれる盲導犬のこと。24歳のときに病気で視力を失い、建築デザイナーへの道を立たれたしずくは、新しい夢を手に入れるため、子供の頃からの犬嫌いを克服して盲導犬とパートナーシップを組む決心をしたのだった。やがて、指導員に連れられて、しずくのパートナーとなるベルナが連れてこられる。その頭を撫ぜながら、しずくの顔に安堵感が広がっていく。 ベルナと一緒に電車を乗り継ぎ、訓練所から帰ってきたしずくを、やはり視覚障害を持つ夫の隆一(田辺誠一)が出迎える。ベルナを紹介された隆一は「ベルナの頭に手を置いてみて」としずくを優しくうながし、その上に自分の手を重ねる。「ひとり増えたからね、家族の儀式だ」。こうして、新しい家族・ベルナを加え、しずくと隆一の新しい生活が始まった——。

スタッフ

製作総指揮:井川幸広/奥山和由/川野真寛
プロデューサー:中林千賀子
アソシエイト・プロデューサー:山本恭史

原作:郡司ななえ「ベルナのしっぽ」(ナナ・コーポレート・コミュニケーション刊)

監督:山口晃二

脚本:鈴木智
音楽:和田貴史
撮影:釘宮慎治(J.S.C)
照明:舟橋正生
録音:山田幸治
編集:川島章正
美術:松田光畝
衣裳:宮本まさ江
キャスティング:星久美子
助監督:毛利安孝
製作担当:本藤雅浩

主題歌:広瀬香美「情熱+」(ビクターエンタテイメント)

製作:BSプロジェクト
制作:ティー・オー・ピー
配給:シネカノンパブリッシャーズ
協力:シネカノン
宣伝:る・ひまわり

キャスト

しずく:白石美帆
隆一:田辺誠一

塚田俊子:市毛良枝(特別出演)

伊藤啓子:板谷由夏
稲垣道雄:北見敏之
鈴木美樹子:根岸季衣
タバコの男:津田寛治(友情出演)
元永隆太(幼稚園):中村咲哉
元永隆太(小学生):鵜澤正太郎
井上勇造:伊藤洋三郎
樫山徹:蛍雪次朗
駅員:佐藤正宏

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