原題:BACK DANCERS!

情熱のダンスムービーに、やがてココロが踊りだす!

2006年/日本/117分/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル 配給:ギャガ・コミュニケーションズ powered by ヒューマックスシネマ

2007年02月02日よりDVDリリース 2006年9月9日(土)、渋谷東急ほか全国松竹・東急系にてロードショー

(C)2006『バックダンサーズ!』製作委員会

公開初日 2006/09/09

配給会社名 0025

解説


 街角で、ゲーセンで、TVで・・・よくよくあたりを見渡せば、いつもどこかで誰かが踊ってる2006年ニッポン。ヒットチャートの上位を席巻するダンスミュージックや、ストリートで踊るダンサー予備軍に留まらず、子供だけのダンスユニットがデビューし、女子高生のもっぱらの趣味は“ダンス”とサブカルチャーとして一部のトンガった人たちだけのものから、ちょっとしたスペースと音楽があれば誰にでも楽しめる趣味へと“ダンス”は大きく変化した。いまやカルチャーとしてもファッションとしても“ダンス”が広がっていくそんな中、その熱気に誰もがいつしかステップを踏んでしまう本格ダンスムービーが誕生する!
 人気絶頂の真っ只中、電撃引退を発表したトップヴォーカリスト。そして残されたのは、唯一の共通点「ダンスが大好き」以外は、夢も性格もバラバラな4人のバックダンサー。と、彼女たちを押し付けられた・・・もとい任された、新米マネージャー。突然、華やかなステージから追い出されて、気持ちが揺れる4人。何のために踊るんだろう? どこがゴールなんだろ? でも、そろってステップを踏めば、言葉に出来ない答えを心と体が感じていた—。
 誰もが抱えてる、なにがゴールなのか分からないもどかしさや、見えない未来に不安な心。それを乗り越えるのは友情、そして一緒に夢を追い続ける事。
 この秋、情熱の青春ストーリーに、笑って泣いて、やがてココロが踊りだす!

●“踊れる”を絶対条件に選ばれた4人のキャストのもと集結した、日本を代表する豪華トップダンサーたち!

4人のバックダンサーズに抜擢されたのは、SPEED解散後、「Confession」「Eternal Place」をリリースするなどソロアーティストして大きく飛躍を遂げたhiro、『ウォーターボーイズ』『ラヴァーズ・キス』などで恋する乙女心を瑞々しく演じた平山あや、音楽活動だけでなく、最近では女優としても注目されているソニン、「ドラゴン桜」などのTVドラマから、『NANA』『LOVEHOTELS』など映画出演が相次ぐサエコ。本作の第一条件である“踊れる”を基準に選ばれた4人だが、迫真のダンスシーンのために100時間を超えるレッスンが続けられた。
 振付を担当したのは、そのクリエイティヴな振付が数多くのアーティストに支持を受けるIZUMI、EXILE主演ミュージカル「HEART of GOLD」の振付など、多方面で活躍しているTERUYAの二人。日本でもトップのコレオグラファー(振付師)である彼らに加え、DA PUMPのKENも特別参加。これ以上は考えられない豪華でハイレベルな指導者を得た4人は、ダンスユニットとしてすぐにでもデビューできる程、ピッタリ息のあった“バックダンサーズ”に生まれ変わった。
 さらに、本作ではエキストラとして日本のトップダンサー100名以上が集結、磨き抜かれたテクニックと燃え上がるスピリットを披露する。

●心をわしづかみ、体を揺さぶるミュージック! 注目の女性ヴォーカル、ロック、バックトラック—これが旬の音だ!

 ダンスに命を吹き込むのに、音楽は欠かせない。『バックダンサーズ!』には、音楽映画としても十分成立するほど、豪華なミュージシャンたちが顔を揃えた。
 トップヴォーカリスト樹里に扮するのは、人気ダンスユニットdreamで注目され、映画、TVでも活躍中の長谷部優。バックダンサーズのライバルユニットを率いるヴォーカリスト如月真由には、エイベックスの超大型新人、舞。歌、演技ともに豊かな表現力と高いクオリティで、観る者を魅了する。
 さらに、バックダンサーズを温かく見守るオヤジロックバンド“スチールクレイジー”のヴォーカル、ジョージに陣内孝則。いつまでもやんちゃさが抜けないながらも、実は秘密を抱えるストイックなロッカーというキャラクターは、まさにハマリ役と言える。スチールクレイジーの楽曲はドラムのロジャー役で参加するつのだ☆ひろが担当、本物のロックを知るベテランたちが、白熱の演奏を繰り広げるライブシーンも話題の一つだ。
 加えて、ダンスシーンを彩るバックトラックを手がけるのは、今井了介、DJ KIRA、sinといったダンスミュージックシーンの第一人者たち。幾多の大物アーティストのサウンドプロデュースで培った、まさに、“旬の音”をフィルムに焼き付けている。

●数々の大ヒットドラマで時代を築き上げたフジテレビのエース演出家、永山耕三 遂に映画初メガホン!

 その他の出演者にも、期待の若手や個性派俳優たちが名をつらねている。バックダンサーズを押し付けられて奮闘する新人マネージャー茶野に、『シムソンズ』『東京大学物語』の田中圭。DJケンに『日本の黒い夏』『赤い橋の下のぬるい水』の北村有起哉。加えてストリートダンス界のカリスマ・テルに真木蔵人、敏腕宣伝マンの美浜に木村佳乃、よしかの母親・なおみに石野真子らが扮し、物語に多彩な味わいを与えている。監督は、「東京ラブストーリー」「ロングバケーション」など、数々の名作ドラマの演出で知られる永山耕三。ダンスをこよなく愛し、ダンスミュージカル「1999…月が地球にKISSをする」、EXILE主演ミュージカル「HEART of GOLD」の作・演出も手がけた経験を生かし、監督第1作目から一大エンタテインメントに挑む。脚本に永山監督とコンビを組んだ「スローダンス」で、若い感性が生み出した台詞が高く評価された衛藤凛を迎え、月9ドラマで見せた“洗練された映像世界”で瑞々しい若者群像をスタイリッシュに描き上げる。

ストーリー




夢を追い続ける全ての人に贈る、拍手喝采の青春ストーリーが今始まる!
運良く、スカウトされた。運悪く、ヴォーカルが消えた。
— 私たちはバックダンサーズ。
 人気絶頂の真っ只中、電撃引退を発表したトップヴォーカリスト樹里。そして、残されたのは4人のバックダンサーたち。まじめで不器用だけどダンスへの情熱は誰にも負けないミウ。才能に恵まれ、ダンスの腕は4人の中でも抜群なリーダー格のよしか。皆より少し年上でなぜか結婚願望の強いともえ。実はアイドル歌手になりたい愛子。将来の夢も性格もバラバラな彼女たちを繋いでいたのは、たったひとつ“ダンス”だけ!

踊っててどうなるの? ダンサーにゴールってあるの?
— 私たちは迷い始めた。
 いつまでも続くと思っていた、華やかなステージを失くした4人。事務所は樹里が戻ってくると信じ、とりあえず彼女たちを新米マネージャーの茶野に押し付ける。茶野と共に活動を再開するバックダンサーズ。けれど、メインのいない彼女たちに、まともな仕事なんか来ない。「やめちゃおっかな」とつぶやく愛子。フリーター生活に戻ろうかと考えるともえ。とにかく踊らないと、生きている気がしないミウとよしか。初めて“将来”なんてものを考え始めた4人に、茶野は時代遅れのオヤジロックバンド“スチールクレイジー”との共同ライブを企画する。スチクレのヴォーカル、ジョージは軽いノリに似合わず、伝説のミュージシャンという過去を隠す男だったが、実は、よしかとの間にもっとすごい秘密を抱えていることを本人もまだ知らない・・・。
スチクレをバックに歌い、踊る4人に、意外にも心うたれる茶野。もっとたくさんの人に4人のダンスを見てほしい!しかも茶野はダンスへの思いを熱く語るミウに惹かれ始めていた。

このまま終わりなんて、それでいいの?
— 私たちは踊れなくなった
 そんな中、バックダンサーズにライバル心を燃やす後輩ユニット〈如月真由withスーパータイガース〉がいきなり売れ始めたことから、事務所は樹里を見切り、バックダンサーズの解散を決める。最後のステージは、なんと真由たちの前座だった。本番直前に、これがラストステージだと知った4人は、ショックのあまり客の前で大ゲンカを繰り広げ、解散どころかレコード会社をクビになり、遂にメンバーはバラバラに・・・。でも茶野だけは知っていた、彼女たちにはダンスに賭ける熱い情熱が秘められていることを・・・。「絶対に最後まであいつらの面倒を見る」バックダンサーズ再結成を願い、走り始めた茶野の元に、果たして4人は戻ってくるのか?
ずっと与えられるだけだったステージを自分達で創りだして、そこに“自分の居場所”を見つけ出すことはできるのだろうか?

スタッフ

監督・脚本・音楽プロデューサー:永山耕三
脚本:衛藤凛
ダンス監修:松澤いずみ(IZUMI)

キャスト

佐伯よしか/よしか:hiro
新井美羽/ミウ:平山あや
大澤巴/ともえ:ソニン
永倉愛子/愛子:サエコ
茶野明:田中圭
鈴木丈太郎/ジョージ:陣内孝則

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