原題:Stardust

地上に落ちた流れ星を巡り 豪華キャスト演じるユニークなキャラクター達が 繰り広げる愛と冒険のファンタジー

2007/08/10

2007/イギリス・アメリカ/カラー/128分 配給:UIP映画

2009年07月10日よりDVDリリース 2008年02月20日よりDVDリリース 2007年10月27日(土)より日劇3ほか全国ロードショー  

(C)2007 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

公開初日 2007/10/27

配給会社名 0081

解説


豪華俳優陣演じるユニークなキャラクターたちが贈る
この秋、壮大なスケールで描く愛と冒険のファンタジーが誕生!

いま映画界を席巻するファンタジー・ブームの中、最新作『スターダスト』はストーリーも登場人物もひときわ異彩を放つ作品である。夢と空想の純エンターテインメントでありながら、シニカルでエッジの効いた魅力はこれまでと一線を画している。果たしてその世界観とは…
満天の星空から地上に落ちた流れ星。それは美女に姿を変え、1人の若者と出会う。しかしその時まだ2人は知らなかった。その場所——“人間界の壁の向こう”には見たこともない魔法の世界が広がり、誰もが流れ星を狙っていることを…。次々と襲いかかる邪悪な力——永遠の命を手にするために“流れ星”を400年間待ち続けていた魔女、残忍だが人間味もある空飛ぶ海賊、王位継承を目論む王子と亡霊たちなど、かつてないユニークなキャラクターが豪華な俳優陣によって続々登場。想像を遥かに超えた大胆な発想と心躍らせるストーリーが繰り広げられていく、愛と冒険のファンタジーがここに誕生した。
強烈なキャラクターを演じているのは、ストーリーに惚れ込んだ映画界最高の名優たち。2度のオスカーに輝くロバート・デ・ニーロと、アカデミー賞に3度ノミネートされたミシェル・ファイファーが、それぞれ物語のカギを握る海賊キャプテン・シェークスピアと魔女ラミアを演じている。地上に落ちて美女となった流れ星イヴェインを可憐に演じているのが『ロミオ&ジュリエット』、『ターミネーター3』のクレア・デインズ。彼女を守る旅を通して成長していく主人公のトリスタン役には、『ヴェニスの商人』、『カサノバ』のチャーリー・コックスが大抜擢。本作品でブレイク必至の若手注目俳優である。その他にも『アルフィー』のシエナ・ミラーをはじめ、イギリスの個性派俳優である『トランスポーター2』のジェイソン・フレミング、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』のルパート・エヴェレット、『ナイトミュージアム』のリッキー・ジャーヴェイス 、そして『トロイ』の名優ピーター・オトゥールが結集。さらにナレーションを担当するのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイアン・マッケランと、豪華な共演陣が顔を揃えている。このアンサンブル・キャストが広大な世界にちりばめられ、やがて流れ星という1つの目的に向かって集結してくる様はまさに壮観。娯楽映画ならではの贅沢がたっぷりと味わえる。

世界が認めたイギリス・カルチャー界を代表する2つの才能が見事に融合。
新たなるエンターテインメント映画の歴史の扉が開かれる!

独創的な『スターダスト』ワールドを創り出したのは、天才的なストーリーテラーとして世界を魅了しているニール・ゲイマン。本作品では原作だけでなく製作も務め、様々なジャンルで賞賛を浴びているマルチ・クリエーターらしい才能を遺憾なく発揮している。イギリスの人気ファンタジー作家である彼は、文学界の中でも権威あるヒューゴー賞を3度受賞した他、ネビュラ賞や世界幻想文学大賞など数々の文学賞に輝いている。本作品の原作は、そんなゲイマンが1997年に発表したベストセラー・グラフィックノベルで、99年には小説化版も出版された代表作のひとつ。一方では『もののけ姫』の海外公開に際して英語版の脚本を担当したことでも知られ、その他にもユニークでファンタジックな物語を次々と生み出している。監督は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』を製作し、新ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグの出世作『レイヤー・ケーキ』を監督した俊英マシュー・ヴォーン。持ち味である歯切れのいい演出手腕を発揮し、超一流の娯楽作品を創り出している。いま世界中から注目を集める2人の才能のコラボレーションが、『スターダスト』で新たなファンタジー・カルチャーの歴史を変える存在となるのだ。
製作は、ワーナー時代に『ハリー・ポッターと賢者の石』や『オーシャンズ11』を手がけ、最近ではパラマウント映画を中心に『ザ・シューター/極大射程』や夏のブロックバスタームービー『トランスフォーマー』を手がけた名プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナベンチュラと、『ネバーランド』のマイケル・ドライヤーが担当。製作総指揮には『リディック』のデヴィッド・ウォマークの他、監督とマーヴ・プロダクションを設立したクリス・サイキエル、『ロック・ストック&スモーキング・バレルズ』『スナッチ』のペーター・モートン、スティーヴン・マークスが名を連ねている。ゲイマンの原作をヴォーン監督と共同で脚色したのは、小説家・脚本家・TV司会者・プロデューサーとして活躍するジェーン・ゴールドマン。撮影は『ハンニバル・ライジング』『レイヤー・ケーキ』のベン・デーヴィス。プロダクション・デザイナーは、『スター・ウォーズ』エピソード1・2・3を手がけたギャヴィン・ボケットが同じファンタジーの世界を表現している。衣装は『グラディエーター』のサミー・シェルドン。音楽もデーヴィス同様『ハンニバル・ライジング』『レイヤー・ケーキ』を手がけたアイラン・エシュケリが担当し、本作独特の壮大な映像美と世界観を後押ししている。さらに主題歌“ルール・ザ・ワールド”を、イギリスの伝説的なスーパー・ポップ・アイドル・グループ“テイク・ザット”が提供。90年代に全世界で驚異的なセールスを記録しながら突然解散し、10年ぶりに復活を遂げるや再びチャート1位を獲得するカリスマぶりを発揮。そんな彼らの最新曲が話題となるのは間違いない。

ストーリー




「結婚指輪の代わりに、あの流れ星を取ってきてあげる」
イングランドの外れにあるウォール村には、その名の通り決して超えてはならない壁があった。外の世界には知られざる秘密が隠されているというのだ。そんな村に住む18歳の青年トリスタンは、村一番の美女ヴィクトリア(シエナ・ミラー)に恋をしていた。ところが彼女にはハンフリー(ヘンリー・カヴィル)という恋人がいる。ある夜、何とかヴィクトリアを外に誘い出してはみたが、彼女は心を許してくれない。その時、星空から見たこともない光を放ちながら流れ星が落ちてくる。それを見たトリスタンは、壁の向こうに落ちた星を愛の証としてプレゼントすると約束。壁の外に広がる魔法の国、ストームホールドで何が待ち受けているかなど考えもしなかった。

「流れ星を手に入れたら、私たちは若さを取り戻せるのよ」
同じ頃、ストームホールドにいる魔女3姉妹、ラミア(ミシェル・ファイファー)、エンピューザ(サラ・アレクサンダー)、モルモ(ジョアンナ・スキャンラン)も流れ星を見て大喜びしていた。彼女たちは永遠の若さをもたらす流れ星を400年間も待ち続けていたのだ。新たな流れ星を追うのはラミアとなり、彼女は何世紀も前に手にした最後の“流れ星の心臓”を使って醜い姿から妖艶な姿に変身。魔法のお告げが示す場所へと急ぐのだった。

「このルビーを手にしたものが、新しい国王となる」
流れ星が落ちてきたのには、ストームホールド王(ピーター・オトゥール)の死が関係していた。行方不明の娘ウナを除き、王位継承を狙う7人の王子のうち4人が死亡。彼らは新しい国王が決まるまで亡霊として彷徨う運命だった。そしてついに王が息を引き取るという瞬間、後継者の証であるルビーのネックレスが夜空へ舞い上がり、遥かな空間できらめく星を弾き飛ばしたのだ。それは生き残った3人の王子による、ルビー争奪戦の幕開けを意味していた。

壁を超える決意をしたトリスタンは、父ダンストン(ナサニエル・パーカー)から18年前の出来事と出生の秘密を聞かされる。かつて父がストームホールドに足を踏み入れたとき、魔法の鎖につながれていた女性(ケイト・マゴワン)こそトリスタンの母であることを…。さらに母からの手紙とともに、幸運の花と“バビロンのロウソク”を渡される。「ロウソクを使えば、きっとすぐ会える。そのときは私のことだけを思って」——そして火をつけた瞬間、時空を超えたトリスタンは巨大なクレーターに放り出されてしまう。その場所には足を怪我した女性が横たわっていた。しかし彼女は母親ではなく、イヴェイン(クレア・デインズ)だと名乗る。ロウソクを使ったとき、トリスタンの頭を一瞬だけ「星」のことがよぎったのだ。ということは…いま目の前にいる女性が流れ星!?しかも彼女の胸には、夜空に消えた王位継承のルビーが輝いていた。ヴィクトリアへの贈り物が手に入ったトリスタンは大喜び。ところがイヴェインは星であるために昼間は動こうとせず、ウォール村への帰り道はなかなか先に進まない。それどころか、イヴェインは月から遣わされたユニコーンに乗って逃げてしまう。その先には邪悪なラミアが魔法の宿を作って待ち伏せしているだけでなく、さらに1人が毒殺されて残り2人となった王子、セプティマス(マーク・ストロング)、プライマス(ジェイソン・フレミング)と5人の亡霊が追跡を開始したことも知らずに…。
魔法の宿に到着したイヴェインは、女主人に変装したラミアの魔法の湯によって傷が癒え、身体から美しい光を放ち始める。それはラミアの策略で、彼女は“輝く心臓”を狙っていたのだ。一方トリスタンも星空からの声でイヴェインの危機を知り、通りかかったプライマスの馬車に便乗して宿にたどり着く。間一髪でイヴェインを救ったトリスタンたちだが、邪魔が入って怒り狂うラミアは先ずプライマスを殺し、トリスタンとイヴェインにも襲いかかる。2人に迫る魔法の炎——その時トリスタンはバビロンのロウソクを取り出して、「故郷を思うんだ!」と叫んだ。そして…。
瞬間移動した2人は雲の上にいた。それぞれが違う故郷を思い浮かべたことで、その中間に来てしまったのだ。そして2人は、残忍なことで恐れられている空飛ぶ海賊キャプテン・シェークスピア(ロバート・デ・ニーロ)に捕えられてしまう。地上では邪悪なパワーを増したラミアと、王子の唯一の生き残りである凶暴なセプティマスが待ち受けている。遥かな世界の果てまで駆け抜ける壮大なアドベンチャーは、まだ始まったばかりなのだった!

スタッフ

監督/製作/脚色 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェーン・ゴールドマン
原作 ニール・ゲイマン
製作 ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
製作 マイケル・ドライヤー
製作/原作 ニール・ゲイマン
製作総指揮 デヴィッド・ウォマーク
製作総指揮 クリス・サイキエル
製作総指揮 ピーター・モートン
製作総指揮 スティーヴン・マークス
撮影 ベン・デーヴィス
プロダクション・デザイナー ギャヴィン・ボケット
編集 ジョン・ハリス
衣装 サミー・シェルドン
音楽 アイラン・エシュケリ

キャスト

クレア・デインズ
チャーリー・コックス
シエナ・ミラー
リッキー・ジャーヴェイス
ジェイソン・フレミング
ルパート・エベレット
ピーター・オトゥール
ミシェル・ファイファー
ロバート・デ・ニーロ

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す