ますむらひろしの描くファンタジーワールド"アタゴオル"がフルCGと音楽を取り入れて世界のスクリーンへ!

2006年/日本/カラー/1時間21分/5巻/2200m/スコープサイズ/ドルビーSRD 配給:角川ヘラルド映画

2006年10月14日、恵比寿ガーデンシネマ、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか

(C)2006ますむらひろし・メディアファクトリー、アタゴオルフィルムパートナーズ

公開初日 2006/10/14

配給会社名 0058

解説


驚異のロングセラーを誇る伝説のコミックが、3D-CGアニメで待望の映画化!
あらゆる分野で流行のサイクルがどんどん短くなっている現代において、30年もの長い間、愛されつづけているコミックがある。連載開始当時からの熱狂的なファンはもちろん、次世代の新たな読者も獲得し続け、単行本の発売部数がシリーズで600万部を突破した、ますむらひろしの「アタゴオル」シリーズだ。
タイトルだけではわからない人も、2本足で立って歩き、言葉を話す猫のキャラクターと聞けば、ピンとくるだろう。彼らは「アタゴオル」シリーズの中だけにとどまらず、大ヒット映画「銀河鉄道の夜」やさまざまなCMに登場し、広く親しまれている。そんな猫たちが人間と共存している不思議な世界、それが”アタゴオル”である。美しい花が咲き乱れ、巨大な植物が天を突き、豊かな自然の恵みに満ちたユートピア。この作品が、これほどまでに長く熱狂的に支持されている理由は、誰もがアタゴオルで暮らしたいと願うからに他ならない。
絶大なる人気を受けて、早くから映画化が望まれていたが、他の何にも似ていないこの100%オリジナルの世界を映像化することは、簡単なことではなかった。しかし遂に、3D-CGという映画ならではのかたちで劇場版アニメーション誕生が実現した。2006年、スクリーンでアタゴオル・ワールドが花開く!

アタゴオルの超個性的な住人たちを演じる、豪華でバラエティ豊かな声優陣
個性溢れるキャラクターたちを演じる声優たちにも、豪華な顔ぶれが揃った。楽しく生きることを、あっぱれなほど追い求め、メーワクなのに愛さずにはいられないキャラクター・ヒデヨシには、アニメ作品の声優や洋画の吹替えの第一線で活躍し、俳優としても高く評価されている山寺宏一。ヒデコには、映画版の大ヒットも記憶に新しい、大人気アニメ「ケロロ軍曹」のタママニ等兵の声などで活躍している小桜エツ子。すべての生き物を植物に変えようとする植物女王ピレアには、演劇、音楽、執筆等ジャンルレスに活躍し、現代の「カッコいい女」と圧倒的な支持を受け、その一流で高貴なライフスタイルに注目が集まる夏木マリ。
その他、歴史を見守って生きている”目撃師”綱弦はユーモアと人情味溢れる演技で知られる谷啓、強くクールなギルバルスは若手俳優の中では群を抜く存在感を誇る田辺誠一、ピレアの第一の配下・竜駒には個性的な役柄を演じれば右に出る者のいない佐野史郎、森の王の娘ツキミ姫は、明るく元気いっぱい、フレッシュな魅力溢れる平山あや、親友ヒデヨシを優しく見守るテンプラは、今最も注目される若手俳優、内田朝陽が抜擢された。

一流スタッフ、スーパーアーティスト&”日本のピクサー”が3D-CGに挑む!
監督は、「イノセンス」などの押井守監督作品の演出で高く評価されている西久保瑞穂。圧倒的に楽しくかつ奥深い原作の魅力を余すところなく伝えると共に、大スクリーンならではのアドベンチャーを繰り広げ、涙なしでは見られない感動のラストシーンへと突き進む。
本作で最も注目されるのは、やはりアタゴオルのせ会を3D-CGで新たに描き出したことである。期待が高まる重責を果たしたのは、日本のピクサーとの呼び声も高いクリエイター集団”デジタル・フロンティア”。独創的なアタゴオル・ワールドを美術で表現したのは、「耳をすませば」の黒田聡。また、本作のもうひとつの見所は、”ナゾノヒデヨシとアタゴオル満腹楽団”が繰り広げる音楽とダンス、そしてピレアを始め主要キャストが随所で披露する歌のシーンである。踊り出さずにはいられないダンスミュージックや、心に沁みるハーモニーの楽曲を手がけたのは、現在活動再開中の米米CLUBの石井竜也。コンサートを仕切る猫・MCタツヤとして声の出演も果たしている。

ストーリー

お騒がせ猫ヒデヨシが禁断の封印を開けてしまった!
アタゴオルの運命は?

輝く太陽の下、みずみずしい緑と花が溢れ、夜になれば手が届きそうな満天の星に包まれる、ヨネザアド大陸の一角、アタゴオル。そこでは、猫たちと人間が言葉を交わし、仲良く暮らしていた。年に一度の祭りの日、アタゴオル随一のトラブルメイカーであるヒデヨシが、またしても事件を起こしてしまう。周りの制止も聞かずに、封印された禁断の箱を開けてしまったのだ。
中から現れたのは、世界を支配する野望を抱く植物女王ピレア。まもなく、ピレアを封印できる唯一の存在、植物王、輝彦宮(かがやきひこのみや)も現れる。ヒデヨシは輝彦宮にヒデコと名付け、2人はたちまち仲良しになる。ひたすら我が道を行き、美味しいもののためには友達も裏切るヒデヨシが、初めて友情を感じていた。
一方、ピレアが住人を植物に変え始め、ヒデコはアタゴオルを救うことを決意する。それはせっかく心を通わせたヒデヨシとの永遠の別れを意味していた・・・。

スタッフ

監督:西久保瑞穂
原作:ますむらひろし(メディアファクトリー「コミックフラッパー」連載)
脚本:小林弘利
エグゼクティブ・プロデューサー:三宅澄ニ、植木英則
プロデューサー:松村傑、山国秀幸
CGプロデューサー:豊嶋勇作
CGディレクター:毛利陽一
アニメーションキャラクター原案:福島敦子
色彩設計:遊佐久美子
美術デザイン:黒田聡
音楽プロデューサー:安井輝
オリジナルスコア:高橋哲也
音響監督:鶴岡陽太
音響制作:楽音舎
企画:ミコット・エンド・バサラ、デジタル・フロンティア
製作:デジタル・フロンティア

キャスト

山寺宏一
平山あや
内田朝陽
谷啓
石井竜也(特別出演)
谷山浩子(特別出演)
牟田悌三(特別出演)
小桜エツ子
ゆりん
佐野史郎
田辺誠一
夏木マリ

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