カナダ・モントリオール国際映画祭2005正式出品作品

日本/20O5年/カラー/94分 配給:キングレコード

2006年06月07日よりDVDリリース 2006年4月8日(月)より渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー公開

©2005 MATSUNASHI Tomoko ⁄ CHIKATENTO ROBAKUN All RIGHTS RESERVED

公開初日 2006/04/08

公開終了日 2006/04/28

配給会社名 0109

解説


「映画監督になりたい」・・・そんな夢を持つ若者達の可笑しくも切ない物語。出会い、別れ、恋、夢、希望、現実。誰もが一度は向かい合う人生の岐路。うまくいかない自分に苛立ちながらも可能性を信じて懸命に生きている。『映画監督になる方法』は、そんな人々の運命と物語が交錯して、意外な結末へと展開する青春群像ドラマです。

「登場人物全部が私であり、私の周りで、勝ったり負けたり、挫折したり調子に乗ったり、努力したり怠けたりしていた人たちです。」

監督・脚本は、インディーズ女流作家としてカリスマ的人気を誇る松梨智子。監督自らが体験してきた90 年代インディーズ映画シーンをベースにしたこの作品は、自伝的な側面を持ちながら、当時流行した様々なスタイルの自主映画のパロディ、更にはミュージカル風の歌や踊りも盛り込んだ娯楽作品に仕上がっています。
主演は、松梨監督の作品には欠かせない個性派俳優のまんたのりお。ヒロインは、小劇場演劇界のアイドル、劇団毛皮族の町田マリー。その他、厳正なオーディションを勝ち抜いた実力派の役者陣が脇を固め、作品を盛り上げます。
まんたのりお演じる映画監督を目指す若者の葛藤を軸に、町田マリーや松梨監督自身が体当たりの演技を見せる二つの恋物語を絡め、夢を見ることの喜びとその果ての現実をリアルに描きます。

ストーリー


映画監督志望のキタガワと斉藤。インディーズの映画祭で賞を取るも、プロになることは出来なかった。
その後、斉藤はミニシアター支配人アラキの助力を得て、自分が監督・主演の作品を完成させ公開することに。「イチゴちゃん」の芸名でコスプレをして、インディーズ映画界で有名になっていく。
一方、キタガワは自らの才能に絶対の自信を持つが一向に実作に結びつかず、主演女優と見込んだサクラコとの生活も破綻。やがて、再会した山本の勧めでAV 監督となり、徐々に評価を得ていくも映画監督への夢を捨てきれずにいた。
ある日、キタガワは山本に誘われて仕方なく「イチゴちゃん」の作品を見に行く。そこで10 年振りに再会を果たすキタガワと斉藤。その時、アラキからキタガワは提案を受ける。
「イチゴちゃん主演のAV を撮って、うちの劇場でかけませんか?」
初のアダルトビデオの劇場公開と言う話題性で、さらにイチゴちゃんを売ろうと言う魂胆のアラキ。しかし、キタガワにとっては初のチャンス到来である。
キタガワは、世の中をあっと言わせる大傑作を作ろうと、奔走することになるが・・・。

スタッフ

監督・脚本:松梨智子
撮影監督・照明・特殊メイク・特殊美術:西村窟廣
音楽:前田理恵
イチゴちゃんコスチューム制作:木村猛志((有)衣匠也)
製作:『映画監督になる方法』製作委員会制作委員会
制作:地下テントろばくん

キャスト

まんたのりお
町田マリー(毛皮族)
徳蔵寺 崇
松梨智子
いとうよしぴよ
藤井 樹
浅野麻衣子
山崎祐子(グラサンパンツ)
神本十兵衛
ミック入来
奏谷ひろみ
津田寛治

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す