原題:LA DOUBLE VIE DE VERONIQUE THE DOUBLE LIFE OF VERONIQUE

1991年/フランス、ポーランド/カラー/97分/ 配給:ビターズエンド

2006年11月25日よりDVDリリース 2006年3月25日(土)、Bunkamuraル・シネマにて『美しき運命の傷痕』に先がけてローソショー!

公開初日 2006/03/25

公開終了日 2006/04/07

配給会社名 0071

解説


世界中で愛され続ける傑作が
ニュープリントでスクリーンに甦る

1996年3月13日、54歳という若さでその生涯を閉じた世界的巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ。ナンニ・モレッティ、エドワード・ヤン、マイケル・ウィンターボトムといった名だたる映画監督たちの尊敬と賞賛を集め、遺稿「地獄」を映画化した『美しき運命の傷痕』が公開されるなど、今なお時代や世代を越えて影響を与え、支持され続けています。
その早すぎる死から10年がたった今年、彼の最高傑作とも言うべき『ふたりのベロニカ』がニュープリントでスクリーンに甦ります。1991年、『ふたりのベロニカ』はカンヌ国際映画祭で上映されました。「イレーヌなしではこの映画は作り得なかった」とキェシロフスキが絶賛。ついにめぐり会ったミューズ、イレーヌ・ジャコブの瑞々しい魅力は世界中を虜にしました。オレンジがかった落ち着いた色調の映像、ポエティックに叙情高める音楽──その幻想的で美しい物語は、15年の歳月を経た今も色褪せることなく輝きを放ち続けています。

幻想的で不思議な愛の物語

同じ年、同じ日、同じ時刻に生まれた二人──一方はポーランドの小さな田舎町で、もう一方はパリ郊外で。名前も同じベロニカ。双子のような瓜二つの容貌と同じ癖を持ち、ともに音楽の才能に恵まれていた。そして先天的に心臓を患っていることも共通していた。二人はお互いを知らずに暮らしているが、どこかに自分とそっくりなもう一人の存在を感じている。ある日、ポーランドのベロニカが心臓発作で死んでしまう。その痛みを感じとるパリのベロニカ。彼女のまわりで起こり始める不思議なできごと──死んだ彼女に導かれるように、まるで二人分の命を生きるかのように、パリのベロニカは本当の恋を見つけるのだった。

ストーリー

スタッフ

監督:クシシュトフ・キエシロフスキー
製作:レオナルド・デ・ラ・フエンテ
製作総指揮:ベルナール・P・ギルマン
脚本:クシシュトフ・キエシロフスキー、クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
撮影:スワヴォミール・イジャック
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル

キャスト

イレーヌ・ジャコブ
フィリップ・ヴォルテール
サンドリーヌ・デュマ
ルイ・デュクルー

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