初雪降ったらいいことあるよね?

2006年/日本/カラー/113分/ 配給:「シムソンズ」製作委員会

2006年07月28日よりDVDリリース 2006年2月18日より新宿シネマミラノにてレイトショー

(c)2006「シムソンズ」製作委員会

公開初日 2006/02/18

配給会社名 0696

解説


まだ記憶に新しい98年長野冬季オリンピック。数々の奇跡が私達に熱い感動を与えてくれた。
その長野冬季オリンピックで正式種目となり、アメリカとの大熱戦で日本を熱狂させ、歴史的名勝負を生み出した競技があったのを覚えているだろうか。
ゲームにおける、駆け引きの奥の深さから「氷上のチェス」とも呼ばれるその競技の名は「カーリング」。
しかし当時日本にはまだまだ馴染みの薄いスポーツだった…。
その4年後。北海道のオホーツク海に面した「ホタテと遺跡とカーリングの町」常呂町からソルトレークオリンピックに挑んだ4人の少女達がいた!カーリング女子日本代表=チーム名は『シムソンズ』。
平均年齢23歳の若いチームで、4人中3人が幼なじみという仲良しチーム。
彼女たちの熱いチームワークに日本中が沸いた!予選突破の夢は叶わなかったものの、『シムソンズ』4人のプレーは、観る人、応援する人に大きな夢を与えてくれた。
そんな彼女達『シムソンズ』の実話を基にした感動の青春ストーリーが、2006年トリノオリンピックの熱風とともにスクリーンに甦る!

ストーリー


北海道常呂町。地元の高校に通うごくごく普通の女子高生、伊藤和子(加藤ローサ)は、特に将来の夢もなく刺激のない毎日を過ごしていた。何の面白味もない小さな町で、小さくまとまっていく自分の将来に焦りを感じるも、見回してみたところで、ここには広大な土地と、オホーツク海しか無いのだった。常呂町に、たった一軒の喫茶店『しゃベりたい』で、名物“流氷ソーダ”を飲みながら、親友の林田史江(星井七瀬)とおしゃべりに興じ、ストレスを発散させていた。
そんなある日、1998年の長野冬季オリンピックに出場した常呂町の英雄、加藤真人(田中圭)が、地元のTVニュースに映っているのを見る和子。そう、ここ常呂町にはカーリングがあったのだ!
うっとりとした表情で、画面の真人を見つめる和子。和子にとっての唯一の刺激、それは和子のヒーロー“マサト様”だったのだ。今はもう、常呂町を離れてしまっている“マサト様”が、凱旋試合を行いに“常呂町カーリングホール”に帰ってくると、TVのニュースは伝えていた。
和子は、史江を引き連れて、真人の凱旋試合の応援へと出かけた。
そこで和子は、真人と親しげに話しをしている同級生の、尾中美希(藤井美菜)を見つける。
美希は、参加チームの中でも有力候補とされていたチームのメンバーだった。
…と美希が、チームのメンバーと、もめ始めた。ブラシを投げ捨て、ホールを後にする美希。
真人がそんな美希を追いかけていく。納得のいかないまま、会場をあとにする和子の目に、キラキラと光る文字が飛び込んできた。
そこには、『カーリング選手権 副賞 加藤真人直筆サイン入りブラシ』の文字。
ただ、立ちすくむ和子の前に、憧れの“マサト様”本人が現れた。
「チームつくってみる気ない?」真人のその一言に背中を押され、カーリングチームを発足することになってしまった和子。取りあえず、史江を巻き込んだ。
史江は、大学受験のための勉強に追われていた。親に言われるままに進学を目指していた史江。運動は今ひとつ自信がない。…が、親友である和子の頼みであれば、無碍に断ることも出来ず、軽い気持ちで加わった。さて、残る二人は…。
史江が、この子は!と、選んだのは農場の娘、小野菜摘(高橋真唯)だった。菜摘は牧場の長女。
将来はお婿さんに来てもらい、家業を継ぐことを期待されていた。一生常呂町で生きていくのだろうと思いながら、日々家の手伝いに励んでいた。和子は、史江に連れられ、働く菜摘の様子を伺い見た。
菜摘が牛の世話をしている。そして、牛舎の掃除をしている菜摘の腰つきに一目惚れした。
菜摘を迎え、メンバーが3人そろった。
和子が決めたチーム名は『シムソンズ』。
アニメのタイトルから思いついたのだった…が、そのアニメ、本当のタイトルは、『シンプソンズ』だった。
翌日、残る一人のメンバーを、真人が紹介するという。約束の場所へ行くと、そこにいたのはあの尾中美希だった。
加えて…、『シムソンズ』のコ一チとして現れたのは、大宮平太(大泉洋)だ。無精ひげにダサいジャージ姿の平太は、真人に頼まれ無理矢理コ一チを引き受けさせられたと言う。
和子の目論見が、ことごとく崩れていく…。
が、とにもかくにもカーリングチーム『シムソンズ』が結成された。
そして、不純な動機にチームワークもバラバラな4人の少女とワケあり漁師による即席チーム『シムソンズ』は、北海道大会に向け、走り出したのだ!
果たして彼女たちは勝利を手にすることが出来るのか!

スタッフ

製作:「シムソンズ」製作委員会
製作総指揮:榊原信行
プロデュース:森谷雄
監督:佐藤祐市
脚本:大野敏哉
音楽:佐藤直紀
主題歌:JUDY AND MARY「BLUE TEARS」
マネジメントプロデューサー:池本浩史/松葉せつこ
ラインプロデュ一サー:須永裕之
撮影:川村明弘
照明:三重野聖一郎
美術:太田喜久男/井上心平
録音:島田隆雄
映像:高梨剣
編集:深沢佳文
スクリプター:幸縁栄子
スタイリスト:棚橋公子
メイク:清水惇子
助監督:坂本栄隆
制作担当:平増邦秀
常呂町担当:長谷川京
スチール:石川登栂子
企画協力「シムソンズ」(関和章子・林弓枝・小野寺歩・堀美香)
協力:北海道常呂町
後援:北海道/北海道教育委員会/北海道常呂町/日本カーリング協会
宣伝協力:WESS/GAKUWARI
企画・原案:アットムービー・ジャパン
制作統括:ドリームステージピクチャーズ
制作:アットムービー・ジャパン
配給・宣伝:ドリームステージピクチャーズ/アットムービー・ジャパン/エスパース・サロウ

キャスト

加藤ローサ(伊藤和子)
藤井美菜(尾中美希)
高橋真唯(小野菜摘)
星井七瀬(林田史江)
大泉洋(大宮平太)
田中圭(加賀真人)
松重豊(高松康文)
森下愛子(伊藤桂子)
夏八木勲(石神保)
高田延彦(大島則之)
丸山智己(田辺幸彦)
徳井優(小野昌和)
山本浩司(渡辺恭輔)
宇梶剛士(伊藤謙一)

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す