原題:WALK THE LINE

2005年11月18日全米公開

2005年/アメリカ/カラー/136分/ 配給:20世紀フォックス映画

2007年10月24日よりDVDリリース 2006年05月26日よりDVDリリース 2006年2月18日、テアトルタイムズスクエアにてロードショー

(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

公開初日 2006/02/18

配給会社名 0057

解説



1950年代、エルヴィス・プレスリーやカール・パーキンスと共に、ロカビリーの黄金時代を築き上げたジョニー・キャッシュ。トレードマークの黒いシャツに反逆児のイメージをみなぎらせ、夜の闇のように深く響く声で虐げられた者たちの心の叫びを歌いあげた彼は、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンの先駆的なアーティストとして、死後2年を経たいまもカリスマ的な人気を誇っている。
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』は、そんな伝説のミュージシャン、ジョニー・キャッシュと、彼の2度目の妻となる運命の女性ジューン・カーターとの10数年におよぶドラマチックな愛の軌跡をみつめた物語。栄光の頂点でドラッグによる挫折を経験したあと、奇跡のカムバックを遂げるキャッシュと、世間に離婚を非難されながらシングル・マザーとして強く生きるジューン。音楽を通して強い魂の結びつきを得たふたりは、幾多の壁にぶつかり、すれ違いを繰り返しながら、10数年にわたって育んできたかけがえのない友情を、かけがえのない愛へと昇華させていく。そんなふたりが歩んできた道のりを、真実のドラマだけが放つ熱い感動に包み込んで描いた本作は、本年度アカデミー賞最有力候補の呼び声も高い“トゥルー”ラブ・ストーリーだ。

ストーリー





アメリカに、まだ大恐慌の影がたちこめていた1944年。12歳のジョニーは、父のレイ(ロバート・パトリック)、母のキャリー(シェルビー・リン)、兄のジャック(ルーカス・ティル)と共に、アーカンソー州ダイエスの失業救済局作業場で暮らしていた。一家は綿花栽培の小作で生計を立てており、遊びたい盛りのジャックとジョニーも、毎日、懸命に畑仕事を手伝った。しかし、貧しい生活はいっこうに楽にならず、その反動から酒に溺れる父は、しばしば家族に暴力をふるった。そんな日々の中で、ジョニーの心のなぐさめとなったのは、牧師をめざす兄ジャックの優しさと、ラジオから流れてくるゴスペルやカントリーの音楽だった。とりわけジョニーが夢中になったのは、有名なカントリー音楽の一家、カーター・ファミリーの次女ジェーン・カーターの歌声だ。少女らしいあどけなさの中に、溌刺とした生命の輝きを感じさせるジェーンの超えを聞いているとジョニーは、自分の胸の内に、辛い現実を乗り越えさせてくれる勇気が湧いてくるように感じた。

スタッフ

監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:ジェームズ・キーチ、キャシー・コンラッド
原作:ジョニー・キャッシュ
脚本:ギル・デニス、ジェームズ・マンゴールド
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:T=ボーン・バーネット

キャスト

ホアキン・フェニックス
リース・ウィザースプーン
ジニファー・グッドウィン
ロバート・パトリック

LINK

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