原題:PEANUTS

2005年/日本/カラー/ヴィスタサイズ/1:1.85/DTS/115分/ 配給:コムストック

2006年08月04日よりDVDリリース 2006年1月28日、渋谷Q−AXシネマ、ほかにて全国ロードショー

(c)2005「ピーナッツ」製作委員会

公開初日 2006/01/28

配給会社名 0028

解説


お笑いコンビ“ウッチャンナンチャン”のウッチャンとして、バラエティ番組などで幅広い層に愛されるだけでなく、『恋人はスナイパー』『ぼくが地球を救う』など映画やTVドラマで俳優としても活躍する、内村光良。また、クリエイターとしての顔ももち、これまで数々の舞台やTVドラマの脚本・演出を手掛けてきた彼が、念願の劇場用映画を初監督。『がんばれ!ベアーズ』に影響を受け、自らオリジナル・ストーリーを書き下ろしたのが映画『ピーナッツ』である。

舞台は地方都市の商店街。地元の仲間たちで結成された草野球チーム「ピーナッツ」に“伝説のサード”と呼ばれた男━秋吉が帰ってきた。東京でスポーツライターとして活躍していた彼が、メンバーが9人にも満たなかったチームを復活させる。しかし既に瀕死寸前の地元商店街は、大企業による再開発の波にのみ込まれようとしていた。愛すべき商店街、そして野球場の存亡を賭け、「新生ピーナッツ」は強豪チームと戦うことになる!

かつては常勝チームのヒーローだったが、ある理由を抱えて戻ってきた主人公・秋吉を演じるのは、内村光良本人。監督・脚本・主演と、一人三役をこなすだけに、本作への意気込みはただならぬものだ。そのほか、「ピーナッツ」メンバーには、さまぁ〜ず(三村マサカズ、大竹一樹)、TIM(ゴルゴ松本、レッド吉田)、ふかわりょうなど、バラエティ界の第一線で活躍する人気お笑い芸人たちが結集。内村が彼らのために作り出したキャラクターたちを見事に演じている。さらに、主題歌は、アーティスト版“チーム内村”ともいえるNO PLANが歌い、ふかわが「ロケットマン」として劇中音楽を担当するなど、全員参加で内村映画に臨んだ。

また、『銀のエンゼル』『ガラスの使徒(つかい)』など主演作が続く、佐藤めぐみがチーム唯一の女性メンバーとしてマスコット的な役を演じ、秋吉の恋人役に桜井幸子、「ピーナッツ」監督役のベンガルといった多彩な面々が彼らをサポート。そのほか、有田哲平(くりぃむしちゅー)、入江雅人、中島知子(オセロ)、原田泰造(ネプチューン)、ウド鈴木(キャイ〜ン)、竹中直人など、“映画監督・内村光良”の初陣に駆けつけた豪華カメオ陣にも注目だ。

今の自分を変える勇気や、仲間を思いやる気持ち、チーム一丸となり、何かにトライした達成感━2006年春、映画『ピーナッツ』は、ずっと前に忘れてしまっていたものをきっと気づかせてくれるだろう。

ストーリー

もう一度このメンバーでやってみたかった。
野球、好きだから・・・

草野球チーム「富士沢ピーナッツ」で“伝説のサード”と呼ばれた男・秋吉(内村光良)が、富士山を見上げる。久しぶりに地元(富士沢キラキラ通り商店街)に戻ってきたのだ。10年前優勝した「ピーナッツ」を題材にしたエッセイ『たかが草野球』が、出版界の評価を受けた彼は、それを機に東京でスポーツライターとしての道を歩んでいた。

秋吉の在籍時には甲州最強チームとして、その名を轟かせた「ピーナッツ」だが、今や当時の主要メンバーはチームを離れ、メンバーが9人にも満たない状態。今日の試合も、グラウンドに現れたのは、酒店の店主・相良(三村マサカズ)を始め、万引きが絶えないレコード店の店長・宮本(ふかわりょう)、クリーニング店の似てない3兄弟・ハルオ(飯尾和樹)、ナツオ(青木忠宏)、アキオ(藤重政考)の5人だけ・・・。その頃、チームの監督で、商店街の組合長でもある草野(ベンガル)は、別の問題を抱えていた。商店街が再開発の候補地となり、商店街はもちろん、思い出の野球場まで消えてしまうという、深刻な状況にあったのだ。

秋吉は「新生ピーナッツ」を立ち上げるべく、「ピーナッツ」から遠ざかっていた、チームメイトとの再会を果たす。幼稚園で保父をしながら、入院中の妻を支える、スラッガーの赤岩(レッド吉田)肩を壊したことを機に、ロシア人の妻と小料理屋を営んでいる、豪速ピッチャーの一鉄(ゴルゴ松本)。借金の取立てから逃げ回り、パチンコでその日暮らしの生活をしている文野(大竹一樹)。

10年前とは違い、さまざまな事情を抱えるチームメイトたちだったが、秋吉自身も執筆活動に対する情熱を失いかけていた。実は、彼は陰で支えていた恋人の百合子(桜井幸子)のもとを去り、この街に戻ってきていたのだった。宮本のレコード店に住み込みで働きながら、チームを率いるそんな秋吉には、新たな構想があった。それは「新生ピーナッツ」の状況をレポートし、『されど草野球〜あれから10年〜』という形でもう一度本当に書きたいものにトライしようということだった。

そんな矢先、監督の草野がメンバーたちに黙って友好試合の話を決めてきた。相手は社会人最強のチーム、東和ニュータウンズ。しかも商店街の再開発を計画している会社のチームだった。草野は先方に次の3つの条件を提示するという賭けに出ていた。①軟式ボールを使う。②「ピーナッツ」のホームグラウンドで試合をする。そして何と、③「ピーナッツ」が勝てば、再開発の計画は即効中止。負ければ、再開発に全面協力する。ということだった。同様するメンバー。

監督の娘で宮本が密かに恋心を抱く、みゆき(佐藤めぐみ)も新メンバーとして加わった「新生ピーナッツ」だが、試合日が赤岩の妻の手術と重なるなど、前途は多難。

どうする、ピーナッツ!?どうなる、商店街!?
さまざまな想いを秘めたメンバーたちのプライドを賭けた戦いが、いま始まる!

スタッフ

監督:内村光良

キャスト

内村光良
三村マサカズ
大竹一樹
ゴルゴ松本
レッド吉田
ふかわりょう
佐藤めぐみ

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