イベリア 魂のフラメンコ
原題:IBERIA
官能が舞う。情熱が踊る。
2005年/スペイン/カラー/35mm/1:1.85アメリカンビスタ/95分/ 配給:コムストックオーガニゼーション
2006年08月25日よりDVDリリース 2006年2月4日、bunkamuraル・シネマにてロードショー
公開初日 2006/02/04
配給会社名 0708
解説
まさに舞踊の祝祭とも言うべき、独創的かつ贅沢なダンス映画の誕生!!
スペイン映画界の巨匠、カルロス・サウラ監督の最新作『イベリア 魂のフラメンコ』は、フラメンコ、クラシック音楽、バレエ、現代舞踊、ジャズなどを織り交ぜながら、これらの息をのむような規律、技術、そしてほとばしる官能と情熱が一体となった祝祭のような独創的で贅沢を極めた作品である。サウラ監督は、偉大なる現代スペインの才能をかつてない顔合わせで集め、表現者一人一人の最高の才能を引き出すだけでなく、新たな高みにまで引き上げた。これまでに『カルメン』『恋は魔術師』『フラメンコ』『タンゴ』『サロメ』など、数々のダンス映画の傑作を世に送り出し、それらを撮らせたら右にでる者はいないと言わしめるほどだが、留まるところを知らない意欲的なサウラ監督のダンス・パフォーマンス・ドキュメンタリー映画の集大成とも言うべき最新作が、この『イベリア 魂のフラメンコ』なのである。
組曲“イベリア”誕生100周年 イサーク・アルベニスへの熱い思い
スペインの作曲家、イサーク・アルベニスの組曲からイメージを得た『イベリア 魂のフラメンコ』では、カメラは演技者の一人になりきって一緒に準備をし、リハーサルを行い、少しずつ演技を生み出してゆく。そしてそれはドラマチックで人の心を捕らえて離さない宇宙、情熱と創造の世界を呼び起こし、正真正銘のミュージカルを見せてくれる。語るべきストーリーは、すでに音楽の中に内包されており、演技者はそれに寄り添う音楽家とダンサーだけである。だからこそサウラ監督は、映像と演出に自由にアプローチすることが出来た。そして、カメラは音楽に合わせて踊るのだ。
かつてない偉大なアーティスト達の結集。光と影の饗宴!!
『イベリア 魂のフラメンコ』は、ミュージカルを再び創造し発明した作品である。かつてないほど豪華なキャストが顔を揃えていることは早くもダンス界の話題をさらっている。サラ・バラス、アントニオ・カナーレス、ホセ・アントニオ、アイーダ・ゴメス、パトリック・デ・バナといった第一級の舞踊家達と振付家達。演奏家は、世界的卓越のギタリスト、マノロ・サンルーカル、ヘラルド・ヌニェス、ホセ・アントニオ・ロドリゲス、ピアニストのロサ・トーレス=パルド、チャノ・ドミンゲス、フラメンコとジャズのスター奏者、ホルへ・パルド、現代最高の“カンタオール(男性フラメンコ歌手)”であるエンリケ・モレンテと、傑出した才能を見せている娘の、エストレーシャ・モレンテといった偉大なアーティスト達が、観客を現実と幻想が交錯する情熱の世界に誘うのだ。また、サウラ監督の発想による芸術的デザインは、シンプルでありながら豊かで、映画としては初めて、ライブのビデオ・プロジェクションとクリエイティブな照明と撮影を調和させており、劇的な効果を与えている。リハーサルと準備シーンの撮影が実は、サウラ監督の一番のお気に入りで、間奏曲のような役割を果たしていることも見逃せない。
ストーリー
スタッフ
監督・脚本:カルロス・サウラ
振付:ホセ・アントニオ
音楽:ロケ・バーニョス
編集:フーリア・ハニス
助監督:サウラ・メドラーノ
衣裳:ソニア・グランデ
メークアップ・アーティスト:グレゴリオ・ロス
プロダクション・デザイナー:カルロス・サウラ
ライン・プロデューサー:ヨーサフ・ボカリ
撮影監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス
共同プロデューサー:ヴィンセント・マラバル
プロデューサー:アルバロ・ロンゴリア
キャスト
サラ・バラス
マノロ・サンルーカル
ァントニオ・カナーレス
アイーダ・ゴメス
エンリケ・モレンテ
エストレージャ・モレンテ
ロサ・トーレス=パルド
ホセ・アントニオ
チャノ・ドミンゲス
ホルへ・パルド
ヘラルド・ヌニェス
パトリック・デ・バナ
ミゲル・アンヘル・ベルナ
ロケ・バーニョス
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