2005年/日本/カラー/86分/ 配給:ガッツ伝説製作委員会

2006年04月25日よりDVDリリース 2006年1月14日(土)、新宿東宝トーア 他にて上映

公開初日 2006/01/14

配給会社名 0689

解説


昨年から始まったガッツ石松の爆発的なブーム。今や彼は国民的アイドルといっても過言ではない。そして、ここにその頂点を極めるべく映画「ガッツ伝説 愛しのピットブル」の製作が開始された。
懐かしい町並みが残る東京近郊の小さな商店街を舞台に、ペットショップを営む心優しい一本気な男と人妻の淡い恋物語。それを取り巻く町の人々の人情と祭りへの思い。そして時代を反映する詐欺事件を絡ませて展開する新時代の“ガッツ石松”人情ドラマ。
主人公の森田石松役は、ご存知『ガッツ伝説』で時の人、ガッツ石松。マドンナ役には、しっとりとした情感を漂わせ、大人の女の美しさが際立つ麻生祐未。石松の相談役である商店街リーダーの葉介は、ハリウッド映画「ラストサムライ」「KILL BILL」そして「SAKURA」(主演)と立て続けに出演し、国際俳優の道を歩む管田俊。「蕨野行」「OLDK」など透明感溢れる演技で注目を集める若手本格派女優清水美那をはじめ、個性派女優川上麻衣子、山口美也子。舞台となる商店街の店主達には、日本映画界になくてはならない芸達者、坂上二郎、佐々木すみ江、原田大二郎、石山雄大、重田尚彦、石村とも子などのベテラン陣を揃えて画面を引き締める。さらに、マドンナ役「かな子」の娘美雨役には、3歳で歌手デビューの名子役石坂ミキ。そして、本作で映画デビューする期待の新人、加藤隼平、高橋亜紀など初々しい演技で華を添える。また、格闘技界のヒール・パンクラス 鈴木みのるの出演も話題となっている。
監督は、「同期の桜」(靖国神社内公演)や「将門」「リア王」など数多くの舞台演出を手掛けてきた、硬派な演出家【野伏翔】が映画弟2作目として、メガホンをとる。美術監督には、200本以上の作品を手掛け、今、なお日本映画界の先駆者的リーダーとして活躍の大御所木村威夫。照明は日活出身で「それから」「天と地」などから新人監督のデビュー作品まで幅広く手掛ける日本アカデミー賞の常連、矢部一男。これらの強力なスタッフが野伏監督を全面バックアップしている。

ストーリー


東京近郊のとある町の商店街。かつては、ボクシングでランキング入りをした事もある森田石松(ガッツ石松)が、たった一人で小さなペットショップを営んでいる。彼には、性格が正反対で商店街のリーダーである親友西山葉介(菅田俊)がいるが、石松はいつも葉介の尻拭いをする羽目になってしまう。
ある日、石松は店からインコを持ち出そうとする美雨(石坂ミキ)を捕まえる。
そこに、はかなげで美しい美雨の母かな子(麻生祐未)がやってくる。その二人を見た途端、石松の脳裏にには10年前に亡くした妻・百合(川上麻衣子)と娘チカが浮かんできた。
その日を境に、石松は何くれとなく美雨を可愛がるようになる。そんな石松の姿を複雑な思いで見つめるチカの友人イチコ(清水美那)がいた。

一方、葉介は今年の祭りを町興しのイベントにしようと、巨乳アイドルを呼ぼうと商店街の人々に提案する。葉介の強引さに引きずられ、今までの山車や太鼓の伝統的な祭りが縮小されそうになる。憤る青年団長の安藤章太郎(加藤隼平)や亜子(高橋亜紀)だったが、商店街の意向はアイドル招聘に向かっていた。そんな時、商店街のほとんどの店がスキミング詐欺にあい、同時に、不審な若者集団が商店街に出没しだした。その中には台湾料理屋の玲玲(山口美也子)の息子・高志(加治木均)もいた。
白昼堂々、たった一人で駄菓子屋を営むタケ(佐々木すみ江)の店が若者におそわれた。そこに飛び込んだ章太郎だったが、多勢に無勢でなすすべもないところに、石松が現れた。ところが、何故か石松は無抵抗で殴られて、若者たちを逃がしてしまう。

再び、若者集団と遭遇した章太郎は袋叩きにあってしまう。そこに居合わせたイチコは、若者たちに立ち向かっていくが、彼らに拉致されてしまう。その頃、石松はかな子と小さな居酒屋で逢っていた。そこで、行方知れずの夫のこと、そして
この町を去る事を聞かされる。が、石松はその言葉をかき消すように、今晩祭り太鼓をかな子のために叩くことを宣言する。
太鼓を抱えて急ぐ石松の前に、葉介や商店街の面々、そして青年団の若者たちが、イチコが攫われたことを告げる。
 それを聞いていた静かなる男・石松の胸に怒涛のような怒りが燃えはじめた・・・。

スタッフ

原案・監督:野伏翔

キャスト

ガッツ石松
麻生祐未
川上麻衣子
原田大二郎
坂上二郎

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