原題:CUBE ZERO

カラー/2004年/カナダ/ヴィスタ・サイズ/ドルビー・デジタル/97分/PG-12 配給:ファインフィルムズ

2008年02月08日よりDVDリリース 2006年04月28日よりDVDリリース 2006年04月07日よりDVDリリース 2005年11月19日、銀座シネパトス、新宿ジョイシネマにてロードショー

公開初日 2005/11/19

配給会社名 0419

解説


 大ヒットSFトリロジー第三弾!ついに『CUBE』シリーズ完結!
 殺人トラップが仕掛けられた立方体“CUBE”型密室からの脱出劇を描き、大ヒットを記録したSFスリラー『CUBE』シリーズ、その第三弾がついに上陸!
 『CUBE ZERO』はプリクエル、すなわちシリーズの序章となる続編。時間設定は『CUBE』第一作目以前へさかのぼる。一体いつ、誰が、何のためにCUBEを造ったのか? CUBEの「起動する瞬間」がついに明かされる。我々は、旧式CUBEを目の当たりにし、前二作で解明されなかった数々の謎の答えを知ることになるのだ。そしてその果てに待ち受けているのは、衝撃のエンディング!
 もちろんゲーム感覚のスリルと恐怖も満載だ。最終作ということもあって、その難易度と残虐度は急上昇。さらに今回は、CUBE内のサヴァイヴァルと平行して、それを監視する者たちも登場し、彼らの姿も描かれる。陰謀によってCUBEに放り込まれた若い女性、そして彼女を救おうとする青年。しかしCUBEはそんな人間たちの尊厳や希望など平然と見下し、容赦ない殺戮を繰り返していく……!

 監督に抜擢されたのは、前作『CUBE2』で製作と脚本を手がけ、今作が初監督となるアーニー・バーバラッシュ。彼の巧みな劇作術と『CUBE』第一作目に対する敬意が、そこに見事に連結する前章を誕生させた。その他、製作のスザンヌ・コルヴァン=グールディングとジョン・グールディング、編集のマーク・サンダース、音楽のノーマン・オレンスタイン、衣装デザインのドナ・ウォンといった『CUBE2』の主要スタッフが今作にも引き続き参加。さらに、『CUBE2』をはじめ、『ドーン・オブ・ザ・デッド』、『バイオハザードⅡ/アポカリプス』、『アサルト13/要塞警察』といった作品を手がけてきたVFX工房、ミスター・エックス・インクが製作プロダクションとして加わり、同社のアーロン・ウェイントラウブが視覚効果スーパーヴァイザーを務めた。
 主演は、カナダの若手演技派ザカリー・ベネットと、『ジョンQ−最後の決断−』のステファニー・ムーア。さらに、『シンデレラマン』のデヴィッド・ヒューバンド、『アミスタッド』のマイケル・ライリー、『サウンド・オブ・サイレンス』のマーティン・ローチ、『タキシード』のマイク・“ナグ”・ナーギャング、『デイ・アフター・トゥモロー』のリチャード・マクミランといった助演陣が脇を固める。

ストーリー



若き女性活動家が放置されたのは、殺戮の迷宮“CUBE”だった……!
 薄汚れた鋼鉄製の密室がどこまでも続く空間。壁・中央の円形ハッチを開け、次の部屋に入り込んだ男は壁のノズルから噴き出した溶解液を浴びてしまう。やがて削げ落ちていく肉片。男は苦悶の果てに絶命した……。
 その凄惨な光景を、モニター画面を通じて目撃するウィン(ザカリー・ベネット)とドッド(デヴィッド・ヒューバンド)。彼らはほの暗い一室にこもり、CUBEの管理とその中にいる被験者の観察を行っている職員だった。職務に忠実なドッドは自らの仕事に何の疑問も感じていないらしい。しかしコンピューターばりの頭脳を持ち、人一倍探究心の強い青年ウィンは違った。ウィンは監視カメラで目撃した被験者の若い女性カッサンドラ・レインズ(ステファニー・ムーア)が気がかりでならなかった。
 CUBE内部。レインズが目を覚ます。彼女は、やはり囚われの身となっていたハスケル(マーティン・ローチ)、メイヤーホルド(マイク・“ナグ”・ナーギャング)、バートク(リチャード・マクミラン)、ジェリコ(テリー・ホークス)と出会う。彼らは皆、記憶を消去されていたが、レインズだけは外界のことを微かに覚えていた。そんな彼女はハスケルが殺人部隊の一員だったことを見抜き、憎悪をあらわにする。間もなく一行は移動を開始。しかし各所に仕掛けられた殺人トラップが行く手を阻む。突然、飛び出したワイヤーがバートクに巻き付き、彼の全身を八つ裂きにする。
 CUBE監視室。政治活動家だったレインズが陰謀によって、CUBEに強制収容されたのではないかと疑い始めるウィン。一方、彼は、同僚であり、CUBEの秘密を知って逃亡を図ったオーウェンの“処理”を強要される。罪の意識に耐えかねたウィンはついに決起。レインズを救出するため、単身CUBE内に侵入する。
 CUBE内部。レインズたちは通路で発見したアルファベット三文字の刻印を手がかりに、迷宮からの脱出を試みる。だが、その間に犠牲者も続出。肉食性のウィルスを注射されたジェリコが、さらにメイヤーホルドもウィルスに二次感染したあげく、惨たらしい死を遂げる。
 そんな中、ウィンはついにレインズを見つけ出す。しかし彼らの前に、違反者捜索のために送り込まれた冷酷な担当官ジャックス(マイケル・ライリー)と、彼が起動した最凶のトラップが立ちはだかった……!

スタッフ

監督・脚本:アーニー・バーバラッシュ
製作:スザンヌ・コルヴァン=グールディング
   ジョン・グールディング
製作総指揮:マイケル・パセオニック
      ピーター・ブルック
      アーニー・バーバラッシュ
共同製作:デニス・ベラルディ
     エリック・ロバートソン
撮影監督:フランソワ・ダジュネ
プロダクション・デザイン:ジョン・グールディング
編集:マーク・サンダース
   ミッチェル・ラッキー
音楽:ノーマン・オレンスタイン
視覚効果スーパーヴァイザー:アーロン・ウェイントラウブ
衣装デザイン:ドナ・ウォン
キャスティング:ジョン・ブキャン
        デニス・グーレ

キャスト

ウィン:ザカリー・ベネット
ドッド:デヴィッド・ヒューバンド
レインズ:ステファニー・ムーア
ハスケル:マーティン・ローチ
ジェリコ:テリ・ホークス
バルトック:リチャード・マクミラン
メイヤーホールド:マイク“ナグ”ナーギャング
オーウェン:トニー・マンチ
ジャックス:マイケル・ライリー

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