2006年/日本/ 配給:アスミック・エース

2007年01月12日よりDVDリリース 2006年7月22日(土)より渋谷シネマライズ、新宿ジョイシネマ3、池袋シネマサンシャイン他全国公開

(C)2006「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ

公開初日 2006/07/22

配給会社名 0007

解説


「人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった」
大人気コミック、青春の恋愛バイブルの待望の映画化

待望の話題作『ハチミツとクローバー』は、恋が芽生え、つぼみが膨らみ、花が咲くか咲かないかはわからない、そんな大切な時間を描いた物語。美大生5人「全員片想い」という切ない恋模様を描いた、あらゆる世代から圧倒的共感を得る青春恋愛コミックの傑作がついに映画化。原作の世界観を大切にしながら、映画にはオリジナルのエピソードも加わる。揺れ動く恋心が、繊細な演技、リアルな台詞、ポップで爽やかな音楽、ファンタジックなCGなどによって、まるでスケッチをするように生き生きとスクリーンに描き出される。不器用な恋のときめきと切なさ、友情の痛みと喜びが青春の光の中でキラキラと輝く。恋が現在進行形中の、あるいは恋をしたことのある全ての人へ贈る青春恋愛映画の決定版が誕生した。原作は、現在、集英社「コーラス」誌上で絶賛連載中、売上部数は累計480万部を突破し、第27回講談社漫画大賞を受賞、もっとも映画化が熱望された羽海野チカの大人気コミック。今夏TVアニメの続編「ハチミツとクローバーⅡ」も放映が決定し、本作の公開とともに、2006年夏は「ハチクロ」ブーム到来の予感。

「あの日の海はあんなにキラキラしてた」
誰かに恋をしたとき、世界は違って見える。
誰かを好きになっても、必ずしもその相手が自分を好きになってくれるとは限らない。恋は、簡単に思い通りにならないから、切なくもどかしい。竹本は無我夢中に絵を描くはぐの姿を見て恋に落ちるが、想いを伝えることがなかなかできない。「描くことは生きること」と絵に対する情熱を迸らせるはぐは、周囲の期待と森田の存在に平常心を失い、絵が描けなくなってしまう。美術では天才的才能を誇る森田だが、はぐに対しては不器用な愛情表現しかできない。年上の女性に振り向いてもらえない真山は、自分を慕ってくれるあゆに同じ態度をとってしまう。大好きな真山に告白する前に失恋してしまうあゆは、気持ちの行き場をなくしてしまう。恋のベクトルはこの5人の主人公のようにいつも一方通行から始まる。それでも、人は恋をする。恋をすると、何気ない景色がまぶしくみえる。出会った瞬間に見えた花びら、好きな人と見た海、それらのシーンは、観客が経験した風景と重なり、その場所に戻ったかのような甘酸っぱく切ない感情へと観客を導いていく。恋を描くキャンバスに彩られる色のような様々な感情・・・切なさ、痛み、もどかしさ、喜び、前へ進んでいく勇気。恋することの素晴らしさが、見終わった後の観客の心に爽やかな風となって吹き込む。誰もが”今の時間の輝き”に共感する青春恋愛映画となった。

豪華布陣のキャスト&アーティストによる夢の実現
主演の竹本役には、本作が初の単独主演となる『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』でも大活躍の「嵐」の櫻井 翔。音楽、テレビ、映画、舞台と各方面でその才能を発揮している。はぐ役に、『花とアリス』で清清しい少女を演じた今や若手ナンバーワン実力派女優・蒼井優。森田役に東京塾術大学出身、独特の存在感で俳優として活躍する『CASSERN』の伊勢谷友介。真山役に今の日本映画に欠かすことの出来ない才能を発揮する『アンテナ』の加瀬亮。あゆ役には彗星のごとく現れ、その才能を続々と開花させる『八月のクリスマス』の関めぐみ。そして、花本先生役に爽やかな笑顔が魅力の堺雅人、理花役には西田尚美と人気・実力ともに注目のスターが集結した。監督は「KDDI」、サントリー「BOSS」などの人気CMを手がけ、国内外の広告賞を数多く受賞する人気CMディレクターの高田雅博が初メガホンを取る。溶けてしまいそうなふわふわとした淡い感情にポップでカラフルな色づけをして映画ならではのハチクロ・ワールドを見事に創り出した。さらに、爽やかな感動を呼ぶ音楽。主題歌はスピッツが本作のために書き下ろした新曲「魔法のコトバ」。そして、エンディングテーマはスガシカオ作詞・作曲の「アオゾラペダル」を「嵐」が歌う。スピッツ、スガシカオともに映画のための楽曲提供は初めて。原作者の羽海野チカが作品を書き始める前にスピッツのアルバム「ハチミツ」と、スガシカオのアルバム「clover」を聴いていたことによってコミックのタイトルが決まったのはよく知られている。加えて、天才少女はぐの絵をMAYA MAXXが担当し、生き生きとした力強い絵を披露する。これら豪華布陣のキャスト&アーティストによって映画『ハチミツとクローバー』の青春のきらめきを余すとこなく伝える。

ストーリー

恋する気持ちが地球をまわす。
さあ恋をしよう。

貧乏だが楽しい学生生活を送る美大生・竹本、真山、森田。手先は器用だが、人間関係は全く不器用な純朴青年・竹本。クールで優しい真山。そして天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらりと帰ってくる奇人・森田。ある日、花本先生の親戚のはぐみが入学してきた。可憐な容姿に似合わずダイナミックな絵を描くはぐみにひとめぼれする竹本。そして、久しぶりに学校に帰ってきた森田も一発で恋に落ちる。一方、真山はバイト先の建築デザイナー理花に想いを寄せる。亡き夫の影を追う理花への思いを止められない真山を見つめるのは、山田あゆみ。勝気な山田もまた報われない切なき思いを胸に秘めていた・・・。

交錯する5人の片想い。重ならないベクトル。
交わらない2つの三角関係が始まる。

スタッフ

監督:高田雅博
製作:「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ
配給:アスミック・エース
原作:羽海野チカ

キャスト

櫻井翔(竹本役)
蒼井優(はぐ役)
伊勢谷友介(森田役)
加瀬亮(真山役)
関めぐみ(あゆ役)

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