2006年/日本/ 配給:松竹

2006年06月23日よりDVDリリース 2006年1月7日、東劇、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

(C)GONZO/銀色の髪のアギト製作委員会

公開初日 2006/01/07

配給会社名 0003

解説



荒れ果てた地球で運命的に出逢った、未来の少年アギトと過去から来た少女トゥーラ。ふたりは互いに惹かれあいながらも、育った環境の違いにとまどい、葛藤しながら成長していく──。この作品は、強くて優しい友愛をデジタルアニメーションで紡いだ壮大な感動巨編である。

主人公のアギトが暮らす世界は、遺伝子操作の失敗によって”森”が人を襲うようになってしまった300年後の未来。それは。現代人の我々から見れば恐怖の環境だが、アギトにとってみれば瓦礫になったビルも見慣れた自分の遊び場。そこにはたくましく愉快に生きる人々の姿があった。元気いっぱいに崩れた建物を駆けまわるアギトの肉体派アクションと、健全な心に支えられた彼の前向きな生きざまが、まず大きな見どころのひとつになっている。

もうひとつの見どころは、ヒロイン・トゥーラの現代人ならではの心の葛藤だ。長い眠りから覚めたとき、彼女の目の前には滅亡してしまった都市と、敵意をもって人に襲いかかる森があった。便利な暮らしを追い求める文明社会からいきなり切り離されてしまった彼女は、過去と決別し、この世界で生きていくことができるのだろうか・・・?

 アニメーション制作を手がけるのは、満を持して初の劇場オリジナル作品に取り組むデジタルアニメーションのパイオニア「GONZO」。従来のアニメ技術と最新デジタルCG技術を見事に融合させ、アニメーションが可能にする壮大な世界観と爽快なアクションを実現した。ビルからジャンプして飛び降り、泉の底深く潜り、戦車だって素手で粉砕できる。そんなアギトの活躍は永遠不滅の「ハラハラドキドキ」を呼び覚まし、清楚でありながら気丈な少女・トゥーラの姿は、胸を「アツク」してくれる。

 声の出演には本格派の俳優を起用。主演のアギトには映画『亡国のイージス』の勝地涼、トゥーラに映画『NANA』の宮?あおい。確かな才能で人気上昇中のフレッシュな二人を、実力派の俳優陣が支えることで物語に更なる深みを与えている。

この冬、スクリーンいっぱいに繰り広げられる、銀色の髪の少年アギトと少女トゥーラのドラマチックな物語が、日本中に大きな感動を巻き起こす!

ストーリー




月面から樹木が巨大化し、龍のような怪物となって地球に襲いかかる。爆発による激しい閃光が地表を包んで、未曾有の大災害が地球全土を覆う。遺伝子を操作して植物をあやつろうとした人類の愚かな計画の失敗から、やがて300年の歳月が流れた……。
 ”森”が意思を持って人を襲うようになってしまった地球で、人類は森と共生しようとする人々と、森と敵対する人々とに分かれて生き延びていた。森との共生を模索する『中立都市』に暮らすアギトたちは、そんな荒れ果てた環境にもめげずに、たくましく愉快に暮らしていた。ある日、アギトは親友のカインとともに、踏み入れてはいけないと言われている泉に水を汲みに出かける。そこで不思議な光を放つ機械を発見した彼は、その中から現れた美しい少女トゥーラと運命的に出逢う。彼女は300年もの間、眠りについていた過去の人間だった。
中立都市に滞在することになったトゥーラは、変わり果てた世界に激しい衝撃を受ける。崩壊したビルに居を構え、電気も水道もなく、泉まで水を汲みに行かなければならない生活は、文明社会から来た彼女を困惑させた。中立都市の人々は彼女に優しく接してくれるが、森林が獣のように襲いかかって来たとき、ついにトゥーラは感情を爆発させてしまう。
そんなとき、森と敵対している都市・ラグナから、やはり過去から来たという男・シュナックが現れた。彼は、トゥーラが世界を正常化する装置の鍵を握っていると告げて彼女を連れ出してしまう。だがその使命には、大きな危険がともなっていた。そんなトゥーラを救うために、”森”と契約して禁断の力を手に入れ”銀色の髪”に変わるアギト。ふたりを翻弄する<使命>と<禁断の力>は、謎に満ちた物語をどこへ導くのだろうか?

スタッフ

キャスト

【声の出演】
アギト役:勝地涼
トゥーラ役:宮崎あおい

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す