原題:Empire of the Wolves/L' Empire des loups

ジャン・レノ最大の危機!! 触れてはいけない その〈タブー〉

2005年4月20日フランス公開

2005年/フランス映画/128分/シネマスコープ/ドルビーデジタル・ドルビーSR/日本語版字幕:寺尾次郎 提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ(ロゴ) Powered by ヒューマックスシネマ(ロゴ)/協力:日活

2006年07月07日よりDVDリリース 2005年12月10日全国ロードショー

(C)2005 Gaumont - TF1 Films Production

公開初日 2005/12/10

配給会社名 0025

解説




『クリムゾン・リバー』から5年。
原作:ジャン=クリストフ・グランジェ×主演:ジャン・レノが、再びタッグを組んで仕掛ける最大の謎!

 全仏公開直後から「ヨーロッパでは永らく“タブー”とされ、公然と語ることすら憚られていたトルコの国粋主義組織〈灰色の狼〉を初めて描いた作品」としてパリをはじめ、フランス中を震撼させ、大ヒットを記録した本作。
 原作は世界中のミステリーファンを虜にする、ジャン=クリストフ・グランジェの最高傑作「狼の帝国」。“連続猟奇殺人事件を追う潜入捜査官”と“組織に追われる記憶喪失の女”。2つの異なる事件が、次第に一本の「線」へと繋がり、驚愕のラストへと向かうグランジェ得意の巧みなストーリー構築に、観客の誰もが舌を巻いた。
 そして、本作に「大人の渋みと深み」を醸すのは、フランスのみならず、ハリウッドでも大活躍を続けるジャン・レノ。日本でも知名度・好感度共に抜群の彼が今回選んだ役は、「金髪」、「十字架のタトゥー」、そして「怪しい無精ひげ」を蓄えた、潜入捜査官シフェール。事件解決のためならどんなことでもする“俺流”ジャン・レノを怪演し、温和なジャン・レノイメージを大きく覆している。
 2005年12月、商業主義へと走りがちなハリウッド作品とは一線を画す、本物志向の“大人”を満足させるアクション・サスペンス超大作がフランスより到来する。

ストーリー




 パリ10区。トルコ人街の下水道で、また女性の惨殺死体が発見された。死体は無残なまでに顔を切り刻まれ、パリ警察殺人課は特徴ある殺し方に同一犯人との見方を示すも、被害者がトルコ人の不法入国者であるということからか、早々に調査を切り上げ、迷宮入りを宣言する。事件を引き継いだ若手熱血漢の刑事ポール(ジョスラン・キヴラン)は一人、事件解決に執念を燃やし、トルコ人地区の裏社会に精通した悪名高い潜入捜査官シフェール(ジャン・レノ)に協力を要請。強引なまでの彼の捜査方法に、ポールは強く反発しながらも、2人は徐々に事件の核心へと近づいていく。そんな彼らの捜査線上に浮上したのは警察組織に追われる記憶喪失の女、アンナ(アーリー・ジョヴァー)であった。自分が警察組織に追われる理由が自分の〈失った〉記憶にあると気付くアンナ。そして同時に彼女の〈失われた〉記憶こそがシフェールとポールの追う事件の真相に迫る、唯一の鍵でもあったのだ!
やがて彼女の記憶が戻り始めた時、フランスでは口にするにも憚れるトルコの過激派組織〈灰色の狼〉の影が浮かび上がる—。

スタッフ

監督:クリス・ナオン
原作:ジャン=クリストフ・グランジェ『狼の帝国』(創元推理文庫刊)

キャスト

ジャン・レノ
アーリー・ジョヴァー

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