原題:The Upside of Anger

2005年/アメリカ/カラー/117分 配給:ギャガ・コミニュケーションズ、アニープラネット

2007年01月12日よりDVDリリース 2006年6月3日(土)よりアミューズCQN ほか全国順次ロードショー!

(C) 2004 Film & Entertainment VIP Medienfonds 2 + 3 GmbH & Co. KG

公開初日 2006/06/03

配給会社名 0025

解説


パパが突然、家を出ていってしまった!
ママはそれから3年間怒り続け、そしてある日・・・。

美しい四季に彩られた家族のドラマ
平穏に暮らしていた一家の父親がある日突然、別れも告げずに家を出ていってしまったら—。残された家族は捨てられたと感じてショックを受けるかもしれない。でもそのあとは、ただ途方に暮れるだけだろうか?母親は嘆き悲しみ、子供達は父親を恋しがるだけだろうか?
美しい季節の移り変わりを背景に、末娘の視点で生き生きと描かれる母と四姉妹の”家族の四季”のドラマは、ラストに予想外の展開が用意され、切なく胸に沁みる感動を残す。

とびきり贅沢なアンサンブル・キャスト
父の不在を題材にした極めてユニークなオリジナル脚本は俳優たちを魅了し、とびきり贅沢なキャスティングが実現した。母テリー役は、『ニクソン』などでアカデミー賞に3回ノミネートされ、最近も『きみに読む物語』で好演したジョアン・アレン。年頃の四姉妹の母親でありながら、怒っていてもチャーミングな大人の女性を表情豊かに演じている。彼女を愛し、一家を温かく見守る元野球選手でDJのデニーには、『JFK』『ボディガード』のケヴィン・コスナー。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のアカデミー賞監督でもある。『フィールド・オブ・ドリームス』などで野球選手役を何度か演じた彼だが、今回はこれまでとは一味違ったキャラクターを好演している。
2人の名優を囲んで、現在ハリウッドで最も輝いている若手女優達が華やかに顔を揃え、四姉妹を演じる。ラジオ局に就職する三女アンディに、『トラフィック』『フライトプラン』のエリカ・クリステンセン。語り手でもある末娘ポパイには、『サーティーン/あの頃欲しかった愛のこと』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたエヴァン・レイチェル・ウッド。ダンサー志望の次女エミリーに、人気TVシリーズ「フェリシティの青春」でブレイクしたケリー・ラッセル。そして、独立独歩の長女ハドリーに『バニラ・スカイ』『トゥー・ウィークス・ノーティス』のアリシア・ウィット。

一流スタッフが集結した珠玉の名編
脚本・監督はマイク・バインダー。これまでに数々の人気コメディー映画の脚本・監督を手がけて注目されてきたが、本作では一見シリアスなテーマにコミカルな要素を巧みにちりばめ、実力ある俳優たちの新たな一面を引き出すことに成功した。『ザ・コンデター』でジョアン・アレンと共演した俳優でもあり、本作では三女アンディの恋人になるラジオ局のディレクター役を自ら演じている。
バインダー監督を支えたスタッフは一流揃い。撮影は『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞にノミネートされたリチャード・グレートレックス。衣装デザインは『タイタニック』でアカデミー賞に輝いたベテラン、デボラ・スコット。音楽は『真珠の耳飾りの少女』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたフランスの代表的作曲家、アレクサンドル・デブラ。

涙と笑いを絶妙にまぶし、2005年サンダンス映画祭で絶賛を浴びたこの作品は、世代を越えて心に響く珠玉の名編である。

ストーリー

ある秋の日、テリー(ジョアン・アレン)は夫が家を出て行ってしまったことに気付いた。きっと、スウェーデン人の秘書と駆け落ちしたのだ!優しい母親だったテリーは、帰省中の大学生の長女ハドリー(アリシア・ウィット)以下4人の娘たちにまで怒りをぶつけ、母子の関係はぎくしゃくし始める。
テリーが酒で憂さ晴らしをしていると、隣人のデニー(ケヴィン・コスナー)が裏の土地の開発の件で夫を訪ねてきた。テリーは追い帰そうとするが、事情を知ったデニーは同情し、飲み友達を買って出る。地元デトロイトのラジオ局でDJをしているデニーは、元野球選手なのに野球の話をしたがらない変わり者。気ままな独り暮らしの彼は四姉妹とも気さくに接し、その後もしばしば訪れては夕食をごちそうになる。
母につい皮肉を言ってしまうハドリーは、まもなく大学へ戻っていった。放送業界を目指していた三女アンディ(エリカ・クリステンセン)は、デニーの紹介でディレクターのシェプ(マイク・バインダー)の助手に採用され大喜び。しかし、大学に進学させるつもりだったテリーは怒りに震える。

冬。末娘のポパイ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は片想いをしていた転校生ゴードン(デーン・クリステンセン)とちょっぴり進展。「男は片親に弱い」というアンディのアドバイスのおかげだ。次女エミリー(ケリー・ラッセル)はダンスの練習に打ち込むが、父への手紙をめぐって母と口論になる。

ハドリーの卒業式。娘の晴れ姿を誇らしく思うテリー。ところがハドリーは知らぬ間に妊娠し、結婚まで決めていた。憤慨し、両家の祝いの席で酔いつぶれたテリーは、さすがに後悔しきり。彼女は娘たちのために裏の土地を売る決心をするが・・・。

スタッフ

監督:マイク・バインダー
製作:アレックス・ガートナー、ジャック・バインダー、サミー・リー
撮影監督:リチャード・グレートレックス
プロダクション・デザイナー:クリス・ループ
編集:スティーヴ・エドワーズ、ロビン・セールズ

キャスト

ジョアン・アレン
ケヴィン・コスナー
エリカ・クリステンセン
エヴァン・レイチェル・ウッド
ケリー・ラッセル
アリシア・ウィット
マイク・バインダー

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