原題:Unknown

世界を驚愕の渦に叩き込むスパイラル・スリラー

2006年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/SRD・SR/上映時間:85分/字幕翻訳:太田直子 提供:ムービーアイ+プレシディオ+ジェネオン エンタテインメント 配給・宣伝:ムービーアイ

2007年07月04日よりDVDリリース 2006年11月3日、<シネクイント>他にて全国ロードショー!

公開初日 2006/11/03

配給会社名 0366

解説


ハイテクの錠に閉ざされた廃棄工場の中で、意識を取り戻した5人の男たち。毒性のガスを吸い込んだ彼らは、一時的な記憶喪失におちいり、自分が誰なのかも思い出せなくなっていた。ひとつだけ分かっているのは、5人のうち2人が人質で、3人が誘拐犯だということ。いったい自分はどちらなのか?誰が敵で、誰が味方なのか?混乱と疑念が渦巻くなか、一挺の銃をめぐって争いを繰り広げる男たち。そこに鳴り響く電話のベル。それは、誘拐犯のボスからのものだった。5人の間に広がる死の恐怖。ボスが戻って来たとき、自分が人質なら殺され、犯人なら罰せられるのは確実だ。タイムリミツトの日没が迫るなか、「生き残り」という共通の目的に向けて結束する5人。そんな彼らの脳裏に、次第に断片的な記憶が蘇ってくる……。

自分は誘拐犯なのか、人質なのか!?記憶を失った5人の男たちが、疑心暗鬼にかられながら繰り広げる壮絶な生き残りの闘い。そのシチュエーションの圧倒的な面白さが、かつてない恐怖と興奮を作り出すセンセーショナルなスリラーが誕生した。

荒野の真ん中に建つ廃棄工場を舞台に進行するドラマは、5人の登場人物の心に渦巻くギリギリの感情を、観客に体感させていく。自分自身が善なのか悪なのかも思い出せないもどかしさ。
同じ空間に閉じこめられている4人が、敵か味方かわからない不安。そして、タイムリミットと共に迫り来る死の恐怖。凄まじい葛藤を心の中で繰り広げながら、他の男たちに対する不信感と連帯感の間で激しく揺れ動く5人。彼らと同じ磁場に放り込まれ、極限状況を体験させられる観客は、電話のベルや武器の登場によって高まる緊張を肌で感じ、自分が誰になれば生き残れるかを考えずにはいられなくなる。その先に待ち受けるさらなる衝撃。記憶を取り戻し、自分が殺す側か殺される側かを知ってしまった男たちが直面する究極の恐怖。記憶と現実が螺旋状に絡み合い、加速度的にテンションを高めていくドラマは、予想をはるかに裏切る方向に展開。ラストには、事件そのものを根底から覆す三重のどんでん返しが仕掛けられ、観る者に未体験の驚きを味わわせてくれる。

そんな緊迫感に満ちたドラマのクオリティを支えているのは、ハリウッドが誇る個性的な演技派スターたちだ。苛酷な心理戦を繰り広げる男たちを演じるのは、『パッション』のキリスト役で話題をさらったジム・カヴィーゼル、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の好演が記憶に新しいバリー・ペッパー、『恋愛小説家』でオスカー候補になったグレッグ・キニア、『マトリックス』と『メメント』で強烈な個性を光らせたジョー・パントリアーノ、HBOの人気シリーズ「シックス・フィート・アンダー」で人気を博したジェレミー・シストの5人。『レザボア・ドッグス』や『ユージュアル・サスペクツ』のスターたちに負けないアンサンブルを奏でる彼らに加え、誘拐犯のボス役で『ファーゴ』『マイノリティ・リポート』のピーター・ストーメアが出演。また、誘拐された人質の妻に、『リクルート』『アイ、ロボット』のブリジット・モイナハンが扮し、映画に紅一点の彩りを添えている。
監督は、ジェシカ・シンプソン、エンリケ・イグレシアスといった一流アーティストのクリップや、トヨタ、メルセデス・ベンツなどのCMで数々の国際的な賞を受賞しているサイモン・ブランド。本作で長編監督デビューを飾る彼は、新進気鋭のクリエイターならではのスタイリッシュな感性を随所に光らせながら、ベテランの役者たちをみごとにまとめあげ、エンタテイメント性の高い独自の作品世界を構築。クエンティン・タランティーノ、ブライアン・シンガー、クリストファー・ノーランらに続くホットな才能が出現したとして、ハリウッドの話題を集めている。

ストーリー

閉ざされた廃棄工場に閉じ込められているのは記憶を失った5人の男たち。分かっているのは5人は誘拐犯と人質ということ。誰が誘拐犯で誰が人質なのか誰にも分からない。周りにいるのは敵か? 味方か? 日没には誘拐犯のボスが帰ってくる…。それまでに自分のアイデンティティを取り戻さないと待っているのは”死”。全員が疑心暗鬼の中、曖昧に蘇るそれぞれの記憶。誰を信じればいいのか?自分の記憶を信じられるのか?タイムリミットは後数時間・・・。生き残るのは誰の立場なのか?

スタッフ

監督:サイモン・ブランド

キャスト

ジム・カヴィーゼル『パッション』
グレッグ・キニア、
バリー・ペッパー『グリーンマイル』
ブリジット・モイナハン『アイ,ロボット』

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す