原題:the booth

NEW GENERATION THRILLER

2005年/日本/HD/カラー/73分/ 配給:日本出版販売株式会社+スローラーナー

2006年04月05日よりDVDリリース 2005年11月5日、シネマライズにてレイトショー

公開初日 2005/11/05

配給会社名 0434/0048

解説


“嘘”。その罪は、償わなければならない。
「嘘つき」と人気パーソナリティが不吉な声に囁かれた時、
ラジオのDJブースは、“恐怖”に堕ちる。
まるで、彼を呪い殺そうとでもするかのように…。
深夜ラジオ番組『東京ラブコレクション』の人気パーソナリティー、勝又真吾。その日、局の都合で急遽変更になったラジオ局のDJブースは、いわくつきのブースだった。そこは、開局当時、アナウンサーが怪死を遂げた場所なのだ。“許せない一言”をテーマにリスナーから恋愛相談の電話がかかり始め、真吾の生放送は、いつものようにスタートした。しかし、小学生の少女の悩みを聞いている真吾の耳に、いきなり怪しい女の声が聞こえてくる。薄気味悪い笑い。「嘘つき」と囁く声。混線なのか?それとも…。混乱するブース。しかし、番組を中断することはできない。その声をきっかけに真吾の過去が、裏切りが、傲慢さが生んだ猜疑心が生放送中の彼を襲い始める。まるで真吾を呪い殺そうとでもするかのように…。

“絶対恐怖”への挑戦。
佐藤隆太(主演)×新鋭・中村義洋監督で描き出す、裏切り、不信、傲慢、猜疑、悪意…そして、呪われたブースに走る戦慄!!
映画の“恐怖”は新しいステージに突入した。“絶対恐怖 NEW GENERATION THRILLER”は、新たな映像クリエータと俳優たちで“絶対恐怖”への引き金をひくのだ。ラジオの人気パーソナリティー、勝又真吾を演じるのは、金子文紀監督『木更津キャッツアイ〜日本シリーズ〜』(03)、樋口真嗣監督『ローレライ』(04)などやTVドラマ「海猿」、話題のDVD「THE3名様」などで注目を浴びる若き実力派、佐藤隆太。
その演技力と強い存在感が高い評価をうける小島聖(『恋の門』『海猫』『インストール』)のほか、池内万
作、・芦川誠、浅野麻衣子、・三浦誠己などが脇を固めている。また、主題歌をスカコア・シーンを代表する
バンドKEMURIが提供。監督と脚本は、中田秀夫監督『仄暗い水の底から』や崔洋一監督『クイール』の脚本や、TVホラーの傑作「日本のこわい夜/くも女」(04/TBS)での圧倒的な演出力が注目された新鋭、中村義洋。閉鎖されたDJブースの中で繰り広げられる、裏切り、不信、傲慢、猜疑心。人間が抱く悪意が、呪いを呼び寄せる姿を衝撃的に描き出した。

ストーリー

深夜ラジオ番組『東京ラブコレクション』の人気パーソナリティー、勝又真吾は、苛立っていた。
その日、局の都合で急遽変更になったラジオ局のDJブースは、いわくつきのブースだった。そこは、開
局当時、アナウンサーが怪死を遂げた場所なのだ。
慣れないブース。
古い機材。
じめっとしたヘッドフォン…。
“許せない一言”をテーマにリスナーから恋愛相談の電話がかかり始め、真吾の生放送は、いつものようにスタートした。しかし、小学生の少女の悩みを聞いている真吾の耳に、いきなり怪しい女の声が聞こえてくる。薄気味悪い笑い。キーキーという金属が擦れあう音。その声は言った。
「嘘つき。嘘ばっかりついて…」
混線なのか?それとも…。
混乱するブース。しかし、番組を中断することはできない。
リスナーからの電話は、否応なく真吾の記憶を刺激する。
真吾は、この番組のニュースコーナーを担当している馬淵美保子アナウンサーが好きだった。美保子を彼
女の婚約者から奪い、そして捨てた…。
その時、美保子は言ったのだ。
「嘘つき。嘘ばっかりついて…」
上の空に受け答えをする真吾をなじるリスナー。
届くメールやファックスは、薄気味悪い声の話題ばかりだった。“心霊特集”はやらない、と怒鳴り、勝
手に番組をすすめる真吾にスタッフは呆れ顔だ。
真吾は、美保子を殺したのだ。
真吾をなじる美保子を、車から突き落とした時、まだ彼女は生きていたかも知れない。その後、喘ぐ美保子を車が引きずってしまったのは、事故なのかもしれない。車に引きずられた美穂子の体は、崖から海へ落ちていった…。
もう誰も信じられない。
真吾を追ってきたのかもしれない刑事の姿に怯え、スタッフの誰もが、自分を陥れようとしているように見えた。ディレクターの長谷川も、放送作家の大河内も、ADの長谷川も、ミキサーの典子も、美保子に変わってニュースを読んだ岡崎さやかアナウンサーも。しかし、陥れられるその原因はどれもこれも、真吾の傲慢な身勝手な言動が、その発端なのだ。
閉鎖されたブースの中に、真吾の逃げ場はない。
その目に、死んだはずの美保子の姿がうつった時、その精神は崩壊する。
まるで、忌わしいブースの呪いのように…。

スタッフ

企画プロデュース:小林智浩、南条昭夫
プロデュース:森谷雄、西前俊典
アソシエイトプロデューサー:小榑洋史
ラインプロデューサー:芝祐二
脚本・監督:中村義洋
助監督:八木一介
アシスタントプロデューサー:原谷亜希子

キャスト

勝又真吾:佐藤隆太

山本:池内万作
大河内:芦川誠
柳生典子:浅野麻衣子
長谷川:三浦誠己
岡崎さやか:高橋真唯

前田昌明
須永慶

松村明
恩田括
沢井美優
佐藤旭

大塚洋
山本ルミ
大蔵省
樋口史
長屋猛
飯岡夕季
小林大介

砂川政人
利根川鈴華
長尾澪
平田洸帆
斉藤清子

馬淵美保子:小島聖

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