2005年/日本/ 配給:バイオタイド

2005年08月26日よりDVDリリース 2005年7月2日からUPLINK Xにてロードショー

(C)2005 フルモーション

公開初日 2005/07/02

公開終了日 2005/07/08

配給会社名 0330

解説


「夫婦の性」をテーマに、身近で倒錯したエロス作品を製作していく「フルモーション」レーベルから、また一本、傑作が誕生した。本田隆一監督作品「ウォーターメロン」「脱皮ワイフ」に続いて描くのは、外でしか体を許さない妻と、皮肉屋で嫌われ者の音楽ディレクターの夫が織り成す叙情派エロス=「ピーカン夫婦」。

監督は、傑作青春哀切映画「プウテンノツキ」で頭角を現した、新鋭・元木隆史。熊切和嘉監督、山下敦弘監督、本田隆一監督等々、バラエティ豊かな才能を輩出し続けるチームから、また一人異能の人が立ち上がった。この破天荒な設定、題材を、その独自のリリカルな視点と確かな演出力で料理し、見事な人間造形で至高のエロティシズムを紡ぎ出している。

主演はインディーズシーンで絶大な人気を誇る山本剛史が遂に商業映画初主演!山下敦弘監督の常連で、「ばかのハコ船」「リアリズムの宿」他に出演。また、彼の名を知らしめた刑事まつりの一編「その男、凶棒に突き」で、何じゃこいつは的なインパクトを与えた。
青カンマストの悩めるヒロインに、篠山紀信「アカルイハダカ」で衝撃のヌードを発表した、のはら歩が映画初主演。 数々のグラビアで露出している彼女の魅力が凝縮されている。
さらにペ・ドゥナ主演「リンダリンダリンダ」の公開が控える、今最も旬な若手監督・山下敦弘が初めて俳優として出演しているのも話題。隠れた名優が、最初で最後?の公式演技を披露している。必笑。
さらにさらに、2004年ピンク映画大賞新人女優賞の北川明花、サトウトシキ監督作品でお馴染み、独特の間と何とも言えない「女の味わい深さ」を醸し出してくれる葉月螢(本作では主題歌「半熟の女」を熱唱している)、驚異的なプロポーションでTVやグラビアで活躍している、かでなれおん、そしてクイーン・オブ・ピンク=愛染恭子と、超豪華な顔ぶれが実現。

テーマはアホでも中味はディープ。笑って泣いて劣情を催す、日本映画空前の珍作にして傑作!

ストーリー



レコード会社のディレクター尾藤は、皮肉屋で社内でも浮いた存在。その偏屈な性格は、人を寄せつけず、社内では「尾藤童貞説」がまことしやかに囁かれていた。そんな尾藤でも人並に悩みはあった。
人とうまく付き合えない。
殻に引きこもった自分を打破して「真の俺」を手に入れたい。
なんとか周りとコミュニケーションをとろうとした尾藤は、草野球チームを作る。チーム名は「フラストレーションズ」。社内掲示板に貼紙を出したり、バッティングセンターでスカウトしたり、新人歌手の売込みに来たマネージャーを誘ったり。が、案の定人は集まらず、独り寂しくグラウンドでバットを振る日々を過ごした。

そんな折、グランドの奥の草むらで日光浴をする一人の女と出会う。
しかも女は半裸だった。
光子というその女に一瞬で心を奪われた尾藤はその日のうちに関係を持つ。青空に祝福されながら、ふたりは激しく愛を交し合うのだった。

その後、二人は結婚。尾藤は人が変わったように明るくなり、社内の評判も上がる。仕事も順調で、かねてから売込まれていた演歌歌手、花形さゆりを「半熟の女」という楽曲でデビューさせようと久々に燃えていた。

しかし、結婚から一か月、どうしたことか光子が夜の求めに応じてくれない。
ある日、問いただす尾藤。
毎週末天気が悪かったからだと言う光子。
意味が分からない尾藤。
そして衝撃のカミングアウト。
光子は、「外」でしかできない女だった…

スタッフ

製作・原案・脚本:永森裕二
プロデューサー:黒須功 
撮影:中尾正人
助監督:近藤有希
録音:新開賢
編集:元木隆史
照明:田宮健彦
音楽:谷口有美
主題歌:「半熟の女」 
唄:花形さゆり
スチール:奥川彰
ヘアメイク:嶋津奈央
監督:元木隆史
製作協力:黒須映像工業
製作:フルモーション

キャスト

山本剛史
のはら歩

山下敦弘
葉月螢
北川明花

渡辺憲吉
吉永秀平
かでなれおん

愛染恭子

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