原題:Silent Hill

「バイオハザード」を超える衝撃─大ヒット・ゲーム完全映画化! 恐怖の次元を変える2006年最大の衝撃作

2006年4月21日全米公開

2006年/アメリカ/カラー/126分 配給:松竹

2006年11月22日よりDVDリリース 2006年7月8日、丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー公開

(c) Silent Hill DCP Inc. / Davis Production SH S.A.R.L

公開初日 2006/07/08

配給会社名 0003

解説


『バイオハザード』を超える衝撃─ 大ヒット・ホラーゲーム完全映画化!
 悪夢にうなされる最愛の娘・シャロンがつぶやく「サイレントヒル……」という言葉の謎を解くため、ウェストバージニア州の街”サイレントヒル”を訪れたローズ。彼女はそこで失踪してしまったシャロンを探すうちに、深い霧に包まれ、全くひと気のないこの街で、想像を絶する恐怖に襲われていく。忌まわしい過去をもち、さまざまな秘密が隠されたサイレントヒルは、決して抜け出すことのできない呪われた街だったのだ……。
 日本のゲームメーカー、コナミが世に送り出した「サイレントヒル」は、世界中のゲーム・ファンを容赦なく戦慄させ、あの「バイオハザード」よりも怖いとの評価を得たホラー・ゲームだ。シリーズは4作まで製作され、全世界シリーズ累計530万本以上の売り上げを記録する大ヒット作となった。「サイレントヒル」の魅力は、恐怖と幻想美が渾然一体となった独創的な世界観にある。30年前の大火災の悲劇によって無数の死者を出したサイレントヒルは、今では周囲の住民が恐れて近付こうとしない廃墟となっていた。文明社会から隔絶してひっそりとたたずむこの街の情景は、不気味な静寂に包まれ、神秘的ですらある詩情を湛えている。ここに彷徨い込んでしまった主人公ローズは、雪のような灰が降り、濃霧に覆われた視界不良のサイレントヒルの中で、やがてこの街に隠された戦慄の恐怖に直面していくのだった。
 ついにハリウッドによる待望の実写映画化が実現した「サイレントヒル」は、ゲーム版のストーリーをベースにし、その美しくもおぞましい世界観を完璧に踏襲しながら、主人公を男性から女性に変更。娘への愛情だけを心の支えに必死の勇気を奮い起こすヒロイン、ローズの姿は、恐怖が支配するドラマ展開の中に、温もりのあるエモーションを吹き込んでいる。また、映画版「バイオハザード」はタフなヒロインがクリーチャーを打ち倒す爽快なアクション・ムービーとしての色合いが濃いが、「サイレントヒル」のローズはまったく武器を持たない普通の女性。その先に何が潜んでいるのかわからない霧と闇の街をゆくローズの運命を、観客はこの上ない心理的恐怖に震えながら見守ることになる。
 本作のメガホンを託されたのは、「ジェヴォーダンの獣」で独自の世界観を見せ脚光を浴びたクリストフ・ガンズ監督。ゲーム版の熱狂的なファンで長らく映画化を熱望していた彼が、リアルなオープンセットと最先端のデジタル技術を駆使し、観る者の視聴覚を刺激してやまない、まさに芸術性をも感じさせる未曾有のヴィジュアル体験を創出した。主人公ローズに扮するのは、「ネバーランド」「メリンダとメリンダ」のラダ・ミッチェル。メジャー作品からインディペンデント作品まで幅広く活躍する実力派女優が、幾度となく恐怖の渦に呑み込まれながらも愛娘を見つけ出そうとする母親をひたむきに熱演する。ローズと共にサイレントヒルを探索する婦人警官役は「マジェスティック」のローリー・ホールデン。さらに「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーン、「ペイバック」のデボラ・カーラ・アンガーといった曲者俳優が脇を固めている。また、シャロン役のジョデル・フェルランドは、テリー・ギリアム監督最新作「ローズ・イン・タイドランド」の主役を務めるなど、この先が期待される子役として注目を集めている。

ストーリー






「サイレントヒル」— その街に、一歩踏込めば、後戻りはできない・・・

ローズ(ラダ・ミッチェル)とクリストファー(ショーン・ビーン)は、赤ん坊の頃に養女として引き取った娘・シャロン(ジョデル・フェルランド)の奇妙な言動に悩んでいた。
ふだんは愛くるしい9歳の少女であるシャロンは、しばしば情緒不安定に陥り、何かに取り憑かれたかのように「サイレントヒル……」と謎の呻き声を発するのだった。
そんなシャロンの異変に心を痛めたローズは、ウェストバージニア州にサイレントヒルという街が実在することを探りあて、シャロンを連れてその街を訪ねることにする。
サイレントヒルは30年前に大火災が発生し、無数の人々が死亡した忌まわしい事件により、今は誰も近付かない、廃墟と化した街だった。携帯電話で連絡してきたクリストファーの制止をふりきって、サイレントヒルへと続く狭い山道をゆくローズ。しかし不意に路上に飛び出してきた少女を避けようとした彼女は、車ごと山腹に突っ込み、そのまま意識を失ってしまう。
夜が明け、目を覚ましたローズはシャロンの姿が消えていることに気づく。
あたり一面、霧に覆われた道を歩き出した彼女は、「サイレントヒルへようこそ」と記された看板を発見し、全くひと気がなく、不気味なまでに静まり返った街の中へと足を踏み入れる。
やがてシャロンらしき子供のシルエットを目撃したローズは、その影を追って、街の中を彷徨い始めるのだが…
次第に明らかになっていくサイレントヒルに隠された忌まわしい秘密。
30年前、何がサイレントヒルで起きたのか? 
なぜ、シャロンはこの街に消えたのか?
そして、想像を絶する恐怖の迷宮に囚われていくローズは、サイレントヒルから抜け出すことが出来るのか─。

スタッフ

監督:クリストフ・ガンズ 
脚本:ロジャー・エイヴァリー
製作:サミュエル・ハディダ
   ドン・カーモディ
製作総指揮:ヴィクター・ハディダ
      山岡 晃
      アンドリュー・メイソン
撮影:ダン・ローストセン
プロダクション・デザイナー|キャロル・スピアー
編集:セバスチャン・プランジェレ
音楽:ジェフ・ダナ
クリーチャーデザイン&スーパーバイザー:パトリック・タトポロス
衣装:ウェンディ・パートリッジ
原案:コナミ「サイレントヒル」


提供:松竹/ポニーキャニオン/衛星劇場
配給:松竹

キャスト

ラダ・ミッチェル
ショーン・ビーン
ローリー・ホールデン
デボラ・カーラ・アンガー
キム・コーツ
タニヤ・アレン
アリス・クリーグ
ジョデル・フェルランド

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