第61回サン・セバスチャン国際映画祭正式招待

2013年/日本 配給:松竹

2014年06月07日よりDVDリリース 2013 年 12 月 14 日(土)全国ロードショー

(C)2013「武士の献立」製作委員会

公開初日 2013/12/14

配給会社名 0003

解説


料理上手のお春が嫁いだ先は、由緒ある包丁侍の家。
ところが、跡取りの夫は料理がからっきし苦手…。
果たしてお春の行く末は?舟木家はどうなる?

出戻りの妻と出来そこないの包丁侍!二人は本当の夫婦になれるのか?
優れた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1 年で離縁された春(上戸彩)は、加賀藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、息子の嫁にと懇願されて2 度めの結婚を決意。舟木家は代々藩に仕える由緒ある包丁侍の家。しかし、夫となる跡取りの安信(高良健吾)は料理が大の苦手、しかも6 つも年下!!春は、姑の満(余貴美子)の力も借りながら、必死に夫の料理指南をはじめるが…。

“刀”ではなく“包丁”で、藩に仕えた武家。料理で動乱を乗り越えた実在の家族の物語。

江戸時代、将軍家や大名家には、君主とその家族の食事をまかなう武士の料理人たちがいた。限られた予算の中、食材選びから朝、昼、晩と毎度の献立を考え調理し、時には諸国大名をもてなす豪勢な饗応料理を仕切る。刀を包丁に持ち替えて主に仕える武士たちを人々は揶揄と親しみを込めて“包丁侍”と呼んだ——。
本作『武士の献立』は、そんな包丁侍の家に嫁いだ料理上手の娘・春が、剣の腕は立つのに、包丁裁きはさっぱりの夫・安信とぶつかり合い、時にすれ違い、次第に心を通わせながら夫婦愛と家族の絆を深めてゆくユーモア溢れるヒューマンドラマ。時は江戸時代、歌舞伎でも有名なお家騒動、加賀騒動の真っ只中。藩を揺るがす権力争いの中でも、時流に惑わされることなく、自分の務めに誠実に向き合い、つつましくも堅実に生きた舟木家は、料理の腕前を極め、家族で力をあわせることで、様々な難局を乗り越えていく。

武士が残した“献立集”から蘇る、当時の暮らし
加賀藩に実在した包丁侍・舟木伝内と息子の安信は、当時のレシピ集とも言える献立書「料理無言抄」を残した。健康を考えた栄養価は当然のことながら、素材を生かし、味覚を最大限に引き出す調理法まで、舟木父子が綴った献立書には現代にも通じる料理の心とその真髄が描かれている。映画ではそんなレシピをもとに、江戸時代の武家や庶民が実際に食べていた料理を忠実に再現。珍しい食材から、今も変わらないお馴染みの食材まで、海の幸、山の幸満載の美味しい献立がスクリーンいっぱいにひろがる。中でも、藩の威信を懸け、男たちが厨房で作り出す饗応料理の数々は、神事である包丁式にはじまり、華麗な包丁使いも見ごたえたっぷり。加賀料理として、後世に語り継がれる、伝統的な和食の魅力を堪能できるだろう。
個性溢れる豪華キャストで贈る、家族ドラマの名作ここに誕生。

抜群の味覚と料理の腕を持つ、明るく元気な年上女房・春を演じるのは上戸彩。包丁よりも刀の腕を磨きたい年下夫の安信に、本作が初の時代劇本格出演となる高良健吾。安信の父で、加賀藩屈指の包丁侍・舟木伝内には西田敏行、若夫婦を温かく見守る母・満に余貴美子。そして、緒形直人、夏川結衣、成海瑠子、柄本佑、ご当地石川県出身の鹿賀丈史ら、まさに“旬”から“完熟”の大ベテランまで、豪華俳優陣が勢ぞろい。個性溢れるキャストの競演を「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三監督が、味わい深い感動作に仕上げている。

ストーリー





江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが気の強い女性・お春(上戸彩)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われて、加賀藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁いできた。
しかし、夫となるその家の跡取り、舟木安信(高良健吾)は、料理がからっきし苦手だった。お春は、義母・舟木満(余貴美子)の力もかりながら、必死に夫の料理指南をはじめる。
次第に上達していく安信。喜ぶお春だったが・・・。
本作は、次第に心を通い合わせながら成長し、様々な難局を乗り越えていく妻と夫の姿を描いた、史実に基づく愛と感動溢れる”夫婦のヒューマンドラマ”です。

スタッフ

監督;朝原雄三(「釣りバカ日誌」シリーズ)
脚本;柏田道夫(「武士の家計簿」)・山室有紀子(「眉山−びざん−」)・朝原雄三
企画・制作・配給;松竹
企画協力:エースプロダクション

キャスト

上戸彩
高良健吾
余 貴美子
西田敏行
夏川結衣
成海璃子
柄本佑
緒形直人
鹿賀丈史

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