原題:Tom Dowd and the Language of Music

2004年8月13日、本国アメリカにて公開

2003/アメリカ/90min/ 配給:アップリンク

2006年09月15日よりDVDリリース 2006年4月1日よりUPLINKにてロードショー

公開初日 2006/04/01

配給会社名 0009

解説




エリック・クラプトンとデュアン・オールマンのギターによる「いとしのレイラ」。音楽ファンならこの曲を知らない人はいないでしょう。しかし、この曲が誰によってプロデュースされたかを知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
ディジー・ガレスピー、レイ・チャールズ、ジョン・コルトレーン、アレサ・フランクリン、オールマン・ブラザーズ・バンド、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワートといった、時代時代の先端をいったアーティストたち。トム・ダウドは、アトランティック・レコードやスタックス・レコードなどのレコード・レーベルにて、サウンド・エンジニア、プロデューサーとしてアーティストたちのレコーディングに関わり、数々の名曲を生み出してきました。

『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』は、エリック・クラプトンとデュアン・オールマンの出会いから、名曲「いとしのレイラ」の誕生秘話や本人達を含め、レイ・チャールズ、フィル・ラモーンなどアーティストや関係者たちの貴重な証言を交えながら、 彼の77年間の人生を追った作品です。
また、彼が大きく貢献したモノラル・トラックから8トラック、そしてマルチトラック・レコーディングへと変遷をたどっていったサウンド技術を通して、アメリカ音楽の歴史を描いた作品でもあります。

本作は、2003年サンダンス映画祭でのプレミア上映や、2005年グラミー賞ロング・ミュージック・ビデオ賞ノミネートなど、観客の圧倒的な指示と批評家の賞賛を得ているドキュメンタリー作品です。

トム・ダウドについて——
トム・ダウドは、音楽プロデューサーとして、またレコーディング・エンジニアとして伝説的な手腕を持ち、R&B、ロック、ジャズといったアメリカの音楽界の名盤に重要な役割を果たした人物である。
彼は、1925年10月20日、ニューヨーク市に生まれた。若い頃から数学と物理学に長け、そのため16歳から20歳まで、コロンビア大学でマンハッタン計画にかかわった。1946年には陸軍工兵隊の軍曹として、ビキニ環礁での原爆実験の放射線を調査する専門家チームを監督していた。除隊するとすぐに彼は、その科学的な知識を、レコーディング技術の変革に適用し始めた。アトランティック・レコードにいた間の彼の先駆的なバイノーラル・ステレオ・レコーディング技術、また、それ以降の8トラック・コンソールのデザインは、レコーディング業界を近代化させるものだった。

ストーリー

スタッフ

監督・製作:マーク・モーマン

キャスト

グレッグ・オールマン(オールマン・ブラザーズ・バンド)
ジョー・ボナマッサ
ルース・ブラウン
レイ・チャールズ
エリック・クラプトン
クリーム
ジョン・コルトレーン
ボビー・ダーリン
アーメット・アーティガン
アレサ・フランクリン
ベン・E・キング
セロニアス・モンク
キャブ・キャロウェイ
レス・ポール
フィル・ラモーン
オーティス・レディング
レーナード・スキナード
マイク・ストーラー
ブッカー・T&The MG's
ルーファス・トーマス
ジェリー・ウェクスラー

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