原題:The Undesirables/Gli Indesiderabili

圧倒的な迫力と事実に基づく正確なディティールで蘇る、 男たちの終わりなき闘い

2003年/イタリア/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/95分/ 配給:タキコーポレーション

2005年7月9日、銀座シネパトスにてレイトショー

© Digital Film srl- Rodeo Drive ltd srl 2003

公開初日 2005/07/09

配給会社名 0101

解説



 1951年、ニューヨーク。124名のイタリア系アメリカ人がマフィアとして起訴されたが、証拠不十分のため実刑は下されず、「好ましからざる者たち」というレッテルを貼られ、イタリアに強制送還された。
 イタリア、ジェノヴァの港で彼らを待ち構えていたのは報道陣や見物人。地元紙「イル・セーコロ・ディチャンノヴェーズィモ(19世紀に発行)」の記者ジャンカルロ・フスコも、この「好ましからざる者たち」を記事に取り上げるため取材に来ていた。フスコはメンバーの波乱に満ちた半生に興味をそそられ、調査に乗り出す。手がかりは1枚の写真のみ。彼は、そこに写っている男たちを捜し求めイタリア各地を巡りはじめる。「好ましからざる者たち」の足跡を辿るように——。
 「この映画にはギャング映画の全ての特徴が盛り込まれている」と語るのは、『Il giorno di San bastiano(聖セバスチャンの日)』のヴェネチア国際映画祭の新人監督作品賞受賞で鮮烈なデビューを飾ったパスクァーレ・シメカ。出演は『バッファロー’66』『ブラウン・バニー』のヴィンセント・ギャロ。一攫千金をたくらみ、一味に加わる無鉄砲な若者を好演。計画がスムーズに進行しないことに対する苛立ちと億劫さに板挟みになる様を巧みに表現している。卓越したセンスで着こなす50年代スタイルにも注目。『ライフ・イズ・ビューティフル』『息子の部屋』のニコラ・ピオヴァーニが重厚な音楽で作品に深みを加えている。ヨーロッパを代表するスタッフ&キャストが、壮大なスケールで描く本格派ノアール巨編が誕生した。

ストーリー

スタッフ

監督:パスクァーレ・シメカ『ギャング・オブ・シチリア 沈黙の掟』
撮影:パスクァーレ・マリ『ラスト・ハーレム』『ギャング・オブ・シチリア 沈黙の掟』
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ『ライフ・イズ・ビューティフル』『息子の部屋』

キャスト

ヴィンセント・ギャロ『バッファロー'66』『ブラウン・バニー』
ヴィンセント・スキャヴェリ『アマデウス』『ゴースト/ニューヨークの幻』『ラリー・フリント』
マルチェロ・マッツァレラ『見いだされた時 -失われた時を求めて-』『ギャング・オブ・シチリア 沈黙の掟』

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