原題:Birthday Wedding

お母さん……。 いま、この、しあわせな私の姿が見えますか……。

2005年/日本/カラー/ステレオ/73分 配給:タキコーポレーション

2005年12月09日よりDVDリリース 2005年6月11日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー

©2005「バースデー・ウェディング」製作委員会

公開初日 2005/06/11

配給会社名 0101

解説


「バースデー・ウェディング」には、男女の愛、夫婦愛、父子愛、母子愛…といくつもの愛情が溢れている。すべては普遍的で、忘れがちな感情たち。自分がどれほど周りを愛し、愛されているのか…結婚式という人生でもっともドラマティックな瞬間をきっかけに、日常のかけがえのない愛を気付かせてくれる心温まる純愛映画がここに誕生した。監督は「天体観測」「美女か野獣」「東京湾景」など人気ドラマを多数手掛けてきた田澤直樹。上原美佐、木村多江のふたりが演じる母子の、16年も時を隔てた心の通じ合いを見事なまでに繊細に描いている。実力派俳優・田中哲司、個性派俳優・忍成修吾にも注目。

ストーリー


21歳になった千晴(上原美佐)は、結婚式の前夜、父(田中哲司)の礼服のポケットから1本のビデオテープを見つける。箪笥の奥にふと目をやると、そこにはビデオカメラとともに 他にも数本のテープが、箱の中に大切に置いてある。『千晴誕生』『千晴1歳』『千晴2歳』『千晴3歳』『千晴4歳』—家族で過ごした数々の思い出がそこにあった。
 千晴は懐かしさから、『千晴5歳 千晴へ』と書かれたラベルが貼ってあるテープを手に取りデッキで再生してみることにする。無邪気に海岸沿いを走る小さな自分、父と母。ザーッという砂嵐とともに映像が終わったかと思った瞬間、「あ…ちぃちゃん?聞こえる?」
 それは、若くして亡くなった在りし日の母(木村多江)が、大人になった千晴に宛てた切なくも愛情溢れるビデオレター。「…ごめんね…あなたと一緒にいたい時間が、たくさんあったのに…ちぃちゃんのそばに、いれなくなっちゃった…」—思いがけない母との再会に、千晴は流れ出す涙を止めることができなかった。「お母…さん…」
 そして、結婚式当日。千晴は 新郎(忍成修吾)とともに、天国から見守っていてくれる母へ消すことのできない愛情と感謝を伝えるため、とくべつな‘贈り物’を準備する。

スタッフ

監督:田澤直樹
脚本:児玉頼子

音楽・主題歌:矢野絢子「瞬き」(ユニバーサルシグマ/アイランド) 

企画:山下暉人 小松賢志 矢部浩彦
プロデュース:森谷雄 西前俊典
撮影:中山光一
照明:保坂温
美術:西村徹
録音:江坂強志
サウンドデザイン:志田博英
助監督:八木一介
製作:エキスプレス
タキコーポレーション
日本出版販売
アットムービー・ジャパン
企画・制作プロダクション:アットムービー・ジャパン
配給・タキコーポレーション
宣伝協力:フレスコ

キャスト

上原美佐『ROCKERS』「夢で逢いましょう」
木村多江『いぬのえいが』『電車男』
田中哲司『海猿 UMIZARU』『この世の外へ クラブ進駐軍』
忍成修吾『北の零年』『ローレライ』

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