第1回ニュー・モントリオール国際映画祭 最優秀監督賞(シルバーアイリス賞)受賞

2005年/日本/カラー/DTS/104分/1:1.85/ 配給:ビターズ・エンド

2006年09月22日よりDVDリリース 2006年2月25日、渋谷アミューズCQN ほか全国ロードショー

公開初日 2006/02/25

配給会社名 0071

解説


17年間におよぶ、”ガール・ミーツ・ボーイ”のラブストーリー
17歳のユウとヨースケ。ヨースケの弾くギターのフレーズを、ユウは鼻唄でロずさむ。お互いが相手に対して好意を持っているにもかかわらず、「好きだ、」という一言を言えない二人。二人の感情は、近づき、もつれ、すれちがい、また惹かれ…。ある哀しい出来事に行き着き、断ち切れてしまう。それから17年。東京で偶然に再会する、34歳のヨースケとユウ。二人は17年間の空白を埋めるように、惹かれあう…。
好きな相手に、想いを伝えることが出来ない。誰もが経験する、その感情を見事に映像に定着させた本作では、ラストでユウが口にする「好きだ、」という言葉に、観る者は、きっと共感するに違いない。

絶妙なキャスティングで描かれる、純粋な愛のゆくえ
17歳のユウを演じるのは、『NANA』での好演も記憶に新しい、宮暗あおい。今や日本映画界を代表する若手女優とも言える彼女が、素直に自分の気持ちを言い表せない女子高校生の姿を瑞々しく演じている。ユウからの好意を真っ直ぐに受け入れられないヨースケの無骨さと繊細さを上手く体現するのは、『サマータイムマシン・ブルース』やTV「オレンジデイズ」の瑛太。17年後のヨースケとユウを演じるのは、西島秀俊と永作博美。二人の静謐かつ的確な演技によって、17歳の二人の未来と見事に一致する、34歳のヨースケとユウを創り出している。
四人以外にも、小山田サユリ、野波麻帆、加瀬亮、大森南朋といった面々が、それぞれ印象的な役を演じているのも見どころである。

モントリオールで絶賛された、繊細でリリカルな映像と音楽
本作で2005年ニュー・モントリオール国際映画祭で最優秀監督賞を受賞し、クロード・ルルーシュから「グランプリと同等に重要な賞。素晴らしい才能を発見した」と絶賛されたのは、CFディレクターとして活躍し、映画監督デビュー作『tokyo.sora』で注目を集めた石川寛。本作では脚本・撮影・編集も手掛け、登場人物の息遣いまで聞こえてくるような映像で、17年間におよぶ純粋な愛のゆくえを、繊細かつ詩情豊かに綴っている。
数多くのCM音楽や、『下妻物語』などの映画音楽を手掛ける菅野よう子が、前作『tokyo.sora』に引き続いて音楽を担当。本作のモチーフとも言うべき重要な曲が、ユウとヨースケの愛を繋いでいる。

ストーリー





言いたいのに言えなかった、そんな想い覚えてますか?

「好きだ、」という一言を言えない二人、17歳のユウ(宮崎あおい)とヨースケ(瑛太)。ヨースケの弾くギターのフレ一ズをロずさむユウ。二人の感情は、近づき、もつれ、また惹かれ…。しかしある哀しい出来事で、断ち切れてしまう。それから17年、東京で偶然再会する二人、34歳のヨースケ(西島秀俊)とユウ(永作博美)。変わってしまうことと、どうしても変わらないこと。17年前に忘れてきた言葉を果たして伝えることができるのだろうか…。

スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:石川寛

キャスト

宮崎あおい
西島秀俊
永作博美
瑛太
小山田サユリ

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