2004年/日本/カラー/118分/HD-24P/35mm/ビスタサイズーSR/英語(日本語字幕) 制作:カルトーニ

2005年5月14日、シアター・イメージフォーラムにてレイトショー

公開初日 2005/05/14

配給会社名 0614

解説



何処にあるのか誰も知らない。誰もが求め、最後に行き着く園、愛に溢れる館。それが「シャトー・デ・ローゼス」である。
人生に疲れた者、愛を失った者、癒しを求める者・・・様々な人間が集まり、また受け入れるその館。そこに捨てられた一人の女の子が、オカマ、ゲイ、レズビアン・・・奇々怪々な住人たちによって育てられ、性を超えた純粋な愛を育む。
そして、恋愛、嫉妬、欲望、様々な試練を乗り越え、やがて彼女は全ての人たちを愛し、また癒しを与えられるひとりの女性へと成長していく。
愛と癒しの館「シャトー・デ・ローゼス」が、今までに見たことの無い倒錯の世界へと誘う。
そう、これは究極の愛の物語である。

ストーリー



雨の夜、「シャトー・デ・ローゼス」の前に一人の赤ん坊が捨てられる。ただ、生きて欲しい、という母の願いは、その怪しげな住人たちに託される。彼らはその子を授かりものとして、大事に、いたわるように愛情を注ぎ育てていった。

やがて成長したその子モーラは、ある日、盲目の長老マリアの命が残りわずかである事を告げられショックを受ける。

そして死による別れを恐れ、皆といつまでも一緒に、死んでからもずっと一緒にいたいとの思いからメモリアルパークを作ろうと住人たちに提案する。
皆で少しずつ、お金を貯めて実現しようと。

モーラの熱意に打たれた住人たちは、さっそく、それぞれに稼ぎに出掛けて行く。
館を仕切るデザイナーのジュリー、陽気なダンサーのモンロー、怪しい化粧品を作るピアス・・・

ひとりひとりが個性や特技を生かして。しかし、そううまくはいかない。
キティはパベットショーに人が集まらないばかりか、皆に愛されるモーラに嫉妬さえ覚える。
さらには新参者の胡散臭い中国人チンにそそのかされ、皆でギャンブルに手を出してしまい・・・。

貧しい人々との出会い、マリアの死、裏切り、挫折、そして自身の恋。
様々な経験を積み重ねて、モーラは育ち、成長していく。

モーラの夢、住人たちの夢は実現するのか?

そして「シャトー・デ・ローゼス」がそれぞれに問いかける人生とは、真の愛とは。

スタッフ

プロデュース:山ざき英樹
監督・原作・脚本:山ざき英樹

キャスト

Emiko Mizuno
Mitoy Sta Ana
Richarde Cunanan
Jake Macapagal
Alexander Cortes
Bernardo Bernardo
Conor Brady
Teah
Taiju Okayasu
Kayoko Shibata
Eisuke Sasai

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