チキン・リトル
原題:Chicken Little
2005年/アメリカ/カラー/77分/ 配給:ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)
2010年11月17日よりDVDリリース 2006年04月28日よりDVDリリース 2005年12月23日(金・祝)丸の内ピカデリー2他 全国ロードショー 12月17日(土)・18(日)、先行上映決定!(※一部劇場を除く)
(c) DISNEY ENTERPRISES, INC.
公開初日 2005/12/23
配給会社名 0069
解説
ディズニー史上最も《ツイてない》キャラクターが
繰り広げる、勇気と希望の冒険ファンタジー!
人生でサイアクなことは、一番わかって欲しい人にわかってもらえないこと──たとえ世界中にそっぽを向かれても、《その人》に信じてもらえたら、きっと元気でいられるのに。たとえみんなに笑われても、《その人》が「大丈夫だよ」と言ってくれたら、どんな奇跡だって起こせるのに…。
ウォルト・ディズニーが贈る「チキン・リトル」は、何をやっても失敗ばかりの小さな小さな男の子、《チキン・リトル》の活躍を描く、勇気と希望の冒険ファンタジーである。みんなから“ダメダメ君”のレッテルを貼られたチキン・リトルが巻き起こすコミカルな大騒動に、初めは誰もが大爆笑。だが、どんな目にあっても挫けない健気な姿、「いつかきっと、ボクにも何かできる」というひたむきな信念は、いつしか観る者の心を温かな感動で包み込んでいく。誰もが応援したくなるディズニー史上最も《ツイてない》キャラクター──この冬、チキン・リトルが世界中を魅了する。
「お前には無理だよ」──それは、チキン・リトルが世界で一番聞きたくない父の言葉。1年前に “ある大事件”を起こしてしまった彼は、町中の人たちの笑い者となり、それ以来というもの、何をやっても失敗ばかり。父親のバック・クラックは息子にこれ以上の恥をかかせたくないばかりに、彼が新しいチャンレンジをしようとする度に止めるが、その“思いやり”がかえってチキン・リトルを傷つけていく。自分にも何かできることを証明し、最愛の父の信頼を回復するチャンスを、チキン・リトルはひたすら願っていた。
そんなチキン・リトルの心の支えは、かけがえのない仲間たち。頭の回転が早く、チキン・リトルの良きアドバイザー(そして実は、彼に恋している)のアビー、潜水ヘルメットがトレードマークの、好奇心のカタマリ、フィッシュ、そして、体は大きいが、ものすごく臆病者のラント──クラスメートたちからは“変わり者”扱いされているデコボコ4人組だったが、彼らの友情の絆は固かった。
事件は、ある日突然に起こった。チキン・リトルの部屋に夜空から謎の物体が降ってきて、フィッシュを乗せて空に飛び去ってしまったのだ! 必死でフィッシュの後を追うチキン・リトル、アビー、そしてラント。やがて彼らは信じられない光景を目にする。それは、野球場に着陸した巨大な宇宙船…。未体験の恐怖と必死に戦いながら、チキン・リトルはフィッシュを救うために敢然と立ち上がる──!
どんなに失敗しても、必ずやり直せる。「お願いパパ、僕を信じて」…チキン・リトルの切ない願いは、人生のセカンド・チャンスを信じる人々の心を揺さぶる。そして何よりも、愛し合いながらもすれ違ってしまう親と子のそれぞれの思いは、子供たちはもちろんのこと、かつて子供だった全ての大人たちの共感を呼ぶに違いない。
あの「リロ&スティッチ」のスティッチを超えるキュートな魅力のチキン・リトル以外にも、ディズニーならではのユニークなキャラクターが続々登場。中でも注目は、チキン・リトルの親友で《陸に上がったサカナ》のフィッシュ。水の入ったヘルメットをかぶり、「ブクブク」としかしゃべれない彼だが、その愛くるしいルックスで早くも主役と人気を二分している。フィッシュとは逆に、《醜いアヒルの子》のアビーはルックスがサエない女の子だが、秘かに恋するチキン・リトルのために一生懸命な姿を見ていると、不思議とカワイクみえてしまう“性格美人”キャラ。歌うことが大好きで、体が大きいくせに怖がりなブタのラントは、ピンチの時にはスーパー・パワーを発揮。他にも、悩み多きチキン・リトルの父親バック・クラック、とびきりキュートなベビー・エイリアンのカービーなど、心に残る永遠のキャラクターたちが物語を鮮やかに彩る。
監督は、「リトル・マーメイド」「アラジン」のスタッフとして頭角を現し、「ラマになった王様」の監督に抜擢されたマーク・ディンダル。製作は「リトル・マーメイド」「ライオン・キング」のランディ・フルマー。ディズニー生え抜きのフィルム・メイカーの下、最先端の技術を持つアニメーション・チームが集結した。1937年の「白雪姫」発表以来、イマジネーションの開拓者として世界のアニメーションを牽引してきたディズニー。2Dアニメーションの伝統によって培った芸術性は、最新テクノロジーを駆使した3DCGアニメーションへと昇華され、その奇跡の映像世界はディズニー・アニメーションの新時代の幕を開ける。
誰もが“チャンス”を待っている──いつかきっと、うまくいく。いつかきっと、わかってもらえる。いつかきっと、チャンスがあれば…。だからこそ、チャンスを信じて奮闘するチキン・リトルの不屈のチャンレンジャー精神は、限りない勇気と希望を与えてくれる。誰もが応援したくなるキャラ、チキン・リトル。でも本当は、チキン・リトルが世界中の人々にエールを贈ってくれているのである。
ストーリー
失敗ばかりのチキン・リトルは、いつかヒーローになれると
信じていた。たった一度のチャンスさえあれば…。
ごく平凡な、どこにでもある穏やかな町、オーキー・オーク。この町で有名なものといえば、ひとつは、色ツヤともに最高のドングリ。(町のあちこちに“宇宙一のドングリの里”と銘打った看板がある)そしてもう一つは、町中を大パニックに陥れた《ドングリ事件》の張本人として一躍名を馳せた、小さな小さな男の子、チキン・リトル!
《ドングリ事件》──ちょうど1年前のこと。チキン・リトルは警報用の鐘を力いっぱい鳴らし、「空のカケラが落っこちてきた!」と騒ぎ立てた。警察や消防隊は緊急配備で出動し、町は逃げ惑う人々で大パニックに。騒ぎを聞きつけたマスコミは、チキン・リトルにことの次第を聞きだそうと、本人を直撃取材したのだが、空のカケラはどこにも見当たらず、見つかったのはドングリの実だけであった。頭上に落っこちてきたドングリの実を、空のカケラと勘違いしただけ…誰もがそう決めつけ、チキン・リトルの言葉を信じてくれる者はいなかった。父親のバック・クラックでさえも…。
《ドングリ事件》の大失敗以来、チキン・リトルは、何をやってもヘマばかり繰り返し、町中の笑いものとなってしまう。バック・クラックは、息子の姿を見るたび胸を痛め、彼を心配するあまり、ついつい「お前には無理だよ」とチキン・リトルに言ってしまうのが口グセ。町の人に嘲笑されることよりも、父親に認めてもらえないことの方が、チキン・リトルには何よりも辛かった。
そんな彼にも、仲の良い友だち3人組がいた。フィッシュは、陸地で生活するため、潜水ヘルメットをいつもかぶっている。好奇心旺盛なあまり落ち着きがなく、みんなからケムたがられていた。ラントは、体は大きいけど、ものすごく臆病で、自分に自信がもてずにいる。そしてアビーは、チキン・リトルの良き理解者で、占い雑誌が大好きな女の子だ。彼女のルックスは個性的なあまり、(それを「醜い」と言うヤツもいる)皆から敬遠されていた。クラスメートからは“変わり者”扱いの彼らだったが、チキン・リトルにとってはかけがえのない心の支えだった。
そんなある日のこと。チキン・リトルはまたしても事件を起してしまう。体育の授業中にいじめられたアビーを庇おうとしたチキン・リトルは、運悪く火災報知機にぶつかり、スプリンクラーを作動させてしまったのだ!父親が校長に呼び出され、厳重に注意を受ける。家路に向かう車のなか、チキン・リトルはなんとか事情を説明しようとするが、バック・クラックは話を聞いてくれない。 「なぁ、息子よ…これ以上、問題を起さないでくれ」
それでもチキン・リトルは、決してくじけなかった。「チャンスさえあれば、きっと名誉挽回できるはず…」彼はいつも、そう信じていた。そしてついに、彼は野球の試合でそのチャンスを手に入れ、見事な結果を収める!それは、長年のライバル・チームとの決勝戦でのこと。代打で登場したチキン・リトルは、渾身のヒットを放ち、その活躍によってチームを奇跡の逆転優勝へと導いたのだ!バック・クラックは「これでみんなも、《ドングリ事件》を忘れてくれる」と大喜び。《ドングリ事件》の時に父が自分を信じてくれなかったことを、チキン・リトルは忘れることができなかったが、久しぶりに誉めてもらえたことが嬉しくて、そのことは口にできなかった。その夜、チキン・リトルは部屋から夜空の星を見上げ、今日のことを感謝する。だが、その時、最悪の事態が起こってしまう。──なんと、またしても“空のカケラ”が降ってきたのである!しかも、チキン・リトルの部屋の中に!
すぐさま親友のアビー、ラント、フィッシュに助けを求め、4人でこの空のカケラをどうすべきか話し合っていると、カケラに興味を示したフィッシュが何かの作動ボタンを押してしまう。すると、ブルブルと震え始めた空のカケラは、フィッシュを乗せて空の彼方に飛び去ってしまった!フィッシュの行方を追って野球場までたどり着いたチキン・リトル達は、その上空にまばゆい光を放つ宇宙船を発見する!そして、その宇宙船内には、フィッシュの姿が…。
未体験の恐怖に震えながらも、チキン・リトルたちは必死に勇気を振り絞り、宇宙船内に潜入する──はたして、チキン・リトルはフィッシュを救出することができるのか?そして、エイリアン襲来の危機にさらされた町の運命は──?!
スタッフ
監督:マーク・ディンダル
製作:ランディ・フルマー
脚本:スティーヴ・ベンチック、ダン・ガーソン、ロバート・L・ベアード
音楽:ジョン・デブニー
キャスト
(声の出演)
ザック・ブラフ
ゲイリー・マーシャル
ドン・ノッツ
パトリック・スチュワート
エイミー・セダリス
スティーヴ・ザーン
ジョーン・キューザック
ウォーレス・ショーン
ハリー・シェアラー
フレッド・ウィラード
キャサリン・オハラ
パトリック・ウォーバートン
アダム・ウェスト
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