奇妙なアナは、ボクらを誘う

2005年/日本/1時間23分/DV/カラー 配給:アルゴ・ピクチャーズ

2005年12月22日よりDVDリリース 2005年3月19日よりシアター・イメージフォーラムにてロードショー

公開初日 2005/03/19

公開終了日 2005/04/08

配給会社名 0090

解説


 モノに溢れる大量消費時代、ハイテク機器に囲まれた情報社会の中で生活する私達は、日々の生活の中で「自分」という存在が曖昧になっていく感覚を覚える。
そんな中、私達は何かにすがりつく「欲望」によって生き長らえる。金、人、物、思想。対象となる「欲望」は、いろいろ用意されているが、どれも短い期間で消費されつくし、次の対象を探すことになる。

 プライバシーはもちろん「生」や「死」の概念さえ、大量の情報の中に被い尽くされ、自分の存在意義さえも考えられないような状態。そんな状態を打破するかのように、カルト集団や災害、犯罪、病んだ精神によって、内部と外部の両面から突然目の前にあらわれる「生」と「死」の境界線。しかし、それも、次の瞬間には情報に埋もれ「欲望」に消費される対象になる。

 現代社会を象徴する(誇張された)様々な欲望を抱えた人々をモチーフとして、彼等の「快楽」「苦悩」そして「破滅と再生」をシニカルな笑いを交えながらも切実に描く、さらには彼等を見守る「超自然の存在」を描くデジタルムービー。
それがアナライフである。

ストーリー



様々な形で「欲望」の円環構造に捕われた彼等。
彼等は偶然とも必然ともいえる形で尻の穴に傷を負い、肛門科の待ち合い室で出会う。そしてその時、彼等は無限円環の輪から脱却する意外な出来事に遭遇する。

スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:合田健二
製作:野村卓也 (SUPER STATION)、合田健二 (Galaxy of Terror)
音楽:レイ・ハラカミ(SUBLIME RECORDS)、鈴木勝
音響:吹田哲二郎
3DCG:寺岡昌広

キャスト

高橋伸禎
増田あゆみ
横田陽平

畑中啓司
水野 五郎
寺山直哉
芦田朋子
今村有里
西村裕子
中村梨沙
甲田貴子

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