原題:Sin City

2005年4月1日全米公開

2005年/アメリカ映画/124分/ドルビーSR、ドルビーデジタル、SDDS/ビスタサイズ/字幕翻訳:林完治 サウンドトラック:ランブリング・レコーズ/ジェネオン エンタテインメント 提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ Powered by ヒューマックスシネマ 協力:ジェネオン エンタテインメント

2009年07月24日よりDVDリリース 2007年06月22日よりDVDリリース 2006年06月23日よりDVDリリース 2005年10月1日、丸の内ルーブル系にて全国ロードショー

公開初日 2005/10/01

配給会社名 0025

解説



残酷で、セクシーで、獰猛で、刺激的!
唯一の欠点は、あまりに素晴らし過ぎるということ。-「ローリング・ストーン」誌
刺激に飢えた全ての少年諸君、もしくは少年の心を持った大人たちよ。
この映画のチケットを手にすれば、究極の刺激ワールドへまっしぐらだ!!
-「バラエティ」紙
革命的!あなたが今までに観たどんな映画とも似ていないことを保証する
-「ニューヨーク・ポスト」誌
超ゴージャス、超バイオレンス、超アメイジング!
吹き飛ばされて劇場の壁に激突すること間違いなし!!-「CBS ラジオ」
この面白さは、罪(シン)だ!!-「ワシントン・ポスト」誌

新時代アクション超大作!前代未聞の“刺激世界”が日本を吹っとばす!
全米No.1大ヒット!
すべてのエンタテインメントを過去に追いやる新時代アクション超大作!
最新の映像革命を次々と体験し、もはやめったなことでは驚かない全米マスコミの唖然・呆然・そして大絶賛の声を浴び、熱狂的な観客の絶大なる支持を得て、全米No.1大ヒットを記録したエンタテインメント超大作──それが『シン・シティ』だ!
 オープニングからいきなり視覚を一撃するのは、鮮烈で凶暴な赤が効果的に挿入されるパートカラーと、過去の映画のセオリーを徹底的に無視した、登場人物がスクリーンから飛び出すような大胆な構図とカット割りだ。さらに、全身の血液が一瞬で沸騰、心臓の鼓動を音速に変えるウルトラ・バイオレンスな超絶アクション、怒りと憎しみが交わる“罪の街”で、初めて出会ったピュアな愛のために命を懸けて闘う強烈なキャラクターたち…。
 映画史100年を遡ってもどの作品にも当てはまらない、唯一無二のスーパー・オリジナルな世界を創り出したのは、『デスペラード』『スパイキッズ』シリーズ等、独自のエンタテインメントを追求し続けるロバート・ロドリゲスと、グラフィック・ノベル界の鬼才にして大御所のフランク・ミラー。今までのアメコミとは一線を画する独自の様式美が高く評価され、アイズナー賞など数々の権威ある賞を受賞しているミラーの金字塔的作品「シ
ン・シティ」にすっかり心を奪われたロドリゲスが、映画化の話をことごとく断ってきた彼を口説き落としただけでなく、共同監督に迎え入れたのだ。
ロドリゲスは、自ら製作・撮影・編集・音楽も担当し、ミラーと共に理想的かつ完璧な制作体制を実現した。
 さらにもう一人、『シン・シティ』に驚愕の住人が加わった。盟友ロドリゲスの撮影現場を訪れた『キル・ビル』のクエンティン・タランティーノが、ワンシーンのゲスト監督をすることに決まったのだ。こうして21世紀を騒がせる鬼才3人の名前が“共犯者”としてクレジットされた前代未聞の映画が誕生、遂にこの秋、“罪の街=シン・シティ”が日本を吹っとばす!
 

出演希望殺到!常識をはるかに超えた最初で最後の超豪華キャスト!!
 『シン・シティ』映画化のためのスーパー・プロジェクトが結成されたという噂は、一晩でハリウッドの隅々にまで広がった。名だたるスターたちから出演希望が殺到、その結果、常識を打ち砕く豪華キャストが集まった。
 高層ビル群が光り輝く巨大な街の裏通り。そこには犯罪に満ちた深い闇が広がっていた。憎しみと裏切りが支配する街“シン・シティ”で、己のルールに従って生きる3人の男たちは、忘れたはずの愛に出会う。闇の権力に脅かされる女たちを守るため、彼らは命を懸けた闘いに挑む──。
 それぞれのスタイルで愛を貫こうとする3人の男たち──シン・シティ最後の正義、ハーティガン刑事には世界が認めるスーパースター、ブルース・ウィリス、いかつい姿にピュアな心を秘めた前科者マーヴには、近年のクセのある脇役から一転して往年の存在感を復活させたミッキー・ローク、そしてシン・シティの裏の裏を自在に歩き回る男、ドワイトには『クローサー』でアカデミー賞にノミネートされた演技派、クライヴ・オーウェンが扮している。
 彼らに愛される女たちは、ジェームズ・キャメロンの大ヒットTVシリーズ「ダーク・エンジェル」で一躍人気者となりキュートな魅力で世界中を虜にしている、『ファンタスティック・フォー』の公開も間近なジェシカ・アルバ、ビッチな女を魅惑的に演じて評価の高い『8 Mile』のブリタニー・マーフィ、『アレキサンダー』のロザリオ・ドーソン、スーパーモデルからハリウッドの世界に転身したジェイミー・キングらが演じている。
 そして、『トラフィック』でアカデミー賞を獲得した、今世界で最もセクシーな男ベニチオ・デル・トロ、『ロード・オブ・ザ・リング』で大スターとなったイライジャ・ウッド、『ターミネーター3』のニック・スタールらが、思わず目を疑う怪演を披露。さらに、VOGUEのスーパーモデル、デヴォン青木が二刀流を振り回すクールな殺人兵器に、『パール・ハーバー』の爽やかな美青年ジョシュ・ハートネットが女だけを狙う悪漢に扮しているのも見逃せない。
その他、『キル・ビル』のマイケル・マドセン、『グリーンマイル』のマイケル・クラーク・ダンカン、『ブレードランナー』のルトガー・ハウアーなどの個性派が、主要キャラクターに負けない圧倒的な存在感を示している。

ストーリー




憎しみと裏切りが支配するこの“罪の街=シン・シティ”で、ある日3人の男たちは、絶滅したはずの愛に出会う。
彼らは、愛する女を闇の権力から守るため、命懸けの闘いに挑む──。

EPISODE 1
 仮出所中のマーヴ(ミッキー・ローク)は、生まれて初めて “天使”を抱いた。屈強な肉体と醜い傷跡が走る顔のせいでプロの女も近づかないマーヴに愛をくれたのは、高級娼婦のゴールディ(ジェイミー・キング)だった。しかし、彼女は殺され、罪をきせられたマーヴは必ず敵を討つと心に誓う。
 馴染みのストリップ・バー、“ケイディ”で追っ手を迎え撃ち、黒幕を辿っていったマーヴは、ある神父(フランク・ミラー)に行き着く。彼はさらに大物の名前を出し、その男の農場へ行けばわかると告げる。
 農場で、不気味なメガネの男(イライジャ・ウッド)にハンマーで倒されたマーヴは、この男こそ、ゴールディ殺しの犯人だと確信する。男の名はケビン、人殺しの異常者だった。そこから脱出したマーヴが、駆けつけた警官を返り討ちにして聞き出した黒幕はロアーク枢機卿(ルトガー・ハウアー)、アメリカを陰で牛耳る男だった。
 街に戻ったマーヴを、ゴールディの双子の姉、ウェンディ(ジェイミー・キング/二役)が迎える。彼女はマーヴを疑っていたが、彼の瞳に真実を見る。
再び農場へ向かったマーヴは、この世で考えられる最も残酷な方法でケビンを殺し、ロアークの元へ。ゴールディの死、自らに着せられた罪の理由がロアークの口から全て語られた時、マーヴの取った行動は・・・。

EPISODE 2
 その時、ドワイト(クライヴ・オーウェン)は、キレた。ストリップ・バー、“ケイディ”でウェイトレスをしている恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィ)につきまとう男、ジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)を痛めつけたのだ。ジャッキーは4人の仲間と退散したが、不穏な空気を感じたドワイトは彼らを尾行する。
 ジャッキーは、娼婦たちの自治区、オールド・タウンへ繰り出す。警官に金と楽しみを与える代わりに、女たちは一帯の支配権を得ていた。娼婦たちのトップに立つのはゲイル(ロザリオ・ドーソン)、ドワイトの昔の恋人だ。
 声をかけたベッキー(アレクシス・ブレデル)にバカにされ、カッとなったジャッキーが銃を取り出したその時、殺人兵器ミホ(デヴォン青木)の二刀流が、瞬時に獲物を切り裂く。死体となったジャッキーのポケットを調べたドワイトは驚愕した。ジャッキーは警部補だったのだ。警官を殺せば、オールド・タウンの自治協定は崩れる。女達を守るために事件を隠すべく、ドワイトは死体を捨てに向かう。
 一方、ベッキーの密告から事件を知ったギャングの用心棒マヌート(マイケル・クラーク・ダンカン)は、ジャッキーの首を奪って警察に引き渡し、オールド・タウンを手に入れようと画策する。ドワイトと女たちは、マヌート一味との全面戦争を覚悟し、ある計画を実行にうつす。かくして壮絶な銃撃戦が始まった・・・。

EPISODE 3
 シン・シティ最後の正義、ハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)は、引退の日にも狭心症に苦しみながら、悪を追っていた。法さえも支配する街の権力者、ロアーク上院議員(パワーズ・ブース)の息子で、3人の幼女を殺しても警察が手を出せないロアーク・ジュニア(ニック・スタール)だ。
彼は新たな犠牲者、11歳のナンシーを誘拐する。ハーティガンは、ジュニアを半殺しにして、ナンシーを救出する。しかし、相棒ボブ(マイケル・マドセン)の裏切りの銃弾に倒れ、息子の復讐に燃えるロアーク議員に罪をきせられる。
 拷問を受け、自白を強要されるハーティガンの唯一の支えは、偽名で書かれたナンシーからの手紙だった。ところが8年後、手紙が突然途絶えて若い女の指が届く。ナンシーの身を案じたハーティガンは、罪を認めて出所する。人気のないナンシーの部屋にあったマッチを手がかりに、ストリップ・バー、“ケイディ”に着いたハーティガンは、舞台で踊る艶やかに成長した19歳のナンシー(ジェシカ・アルバ)に目を見張る。ハーティガンは異臭漂う黄色い男〈イエロー・バスタード〉の尾行に気付き立ち去ろうとするが、喜びに輝いたナンシーが舞台を飛び降りてハーティガンを抱きしめる。
 二人は互いの強い愛を確信するが、ハーティガンは神聖な存在であるナンシーに手を触れることすらできなかった。その隙をついてナンシーを拉致する黄色い男、それは治療の副作用で醜く変貌したジュニアだった。ジュニアが逃げ込んだ農場を突き止めたハーティガンはナンシーを救い出し、8年越しの復讐を遂げるため、最後の戦いに挑むのだった・・・。

スタッフ

監督・脚本:ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー
特別監督:クエンティン・タランティーノ
原作コミック:フランク・ミラー
撮影・編集:ロバート・ロドリゲス
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン&ハーヴェイ・ワインスタイン
製作:エリザベス・アベラン&ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー
音楽:エリザベス・アベラン&ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー
美術:ジャネット・スコット
特殊効果メイク:K.N.B.エフェクツ・グループ

キャスト

ハーティガン:ブルース・ウィリス
マーヴ:ミッキー・ローク
ドワイト:クライヴ・オーウェン
ナンシー・キャラハン:ジェシカ・アルバ
ジャッキー・ボーイ:ベニチオ・デル・トロ
ケビン:イライジャ・ウッド
ザ・マン:ジョシュ・ハートネット
シェリー:ブリタニー・マーフィ
ミホ:デヴォン青木
ゲイル:ロザリオ・ドーソン
イエロー・バスタード:ニック・スタール
マヌート:マイケル・クラーク・ダンカン
ロアーク枢機卿:ルトガー・ハウアー
ボブ:マイケル・マドセン
ゴールディ / ウェンディ:ジェイミー・キング
ベッキー:アレクシス・ブレデル

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