2005年/韓国/1:2.35/ドルビーSRD/112分 配給:東芝エンタテインメント

2006年03月24日よりDVDリリース 2005年11月12日、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開

公開初日 2005/11/12

配給会社名 0008

解説



韓国映画「オールド・ボーイ」で昨年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したパク・チャヌク監督(41)の最新作『親切なクムジャさん』。主演は韓国の国民的美人女優イ・ヨンエ(34)。NHK-BS2で放送中の「宮廷女官 チャングムの誓い」も既に評判が高い。

『JSA』で注目。「韓流」最後の大物が、この秋、日本列島を騒がせる!!

 イ・ヨンエは韓国の吉永小百合のような存在で、すでに国民的スター。日本では韓流ブームが起きる前、同じくパク監督作『JSA』(00年)で演じた美人女性将校役を機に注目され始めた。
 『親切なクムジャさん』は監督にとって『オールド・ボーイ』に続く復讐をテーマにした作品。イ・ヨンエは清純なイメージをかなぐり捨て、娘を救うため、誘拐殺人の冤罪で13年間服役した元女受刑者を演じる。誰に対しても微笑を絶やさず、天使を思わせるやさしい一面とは別に、自分を陥れた男への復讐を誓い、出所と同時に実行へ移していく。
「酸素のような女性」というキャッチフレーズの通り、素顔は清そなイ・ヨンエ。「女性をこのように描いた映画は韓国では非常に珍しい。殴る場面もある。監督には全幅の信頼を寄せており、いままで気づかなかった自分に出合う日々」と手ごたえを感じている。 
 日本でも放送中の「宮廷女官 チャングムの誓い」は韓国で視聴率57%と驚異的な数字を記録。が、ヨンエが4年ぶりに映画の仕事を選択したのは「テレビの完成度に限界を覚えた。私はイメージに執着するより、まだ学ぶ立場。映画の中で完成度を求めたかった」からという。トップ女優の大胆なイメージチェンジが、日本でも大きな話題を集める事になりそうだ。

ストーリー


サンタクロースの衣装を着た聖歌隊と伝道師が、”親切なクムジャさん”と呼ばれている女性を待っている。キョンジュ刑務所から出所した女たちは、待ち構えていた家族と抱き合ったり、「心を白くして二度と刑務所に戻らないように」豆腐を食べている。そんな中を、冬だというのに水玉のワンピース姿の女性が無表情で歩いてくる。
イ・クムジャ。20歳のときに「ウォンモ君誘拐事件」の犯人として逮捕され、その美貌と残忍な手口により世間を騒然とさせた。13年の刑期を終えた彼女は、逮捕された時と同じワンピースを着て出てきたのだった。刑務所にいた時からクムジャを支援してきた伝道師が差し出した豆腐の皿を、彼女は片手でひっくり返し、「余計なお世話です」とぴしゃりと言って、立ち去っていく。
刑務所の中で、クムジャは、他の囚人にいじめられた新入りの代わりに復讐を施したり、老いた元北朝鮮スパイの世話をして、この世の天使のように崇められ、”親切なクムジャさん”と呼ばれるようになったのだった。その顔からは光が放たれていたという。だが、出所した彼女からは、刑務所にいたときの聖母のような微笑みは消えていた。13年前から心に決めていた作戦を開始する時が来たのだ。

スタッフ

監督:パク・チャヌク
脚本:チョン・ソギョン/パク・チャヌク
撮影:チョン・ジョンフン
照明:パク・ヒョンウォン
音楽:チョ・ヨンウク
衣装:チョ・サンギョン
メイク:ソン・ジョンヒ
編集:キム・サンボム/キム・ジェボム
製作:イ・テホン/チョ・ヨンウク
プロデューサー:イ・チュニョン
製作:MOHOフィルム/CJエンタテインメント
配給:東芝エンタテインメント

キャスト

イ・ヨンエ
チェ・ミンシク
クォン・イェヨン
キム・シフ
ナム・イル
キム・ビョンオク
オ・ダルス
イ・スンシン
キム・ブソン
ラ・ミラン
コ・スヒ
ソ・ヨンジュ
キム・ジング

友情出演
オ・グァンノク
イ・デヨン
イム・スギョン
ハン・ジェドク
リュ・スンワン

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