竹内 力・第一回製作総指揮劇場公開作品

2005年/日本/81分/ビスタサイズ/R-15 配給:RIKI PROJECT

2005年06月24日よりDVDリリース 2005年5月28日よりテアトル池袋にてレイトショー

公開初日 2005/05/28

配給会社名 0605

解説


今や日本映画界になくてはならない存在となった竹内力。そんな彼が製作総指揮を兼ね、はじめて劇場公開作を手がけた記念すべき第一弾、それがこの『捨て犬』である。銃撃戦では1000発を超える銃弾を使用、その圧倒的な迫力にただただ圧倒されるばかりか、暴力と裏切りに満ちた世界で散っていった男たちの熱い絆を濃密に描き切り、『レザボア・ドックス』『インターナル・アフェア』に負けるとも劣らない重厚なドラマが展開される。
 出演は男の哀しみを一身に背負った神崎に竹内力が扮する他、『壬生義士伝』『アイデン&ティティ』などで際立った存在感を見せる野村祐人が谷原を演じ、悪に手を染めることに嫌悪感を抱きながらも仁義の世界に魅了されていく複雑な心理を絶妙に体現する。また威厳と狡猾さをあわせ持つ組織の幹部、鬼頭に『DISTANCE』『あずみ2』などで強烈な個性を発揮、邦画界が誇る名優として活躍を続ける遠藤憲一。クライマックスでの神崎と鬼頭の死闘は本編のハイライトとして観る者の記憶に刻まれることだろう。監督はガンエフェクトのエキスパートとして数々の作品を手がけた浅生マサヒロ。初監督作とは思えない巧みな手腕により、出演者は男のみというこの意欲作を完成させた。

ストーリー

それは、最も美しく、最も哀しい裏切りだったーー

潜入捜査官として組織の中枢に潜り込んだ谷原(野村祐人)。彼は冷酷さの中にも一本筋の通った男、神崎(竹内力)の寵愛を受け、次第に非道な世界へ足を踏み込んでいく。警察官としての義務と神崎や組織に対する仁義との狭間で揺れ動く谷原。一方、組織幹部の鬼頭(遠藤憲一)は、神崎の過去の失敗を根に持ち、神崎潰しの機会を窺っていた。そんな中、台湾の組織との大掛かりな取引が行われる。これを機に組をのっとろうと画策する鬼頭。捜査の最終段階としてこの取引を盗聴するよう命じられた谷原。鬼頭の思惑に薄々気づきながらも沈黙を守る神崎。緊張が頂点に達したとき、あるアクシデントをきっかけに壮絶な銃撃戦が勃発、むなしい抗争の果てに衝撃的な真実が次々と明かされていく・・・。

スタッフ

製作総指揮:竹内 力
プロデューサー:本島章雄・石田聖子
脚本:小谷暢亮
監督:浅生マサヒロ

キャスト

竹内 力
野村祐人
中野裕斗
大久保貴光
金城明男
西守正樹
森羅万象
遠藤憲一

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す