原題:Heaven's Seven

東京国際ファンタスティック映画祭2004正式出品作品

2002年/タイ/35mm/ドルビーデジタル/121分 配給:メディア・スーツ

2006年04月14日よりDVDリリース 2005年12月17日よりテアトルダイヤほかにてレイトショー公開!!

公開初日 2005/12/17

配給会社名 0066

解説


今、タイ映画界は燃えている!本格的なタイ王国映画界の日本進攻作戦がいよいよはじまる!

タイといえば世間的には「微笑みの国」と言われている。が、しかし! タイ映画には、そんなヤワな言葉ではくくりきれないサムシングが満載。2005年秋から2006年にかけて『デッド・ライン』『7人のマッハ!!!!!!!』『ダブルマックス』『トム・ヤム・クン!』など話題作目白押し!常軌を逸した暴力描写、死を覚悟したアクション、ブレーキの壊れたギャグ、過剰すぎるほどのサービス精神、そして仏様と象と国王を大事にしない奴は死ねばいいんだ! というハードコアな愛国スピリッツ! とは裏腹に、「ま、気楽に行こうや!」というタイ人精神を表す言葉「マイペンライ(=無問題)」イズム。そんなタイ式映画の心意気がブチ込まれた映画『バトル7』が遂に日本上陸。
本作は2002年、タイで公開されるや否や大ヒットを記録。さらに2004年、東京国際ファンタスティック映画祭で上映し、タイ映画童貞であった多くの観客たちのハートをカツアゲし尽くしたアナーキーな魅力に満ち溢れた一作である。
時は1970年代、ベトナム戦争真っ只中! 無法のタイ荒野を舞台に、赤い短パン着用の2丁拳銃の使い手、爆破のエキスパートで今は坊主、八百長専門のムエタイ・ボクサー、素手ゴロ最強のハードパンチャー、ジリ貧ギャンブラー、ジェームズ・ディーンみたいな男の子になりたい京劇役者、失恋中のソルジャーというまったく統一感のない特攻野郎7人が列を組み米軍アーミー相手のデカいヤマに挑む! 狙うは米軍の隠し持つナパーム弾強奪!
製作は『マッハ!』の監督プラッチャヤー・ピンゲーオ。彼を筆頭に『マッハ!』製作チームが全面参加。と書くと、いま読んでいるあなたはきっと『マッハ!』のようなアクション映画と思うだろう。しかし、それは断じて違う! 『バトル7』の魅力は『不良番長』シリーズ、『直撃!地獄拳』などの東映野郎路線や『五福星』、『ドラゴン特攻隊』などの香港アクション・コメディを彷彿とさせる世界観に濃厚なマカロニウェスタン魂が注入された感じ。というわけでマイペンライ精神でリラックスして楽しんでね!

ストーリー




ベトナム戦争中のタイ。ベトナム従軍経験のあるギャンブラー、通称”イカサマ”は町の顔役との取引で、米軍がひそかにタイに運び入れようとしている財宝を、トラックごと強奪する計画を引き受ける。彼は軍隊時代のリーダー、”赤パン”に声をかけ、曲者ぞろいの昔の仲間を集めて強奪を成功させるが、町の顔役に裏切られてしまう。さらに恐ろしい事に秘密の漏洩を恐れた米軍はこの事件をなかったものとするため、精鋭部隊を送り込んできた。かくして7人の仲間たちと、米軍、顔役一味の、男と国の威信をかけた三つ巴の戦いが始まる!

スタッフ

監督:チャーム・ウォンビム
製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ

キャスト

赤パン:ポングパット・ワチラブンジョング
和尚:コム・チュアンチュエン
ジミー(自称):トサポール・シリウィワット
イカサマ:アマリン・ニティポン
ロマンス:ピーセック・インドラクンチット
鉄拳:チャム・チャムラン
ムエタイ:ポンサック・ホンスワン

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