原題:Stuart little

「トイ・ストーリー2」を抑え、全米初登場No.1。 全米興収1億3500万ドルを突破した大ヒット・ムービー

1999年度/コロンビア映画作品/全5巻、2321mm/ビスタ・サイズ/SDDS、ドルビーSR、SRD/ 字幕翻訳:戸田奈津子/上映時間1時間24分/サントラ盤:ポリドール 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2007年11月28日よりDVDリリース 2000年7月15日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にて夏休みロードショー公開 2000年12月22日よりビデオ・DVD 同時発売/レンタル開始

公開初日 2000/07/15

配給会社名 0042

解説

すでに50年以上も多くの家族たちを楽しませてきたアメリカの作家E.B.ホワイトの名作をもとにつくられたファミリーエンタテインメント「スチュアート・リトル」。リトル家の人々を演じるのは、アカデミー賞受賞者ジーナ・デイビス、ジョナサン・リップニッキー、そしてヒュー・ローリー。数々の困難を乗り越えて、スチュアートは本当の意味での家族、友情などについて学んでゆく。一方、リトル家の人々も、誰の心にも“スチュアート”−−困難にもめげず夢を追うための勇気−−かいることを発見する。
監督は、「ライオン・キング」共同監督の1人、ロブミンコフ。脚本は「シックス・センス」でメガヒットを飛ばしたM・ナイト・シャマラン。
SFX監督に「スター・ウォーズ」でアカデミー賞を受賞したジョン・ダイクストラを迎え、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの最新技術と最高のスタッフ陣の手により、映像化されたこの作品は、本年度アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされました。

2000年のオープニングをNo.1でスタートした「スチュアート・リトル」が、いよいよこの夏、日本にやって来る!

ストーリー

 リトル家は理想的な家庭。やさしいパパ(ヒュー・ローリー)ママ(ジーナ・デイビス)、幼い一人息子のジョージ(ジョナサン・リップニッキー)、猫のスノーベルの四人家族で、ニューヨークのビルの谷間に立つ、小さな、ちょっと古風な家に暮らしている。幸せいっぱいの家族だけれど、弟をほしがっているジョージのために、リトル夫妻は養護施設に養子をもらいに行く。

 養護施設に着いたリトル夫妻は、元気がよくてかわいい子供たちがあんまり大勢いるので、迷ってしまう。「どの子を見ても素敵・・・」ふたりでため息をついていると、下の方から声がする。「素敵なのはあなたたちの方だよ。お互いがかけがえのない家族なんだね。」

 声の主を探すと、ふたりの間に小さな白いネズミがすわっている。こうしてスチュアート(声マイケル・J・フォックス)に出会ったリトル夫妻は、その賢さと家族に憧れるいじらしさに、いっぺんで彼を気に入り、養子にもらい受ける。

 ところが、新しい弟に会えるのを楽しみに学校から帰ってきたジョージは、スチュアートが人間ではないので喜ばない。猫のスノーベルは、スチュアートが人間並みに扱われている上に、自分がネズミのペットになるということが気に食わない。スチュアートにとっては先が思いやられる、リトル家でのスタートだ。

 新しい家族ができたことを祝って、ある夜仲良しの親戚一同がリトル家に集まってくる。好人物のおじさんやおばさんは、最初こそスチュアートがネズミであることに驚くものの、それぞれに贈り物をくれる。ボーリングのボールに自転車、パパもおじさんもこれでキャッチボールをしたという、リトル家に伝わる野球のボール・・・どれも大きすぎて使えない物ばかりだが、スチュアートは家族をもつという夢がかなって大喜び。

 だが、「ネズミにキャッチボールなんてできるかよ。こんなやつ、弟じゃない!」とついにジョージが不満をぶちまける。スチュアートにとっては何よりもつらい。その夜、リトル夫妻のベッドの潜りこんだスチュアートは、自分のほんとうの家族のことを知りたい、と養父母に打ち明ける—

 スノーベルの餌をたかりに、ちょいちょいやってくる悪猫のモンティがいる。ある日、そいつに追いかけられたスチュアートは、ジョージの部屋へと逃げこんだ。そこにはジョージがパパと丹精こめて作ったさまざまな模型があふれていた。中でも目を引いたのがまだ未完成のヨット。「子供のヨットレースがあるけど、小さいから出場できない。」と言うジョージに、「ぼくと挑戦してみようよ。」と励ますスチュアート。弟はむりだが、ジョージの友達にはなれたようだ。

 セントラルパークでの模型ヨットレースの日。スチュアートはリモコンを運んでいて人混みにもまれ、壊してしまう。子供達からは馬鹿にされ、しょげるジョージに「大切なのは決してあきらめないことだよ」とさとすパパ。その言葉通り、スチュアートが自らセーリングして、様々な妨害にもめげずついに優勝!

 親戚一同もお祝いに駆けつけ、トロフィーと共に家族四人で記念写真に収まる。スチュアートが今度こそ「幸せの絶頂」と思えたそのとき、玄関に客が。何とスチュアートの両親を名のるネズミの夫婦だった。お行儀の悪い父親のレジナルド、服装の派手な母親のカミーユをリトル夫妻は怪しむが、「人間にはネズミの心を満たすことはできない。」と言われ、泣く泣くスチュアートを引き渡す。地下室にこもってしまったジョージも最後に駆け出してきて、一番の宝物であるおもちゃのロードスターをプレゼント。ネズミ一家はその車でリトル家を去る。

 ところが、リトル家を訪れた養護施設の職員が、「スチュアートの本当の両親は、何年も前にスーパーで缶詰の下敷きになって死んだ。」と告げる。実はネズミの夫婦は、嫉妬したスノーベルの悪猫仲間どもに脅され、スチュアートを引き渡す取り引きをしていたのだ。スチュアートを外へ誘き出すことに成功した野良猫達は、「今度は俺達の手で…」と彼にに迫る。

 セントラルパークを舞台に、野良猫達とスチュアートの追跡劇が始まった—。

スタッフ

監督:ロブ・ミンコフ
製作:ダグラス・ウィック
製作総指揮:
  ジェイソン・クラーク、ジェフ・フランクリン、
  スティーブ・ウォーターマン
脚本:M.ナイト・シャマラン、グレッグ・ブルッカー
原作:E.B.ホワイト
特殊効果シニア・スーパーバイザー:ジョン・ダイクストラ
視覚効果:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス
美術:ビル・ブルゼスキー
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:トム・ファイナン
衣装デザイナー:ジョセフ・ポロ
アニマル・スタント・コーディネーター:ブーン・ナー
音楽作曲:アラン・シルベストリ

キャスト

スチュアート:マイケル・J・フォックス(声)
ミセス・リトル:ジーナ・デイビス
ミスター・リトル:ヒュー・ローリー
ジョージ・リトル:ジョナサン・リップニッキー
スノーベル:ネイサン・レイン(声)
スモーキー:チャズ・パルミンテリ(声)
モンティ:スティブ・ザーン(声)
ミセス・スタウト:ジェニファー・ティリー(声)
ミスター・スタウト:ブルーノ・カービー(声)
レッド:デビッド・アラン・グリア—(声)

LINK

□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す