原題:THE THIN PINK LINE

男らしくて、ピンクがとってもよく似合う、チャンシー・レッドベター ナゾの死刑囚チャンシーの、インチキ★ドキュメンタリー登場!

1999年/アメリカ映画/パルテノン・エンターテインメント/106min/カラー ヴィスタ/配給:パルコ+東京テアトル

2000年10月7日よりシネセゾン渋谷にてレイトロードショー!

公開初日 2000/10/07

配給会社名 0077

解説

1983年アメリカ。全米高校生合唱大会の会場で担当顧問の教師を殺害したとして死刑宣告を受けたチャンシー・レッドベター。だが本人は断固として冤罪を主張!そんなチャンシーの死刑執行日が近づく中、ドキュメンタリー映画監督のロイスは、チャンシーの罪を晴らそうと、なんとか(インチキでもいいから)映画を完成させるべく取材に苦戦。『ビバリーヒルズ青春白書』がいよいよアメリカで最終回を迎え、今後の活躍が期待されるジェイソン・プリーストリー、言わずと知れたコメディ・キンギ、マイク・マイヤーズ、ブラピとの結婚状態が秒読み段階に入ったことで一躍有名になったジェニファー・アニストン、『フレンズ』日本放映開始で赤丸急上昇のデヴィッド・シュワイマーなど豪華セレブが勢ぞろいし、ナゾの死刑囚チャンシー・レッドベクターの無罪を主張!

中でも注目なのは、『ビバリーヒルズ青春白書』の優等生ブランドン役で大人気のジェイソン・プリーストリーが『ビバ・ヒル』後、敢えて挑んだお笑い路線!!「これでいいのか?ブランドン様」状態!!ファンならずとも必見である。ハリウッドの(売れない)映画製作の舞台が垣間見られ、数々のヒット映画のパロディ・シーンを見つける楽しさも満載されたお楽しみな1本!これぞアメリカン・カルチャーの真骨頂とも言える、ダークでひねりの利いたユーモアたっぷりのファンキー・ムービー。

驚いたことに、80年代を一世風靡したヒット・ムービー『フラッシュダンス』の主題歌『What A Feelin’』をアイリーン・キャラ本人がこの映画のために再録音!最新の、昔の、そして未来のヒット・ソングを満載した、懐かしいような新しいようなファンキー・ポップなエッジ・コメディ。最新の、昔の、そして未来のヒット・ソングを満載した、懐かしいような新しいような90年代最後のファンキー・ポップなエッジ・コメディ。チャンシーの電気イスのスイッチを押すのはあなたです!?

ご注意!原題『The Thin Pink Line』→その意味は???あいにくですが『シン・レッド・ライン』のパロディ映画ではありません!!むかし(1985年頃)、全米を震撼させた『The Thin Blue Line』というとても真面目なドキュメンタリー映画がありましたが、冤罪で死刑を宣告された主人公をドキュメンタリーが助けるというこの映画の設定における、オリジナル・タイトルのアイデアは、おそらくこの、『シン・ブルー・ライン』から来たものだと思います。——配給担当者より。

ストーリー

 ロサンゼルス最高裁判所発行 召喚状:ロイス・キャノンはチャンシー・レッドベター死刑囚に関するドキュメンタリー製作により、死刑囚の無罪を主張したものとして、最高裁判所に証人として出廷すること。

1983年、全米高校生スイング・クワイア・コンクールの最終選考会場にて、担任教師刺殺事件を起こした罪に問われているチャンシー・レッドベター。ホモ疑惑により仲間ハズレにされた怨みからの犯行と見られているが、本人はゲイ疑惑ともども冤罪であると主張。果たしてチャンシーはホントウに殺ったのか?そんなチャンシーの死刑執行日が近づく中、ドキュメンタリー映画監督のロイスは、なんとチャンシーの罪を晴らすべく、ドキュメンタリー映画製作に奔走するが、ある日取材中にチャンシーがゲイバーで行われた“びしょ濡れ下着コンテスト”の1983年度の年間ベスト1に輝いた当時のビデオを発見してしまう。「一体どういうことなんだ、これは?これじゃホモ疑惑が生じても言い逃れできないじゃないか!!!」チャンシーに詰め寄るロイス。ところがチャンシーはわけのわからぬ言い訳ばかりで、話にならない。おかげでドキュメンタリー製作の方もめっきりうまく進まない。もたもたしているうちに、ついにチャンシーの死刑執行まで残すところ後3時間。ロイスは自身のドキュメンタリー監督生命を懸けて、『チャンシーの一生』をなんとか(インチキでもいいから)終えようとしていた…。

ぎりぎりに完成した作品を、判事の家に夜遅く持ち込んだロイスとスタッフ達。判事は渋々ビデオを見るが、こんなインチキくさい映画を見たところで、判事が死刑を取り消すはずがなかった…。ところが、そのビデオをロイスに突っ返そうとした彼がパッケージを手にした瞬間、ビデオのジャケットに使われた写真から、そこに映っていた検察官と犠牲者でもある教師もまた“びしょ濡れ下着コンテスト”の参加者であったことが発覚。複雑に絡まった利害関係を知り、驚いた判事が慌てて死刑執行室に電話をかけたのは、まさに電気イスのスイッチが押される1秒前!めでたく、チャンシーの命は救われるたのだった。…が、しかし、、、

ラストシーンはチャンシーの出所を祝うホーム・パーティ。ここでロイスが彼の作品中で暴ききれなかったチャンシーにまつわる数々の謎が明らかになる。しかも、かなり多くのどんでん返しが待っていたのだった。果たしてチャンシーは本当に無罪なのか?
それにしても電機椅子のスイッチを押す瞬間に電話のベルが鳴るっていうこのテのシーン、一体過去にいくつあったでしょうねぇ???

スタッフ

製作:ボブ・ロッシーニ、マイケル・イルピーノ、ジョー・ディートル
監督・脚本:マイケル・イルピーノ、ジョー・ディートル
音楽:バリー・コフィン
撮影監督:アレックス・ヴェンドラー
衣裳デザイン:ロドニー・ムニョス
編集:ニコラス・エリオポウロス

キャスト

ハンター・グリーン:ジェイソン・プリーストリー
ロイス・キャノン:ジョー・ディートル
ジョスリン・シルバーバーク:キャリー・アイズリー
チャンシー・レッドベター:マイケル・イルピーノ
クローブ:ジェニファー・アニストン
ケリー・グッディッチ:デヴィッド・シュワイマー
ティム・ブローデリック:マイク・マイヤース
タミー・ブローデリツク:ロビン・ルーザン
ジョイス・ウインターガーデーン・ディングル:ジャニーン・ギャラファロ
ジュリア・ブロック:イリアーナ・ダグラス
ランダール・オーバービー:ブルース・ダニエルズ

参加アーティスト
アイリーン・キャラ、テルマ・ヒューストン、ネイキッド・プラネット、
モーリーン・マコーミック、M.C.オ一パーロード
エイリアン・ファッション・ショー、ティファニーなど

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