原題:Whispering Corridors

'98年度、本国で興行収入第1位を記録!

1988年 第17回バンクーバ国際映画祭出品 1998年 第3回釜山国際映画祭「韓国映画パノラマ部門」出品 1998年 第2回富川国際ファンタスティック映画祭 「ファンタスティック韓国映画祭特別展部門」出品 1999年 第22回黄金撮影賞(韓国映画撮影監督協会が主催。撮影人が選ぶ賞) キム・キュリ(ジオ役)「新人演技賞」受賞 1999年 第7回春史映画芸術賞(春史記念事業会と江原道平昌群が主催し、 『日刊スポーツ』・映画振興公社・韓国映画人協会などが好演する映 画賞。なお、春史とは韓国映画の黎明期に活躍したナ・ウンギュンの 号) キム・キュリ「女子新しい顔演技賞」受賞

1998年/韓国映画/35mm/105分/カラー/字幕翻訳監修:根元理恵/ 配給・シネカノン

2000年正月第2弾2月26日よりキネカ大森にてロードショー公開決定! 1999年5月29日から6月11日まで渋谷シネアミューズにて公開 大阪シネマ・アルゴ梅田ほか、7大都市を中心に順次開催 1999年7月16日よりビデオレンタル開始

サブ題名 囁く廊下(原題)

公開初日 1999/05/29

公開終了日 1999/06/11

配給会社名 0034

解説

50万ドルで製作された本作は、韓国で公開後『ディープインパクト』『ゴジラ』を抑えて98年度の興収トップを記録した。テーマには学校教育や社会の在り方に対する批判が盛り込まれており、管理教育に支配された学校教育や社会の在り方に対する批判が盛り込まれており、管理教育に支配された学生たちの間で熱狂的な人気を得る。しかし、同時に学校側の怒りも買い、いくつかの教育団体は本作を「教師のイメージを低下させ、教育の現状を歪曲する」として公開中止を求める運動を展開した。パロディ、贋作まで登場し、社会現象とまでになった本作をマスコミはこぞって取り上げ、公開討論やテレビでの特別番組なども組まれたという。
興行的に難しいとされていたホラーが十分に利潤をあげられると証明したこと、そして明確なテーマを通して映画が社会に影響を与えられると証明したこと、この2点において『囁く廊下』がもたらした功績は大きい。

『キノ』による人気投票 『プレミア・韓国版』による人気投票
1位 囁く廊下(原題) 1位 タイタニック
2位 8月のクリスマス 2位 アルマ
3位 ソウル・ガーディアンズ〜退魔録〜 3位 手紙
4位 約束 4位 ムーラン
5位 静かな家族 5位 囁く廊下(原題)
『キノ』=韓国を代表する映画雑誌

ストーリー

新学期、高校3年になったジオとジェイはいつもより早く登校する。そこで2人が見たものは、生徒から“古狐”とアダナされる女教師パク(イ・ヨンニョ)の首吊り死体だった…。学校側は“古狐”の自殺を極秘にするよう生徒たちに強要するが美術部のジオは“古狐”の死体に魅せられ、死体の絵を描くことに熱中する。そのことによって、ジオは“古狐”の後任“狂犬”(パク・ヨンス)の格好の標的となり、集中的に虐待を受ける。つらい状況の中、ジオは絵を描く事をあきらめきれず、幽霊が出ると噂される倉庫を美術室がわりにする。そんなジオを応援するのはジェイだけだった。勝ち気なジオと内気なジェイ…。相反する2人はいつしか絵を通して心を通わせていくが…。
かって、ここで学んでいたウニョン(イ・ミヨン)が新米教師として母校に戻ってくる。“古狐”から自殺の直前に「ジンジュが生きている!」という謎の電話を受けていたウニョンは学校で起きている怪奇現象と、親友ジンジュの9年前の死との関係を疑い始める。ある日ウニョンはジンジュが持っていた鈴の音を耳にする。廊下に鳴り響くジンジュの鈴の音…。生徒たちの中に9年前に死んだはずのジンジュの影が…?

スタッフ

製作:イ・チョニョン
監督:パク・キヒョン
脚本:イン・ジョンオク、パク・キヒョン
撮影:ソ・ジョミン
編集:ハム・ソンウォン
音楽:ムン・スンヒョン

キャスト

ウニョン:イ・ミヨン
オ・グヮング(狂犬):パク・ヨンス
パク・キスク(古狐):イ・ヨンニョ
ジオ:キム・キュリ
ジェイ:チェ・セヨン
ソヨン:パク・ジニ
ジュンスク:ユン・ジヘ

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