原題:VIRUS

人間でいられない。 電磁波が〈意志〉を持った時 未知なる恐怖が始まる

1999年/アメリカ映画/100min/日本語字幕:菊地浩司/カラー作品/スコープ・サイズ/ドルビーSRD SDDS ミューチュアル・フィルム・カンパニー and 丸紅・東宝東和 and ユニバーサル映画提供/ サントラ:ユニバーサル・ビクター/丸紅・東宝東和配給

1999年5月29日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系劇場にて公開

公開初日 1999/05/29

配給会社名 0002

解説

現代社会の基盤といえるハイテク文明———携帯電話はもはや手放せないもの。パソコンは仕事上の必需品。
しかし、それら電気製品から発生する目に見えない《有害電磁波》は、白血病やガン、脳腫瘍の原因とされ、今後社会にとって大きな問題となっていくことは必至である。
いま暗黒の宇宙の彼方から未知なる電磁波が来襲した。“それ”は《命》をそして《意志》を持つ高度な知性をそなえた恐るべき電磁波であった…。“それ”は鉄やコンクリートなど、あらゆるものを突きぬけ迫りくる。どこに逃げ、隠れようとも、いたる所に電磁波を発生させるハイテク機器が存在するこの現代社会に逃げ場など存在しない。人類破滅を引き起こす《電磁生命体》こそ、予言されたあの“恐怖の大王”なのかもしれない…。 アカデミー賞に6度ノミネート、『アビス』でついにアカデミー賞を受賞。
『ターミネーター2』『トゥルーライズ』などの天才的な視覚効果で、その名を知られるビジュアル・エフェクト・アーチスト、ジョン・ブルーノ。ジェームズ・キャメロンの盟友であり、彼の《シンク・タンク》と言われる男がついに監督デビューした。
SFXは『ジュラシック・パーク』で恐竜を、『スターシップ・トゥルーパーズ』では昆虫を動かしてみせ、2度のアカデミー賞受賞に輝くCGIの第一人者フィル・ティペットがデジタル・エフェクトを担当。フィジカル・エフェクトは『スフィア』『スピーシーズ/種の起源』のスティーブ・ジョンソンと『エイリアン4』『ミッション:インポッシブル』のエリック・アラード。撮影は『デイライト』のデビッド・エグビィ。編集は『クロウ−飛翔伝説−』のスコット・スミス。製作は『アルマゲドン』『ターミネーター2』のゲイル・アン・ハード。
主演は『トゥルーライズ』のジェイミー・リー・カーティス、『バックドラフト』のウィリアム・ボールドウィン、『ディスクロージャー』のドナルド・サザーランドら最強のスタッフとキャストがここに集結した。
製作のゲイル・アン・ハードは語る。「『ヴァイラス』は電磁波のような電気的な生命体が宇宙のどこかにいるかもしれないという仮説に立っていますが、私は可能性として、それほど突飛なものではないと思っています。生命は実にさまざまな形態をとると信じています」

ストーリー

人工衛星の落下、惑星激突…宇宙からは予測できない様々なものが降って来る。しかし、目に見えるものならば対処できるが、この危機だけは防ぎようがなかった。
“それ”が意志を持ったとき、人類はいらなくなった…。
1999年、未知なる恐怖がロシアの宇宙ステーション〈ミール〉を襲った。“それ”は有害電磁波で形成された知的生命体。ミールの電子システムをハッキングした“それ”は、ミールのパラボラ・アンテナを通じて地球へと侵入する。
人類最大の危機が迫る!いま、電磁波と人類の壮絶なる戦いがはじまった。
コンピュータに取り憑いた“それ”は、データベースから人類の言語、歴史、科学、生物学などあらゆる記録を通じて学習し、この惑星に存在する人間という生命体を調べ尽くす。そして、人類を害を及ぼす元凶、つまり絶滅すべき敵=VIRUS(ヴァイラス)と位置づけ、《抹殺》という結論を導きだしたのだ!

そして“それ”は、現人類を絶滅させ、自らの手足となって動く端末として《人間と機械の融合体》という、新たなる種を創造する計画を立てた。その、おぞましき姿こそが人類の未来の姿となるのか!?超大型ハリケーン〈レイア〉が迫りくる南太平洋。そこに浮かぶ、アンテナが破壊され「パンドラの箱」と化した総重量4万5千トンのロシアの衛星探査船〈ブラディスラブ・ボルコフ号〉。人類の未来の運命はここで決戦をむかえる。戦いを挑むのは、フォスターら8人の男女。南太平洋の環太平洋ケーブルや、ロードハウ島にある英国情報部の基地から軍事衛星にアクセスしたら、一瞬にして“それ”は世界中を駆けめぐり、人類を破滅へとみちびく結界が誕生する。人類滅亡まで残された時間はあとわずか…。

ソノトキヲ.セカイガ.マッテイル

スタッフ

監督:ジョン・ブルーノ
製作:ゲイル・アン・ハード
脚本:チャック・ファラー/デニス・フェルドマン
原案:ダークホース・コミックブック・シリーズ“ヴァイラス”
チャック・ファラー著
製作総指揮:マイク・リチャードソン/チャック・ファラー
ゲーリー・レビンソン/マーク・ゴードン         
撮影監督:デビッド・エグビィ
プロダクション・デザイナー:メイリン・チェン
編集:スコット・スミス
フィジカル・エフェクト・デザイナー:スティーブ・ジョンソン
エリック・アラード
デジタル・エフェクト・スーパーバイザー:フィル・ティペット     
音楽:ジョエル・マクニーリー

キャスト

キット・フォスター:ジェイミー・リー・カーティス
スティーブ・ベイカー:ウィリアム・ボールドウィン
エバートン船長:ドナルド・サザーランド
ナディア:ジョアンナ・パクラ
ウッズ:マーシャル・ベル
スクィーキー:フリオ・オスカル・メチョーソ
リッチー:シャーマン・オーガスタス
ヒコ:クリフ・カーティス

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