原題:the rugrats movie

6人あわせてたったの8才! 全米を制した超過激な“ベビー・モンスター軍団” 全米の子供たちの目を釘付けにし、やがて大人たちのハートをもわしづかみにして 大ブームを巻き起こしたキャラクターが、遂に日本上陸!

全米公開:1998年11月20日

1999年/アメリカ映画/87分/カラー/パラマウント映画、ニコロデオン・ムービーズ/配給:UIP

2007年10月26日よりDVDリリース 2000年5月26日よりビデオレンタル開始 1999年12月23日より全国東宝洋画系にて正月第1弾ロードショー!

公開初日 1999/12/23

配給会社名 0081

解説

91年、全米ケーブル・ネットワークテレビジョン“ニコロオデオン”チャンネルでTV放映が始まるや話題沸騰! 全米の約1/3の子供たちを巻き込み、驚異的な視聴率新記録を打ち立て、現在も毎週2,300万人の子供と大人の視聴春を獲得、その熱狂ぶりが衰えない『ラグラッツ』。同時期に放映中のアニメ版「バットマン」「メン・イン・ブラック」や日本から進出した「ポケモン」を抜き、2才から11才の子供たちの視聴率No.1を獲得。1週間に19回も再放送され、’98年11月10日にオンエアされた感謝祭スペシャルは、ケーブル・ネットワーク視聴率史上景高新記録を樹立しました。その熱狂ぶりは、ロック歌手コンサートを凌ぐ大盛況ぶりの全国巡業ライブショーにまで波及し、毎年何百万ドルというキャラクターグッズを売り上げています。
6人合わせてわずか8才にしかならない幼児たちが主人公である『ラグラッツ』は、とうとうTVのブラウン管では飽き足らず、大スクリーンに、その冒険の場を求めました。そして遂に、このスーパー幼児、ベビー・モンスターが活躍する映画『ラグラッツ・ムービー』が誕生しました。
なんと全米初登場No.1を獲得し、興収1億ドル突破の快拳を成し遂げました。『サウスパーク』や『キング・オブ・ザ・ヒル』『ビーパス&バットヘッド』など、時代を反映する毒気を持った新しいタイプのTVアニメーションが次々と登場する中、最も注目を集めている次世代アニメーションのトップとして一気にハリウッドに旋風を巻き起こした作品が、この『ラグラッツ・ムービー』です。

数々の受貧経歴を持つアニメーション・スタジオ“クラスキー・クスポ”によって生み出され、キッズ・ステーションとして絶大な人気を誇る“ニコロデオン”によって世に送り出された、かわいくて刺激的、ホッとさせてドキッとさせる幼児たちは、短いながらも、大人顔負けの、現代ならではの人生を経験していくことになります。日常の生活がユーモラスに、しかも辛辣に描かれながらも、家族の絆、勇気と友情の大切さをも伝えてくれる魅力的なキャラクターたち。勇敢で冒険好きな1才のトミー・ピクルスと、常に不安と恐怖心を抱えている2才の親友チャッキー。対照的な2人の性格が笑いを誘い、そこに大人の世界の縮図と子どもの視点から見た大人の世界が広がります。そして、見分けるのがひとつのスリリングなドラマになっている1才の双子の兄妹フィルとリル。そこに、3歳になるトミーの従姉アンジェリカが加わる。目立ちたがりの仕切り屋で、大人の注目を集めることに快感を感じている超過激娘は、トミーたちを監視し、自分の気に入らないことがあると逆上する手強い存在。さらに本作には、新しい生命が…。トミーの父親スチューと、おっとりした母親のディーディーの間に、ベイビーのディルが誕生する。兄貴となったトミーは、父親スチューから弟ディルの面倒をみるようにいわれるが、ディルは手におえない“モンスター”な赤ん坊だった!
『ラグラッツ・ムービー』は、ジェットコースター感覚の展開と笑い、スペクタクル・アドベンチャーとしてのスケールの大きさ、色彩のキュートさと共に、TV版の登場人物たちのキャラクターをパージョン・アップさせています。また、トミーとディルのケンカと兄弟愛のドラマは、父親スチューとその兄の確執と和解につながっています。さらに“ラグラッツ”の両親たちの目常生活もリアルに描かれ、携帯電話を手に仕事一筋のアンジェリカの母親や、他人のプライパシーなどお構いなしのTVリポーターたちも現案的な姿として描かれます。こうした日常性に根ざしたドラマに風刺をもたせたことが、これまでのアニメーションとは違う新しさと刺激であり、それが『ラグラッツ・ムービー』の魅力となっています。
声のゲスト出演も豪華。森のレンジャー部隊の女性リーダーの芦を、ウーピー・ゴールドバーグがマシンガン・トークで演じ、その相棒の男性隊員役は『サタデー・ナイト・ライブ』出身の人気コメディアン、デビッド・スペード。傍若無人なTVリポーター役の声でアクの強さを発揮しているのは、『ロッキー・ホラー・ショー』『レッドオクトーバーを追え!』などのティム・カリー。音楽には、“ラグラッツ”ファンのミュージシャンが結集。元ディーボのマーク・マザーズバーを中心に、ベック、パティ・スミス、イギー・ポップ、B-52S、レニー・クラビッツなどカリスマ性のあるアーティストが総結集、エルビス・コステロの書き下ろしの曲も聞けるという超ぜいたくなラインナップです。キャラクター制作は、’81年にアーレン・クラスキーとガボア・クスポによって設立されたスタジオ、クラスキー・クスポ。設立以来、TV史上ロングラン記録を持つ代表作『ザ・シンプソンズ』など、数々の人気シリーズを手掛けてきました。監督は、TV版「ラグラッツ」を始め、多くのアニメーションで高い評価を得ているノートン・ヴァージェンとイゴール・コバリョフの共同監督です。

ストーリー

1歳の冒険幼児トミー・ピクルスは“ラグラッヅ”仲間の2歳のチャッキー、生後15ヶ月の双子の兄妹フィルとリルとともに、洞窟の中を探検中だ。自分はインディ・ジョーンズと並ぶ冒険家だと思っているトミーだが、洞窟の中で危機一発…。
そんな募からさめたトミーには、新しい現実が待っていた。発明家の父親スチューと母親ディーディーの間に、ベイビーが誕生したのだ。ベイビーはディルと名づけられ、すくすくと育つ。ところが、ディルは大のイタズラ好きで泣き虫の気分屋だったため、スチューとディーディーはディルの世話にかかりきりになる。
そこでトミーはいやな言葉を思い出した。目立ちたがりで過激な性格の3歳の従姉アンジェリカの言葉だ。アンジェリカは、トミーの両親はディルばかりかわいがるようになり、トミーは無視されるよと言ったのだ。アンジェリカの言葉を思い出し、ディルを嫉妬するトミー。しかし、父親スチューはトミーの立場を思いやり、兄としての“責任”を持ってディルの面倒を見てくれと、トミーを励まし、懐中時計を渡す。トミーは、懐中時計が“責任”という物体であると思い込む。スチューの言葉で元気づけられたトミーは、ディルの世話をする。チャッキーと双子のフィルとリルも協力するが、赤ん坊のディルには彼らの気持ちが分からない。ディルの暴れっぷりにほとほと手を焼いたトミーたちは、ディルを病院へ送り返すことを思いつく。そして、スチューの発明した恐竜型おもちゃワゴン“レプターワゴン”で病院へ向かう。だが“レプターワゴン”が暴走。トミーたちとディルを乗せたワゴンは町から飛び出し、峠を抜けて、奥深い森の中に迷いこんでしまう。その頃、アンジェリカは、彼女のお宝の人形シンシアが、トミーたちに奪われたと思い、探偵犬のスパイクとともに彼らの後を追う。彼女は必死だ。トミーたちとディル、そしてアンジェリカまでもがいなくなり、大人たちは大騒ぎ。アンジェリカの父親でエリートの兄ドリューは、仲のよくない弟スチューを責める。一方、森の中は大変だ。狼が獲物を狙ってうろつき、脱線事散によって檻から放たれたサーカスの猿たちも食料を探し回っている。崖あり、激流あり、そして、雨も降ってきた。トミーたち“ラグラッツ”仲間は、レンジャー部院の小屋を発見し、小屋へと向かうが危機また危機の連続。しかし、危険の連続が、トミーとディルの兄弟愛を深めることになる……。.

スタッフ

プロデューサー: アーレン・クラスキー、ガボア・クスボ
監督: ノートン・ヴァージェン、イゴール・ゴバリョフ
製作総指揮: アルビー・ヘッチ
音楽監督: キャリン・ラッチマン

キャスト

トミー・ピクルス: E・G・デイリー
アンジェリカ・ピクルス: シェリル・チェイス
チャッキー・フィンスター: クリスティーン・キャバナー
フィル&リル: ケイス・サウシー
ディル・ピクルス: タラ・チャレンドフ
レンジャー部隊マーガレット: ウーピー・ゴールドバーグ
レンジャー部隊フランク: デビッド・スペード
TVレポーター・レックス: ティム・カリー

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