東海道四谷怪談

1959年/76min/新東宝/新東宝スコープ/カラー 企画製作:中川信夫監督追悼上映実行委員会+キネカ大森 企画協力:ビターズ・エンド

2000年8月25日よりDVD発売 中川信夫監督生誕95周年“怪談・恐怖映画”の代表作を 5月27日(土)より6月23日(金)、キネカ大森にて一挙上映! 他順次全国公開

公開初日 2000/05/27

配給会社名 0290

解説

監督自らも自認する、中川監督の筆頭に挙がる代表作。冒頭の長回しで情況を一気に見せる手法、室内に幽霊とともに沼地が出現するセット、また闇と色彩のコントラストを生かした西本正の撮影など、美と実験とが満載された、中川信夫入魂の『四谷怪談』決定版。

ストーリー

備前岡山。浪人民谷伊右衛門(天知茂)は、お岩(若杉嘉津子)との仲を裂かれ、その父四左衛門を斬ってしまう。仲間の直助(江見俊太郎)の提案で、他人の仕業にでっち上げるため、お岩、妹のお袖(北沢典子)を連れて敵討ちに江戸へ出る。
お袖に心を寄せる直助は、一緒に出て来ていたお袖の婚約者与茂七(中村竜三郎)を、伊右衛門と共謀して滝に突き落とす。伊右衛門は、無頼の徒から偶然助けたお梅(池内淳子)に慕われ、金と出世欲に目が眩んで、邪魔になったお岩に直助の悪知恵で顔の腫れる薬を飲ませ、あんまの宅悦との密通を仕組んで斬り殺した。
しかし、お岩の亡霊に悩まされた伊右衛門は、錯乱してお梅とその両親、更には直助も斬り殺した。お岩の霊は、生きていた与茂七をお袖と引き合わせ、二人に伊右衛門を討たせると、菩薩のような美しい姿で昇天していった

スタッフ

監督:中川信夫
脚本:大貫正義、石川義寛
撮影:西本正
美術:黒沢治安
音楽:渡部宙明

キャスト

天知茂
若杉嘉津子
江見俊太郎
北沢典子
池内淳子
大友純
花岡菊子
林寛
中村竜三郎

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