原題:THE KILLERS FROM PARAISO

『南へ走れ 海の道を!』から13年。岩城滉一がアクション映画に帰ってきた!! 灼熱の太陽のもと。実弾の嵐のもとへ。

カラー/90分/製作・配給:大映

1999年5月14日から新宿昭和館にて公開 1999年7月9日よりビデオレンタル開始

公開初日 1999/05/14

配給会社名 0586

解説

アメリカ映画はいうまでもなく、日本映画でも近年、「SCORE」等、本格的アクション映画は製作されてきた。しかし、真の“アクションスター”と呼べる人物がいただろうか。13年のブランクがあったとはいえ、潜在的に求められてきた、岩城滉一主演の本格的アクション映画の登場だ。少女・ヒカリと出会うことによって、穏やかな心を取り戻してゆく、冷酷非情な殺し屋・セイジを演じる。
共演には、初の“ヒール”役に挑む、別所哲也。テレビ、映画にと大活躍の彼が、今までの優しい二枚目のイメージをかなぐり捨てて、クールで残忍な敵役・広瀬を演じる。
そして、ヒロインには、「第7回国民的美少女コンテスト」審査員特別賞を受賞し、本作が映画デビュー作となる、上戸彩を大抜擢。岩城滉一扮するセイジと逃避行を供にする、少女・ヒカリを演じる。
監督は、新鋭・黒川浩行。大ヒットVオリジナル『湾岸ミッドナイト』シリーズでアクションの手腕を評価され、1996年『ミッドナイトストリート』でリアルな人間ドラマを演出し、エンタテインメントを撮ることができる演出家として、期待されている若手監督である。本作が、劇場デビュー作となる。

ストーリー

絶望と喧操で混沌とする、灼熱のアジアの街。
殺し屋・セイジは、少女・ヒカリと出会った一。
非常で冷酷な殺し屋・セイジ(岩城滉一)。照りつける太陽の下、雇い主・広瀬(別所哲也)の依頼で、超一流の腕を振るう日々が続いていた。
ある日、スラム街で観光客相手に、仲間たちと土産物を売ろ少女・ヒカリ(上戸彩)と出会う。
セイジが遊びで作った木彫りの蝶に、自分がペイントして売るから契約させて欲しいというのだ。いつのまにか、ヒカリのペ一スに巻き込まれるセイジ。
ヒカリは、日本人・靖夫と現地妻・シェデイの間に生まれたー人娘である。日本に家族のいるヒカリの父親は、借金の肩にヒカリとシェデイを、マフィア・広瀬に売りつける。
靖夫は逃亡するが、広瀬はセイジを向かわせた。セイジは首尾良く仕事を終えるが、靖夫がヒカリの父親だと知り、愕然とする。
そして、ヒカリを助けるために、見張り役のラコスを殺してしまう。広瀬を裏切ったセイジは、ヒカリを連れて、逃亡生活を始めた。父親を殺したセイジになかなか心を開こうとしないヒカリ。
しかし、靖夫に愛情のひとかけらも見いだせなかったヒカリは、身を盾にして、自分を守ろうとするセイジに対して、次第に優しい気持ちを抱くようになる。
セイジの彫った蝶にペイントし、ペンダントを作り、喜ぶヒカリ。冷酷非情な殺し屋だったセイジも、ヒカリに穏やかな笑顔さえ見せるようになっていった。
しかし、惹かれ合う二人の逃亡生活は、長く続くはずもなかった。灼熱の太陽は、誰に微笑むのか。

スタッフ

製作:土川勉
企画:武内健
プロデューサー:橋ロー成、宮永守
脚本:井上誠吾、岩佐史郎
監督:黒川浩行
撮影:近森眞史
音楽:籔中博章
記録:桜木光子
ガンアドハイザー:今関謙一
編集:神谷信武
助監督:BOY SOQUERATA
海外製作協力:DIGEX,INC.
製作協力:(株)アクセスエンタープライズ
製作・配給:大映株式会社

キャスト

岩城滉一
上戸彩
嵯峨周平
ADRIANA AGCAOLI
BERNARD FLOEDL
ARCHIE VENTOZA
別所哲也

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