原題:MICKEY BLUE EYES

1999年/アメリカ映画/35mm/上映時間101分/DTS、Dolby Digital、SDDS/ 配給:ギャガコミュニケーションズ

2000年9月9日よりシャンテシネにて公開

公開初日 2000/09/09

配給会社名 0025

解説

ストーリー

 ニューヨークのオークションハウスに勤めるアート・ディラー、マイケル・フェルゲイト(ヒュー・グラント)は、クイーンズ出身の教師ジーナ(ジーン・トリプルホーン)と恋に落ちる…。出遭ってから3ヶ月後、マイケルはムードたっぷりに、思い切ってプロポーズをする。しかし、その時の彼女の反応は、どこか煮え切らない様子。ジーナは、結婚の申し込みを断り、レストランから泣きながら走り去る。

 彼女を探すマイケルは、マンハッタンのリトルイタリーにあるジーナのお父さんのレストラン“ザ・ラ・トラットリア”に立ち寄る。二人が出会って以来、ジーナがお父さんの事を話すことはなかったが、マイケルが父、フランク・ヴァイテール(ジェームス・カーン)に会った時も、その理由が分からなかった。

 やっとのことでジーナに会うと、ジーナは、結婚しようとしている家族が一体何者なのかをマイケルに打ち明ける。父は、ニューヨークの残忍な犯罪組織、グラジオシー家の主要メンバーの一人。フランクとその仲間は、今までジーナのボーイフレンドをファミリービジネスに引き入れようとし、ジーナが愛した人は、何時もトラブルに巻き込まれていた。だからジーナはマイケルと結婚したくても、素直に受け入れることが出来なかったのだ。本当に愛している男の人を、自分の一族のせいで堕落させたくないから…。

 それでも決心の固いマイケルはマフィアと関わりを持たないことを約束し、ジーナとの愛を取り戻そうとするのだが、それは予想していたよりも、はるかに大変だった。ジーナの叔父、ヴィトー(バート・ヤング)からの依頼を何気なく受けてしまったマイケルは、ヴィトーの精神病の息子ジョニー(ジョン・ベンティミグリア)が描いたひどい絵を、オークションにかけるはめに陥る。1回目のオークションは、首尾良く進行したが、FBIがマネーロンダリングのためにオークションハウスを使っているのではないかと、疑うようになる…。

 マイケルはマフィアとの関係を断ち切るどころか、グラジオシファミリーの目論見通り、次第にマフィアの汚い世界に巻き込まれて行く様になる。そんな折、ジョニーの絵画の扱いに業を煮やしたマイケルが行ったオークションでの措置に対し、激怒したジョニーはマイケルの家に押しかける。マイケルに暴力を振るうジョニーに堪えかねたジーナは、威嚇発砲するつもりだったのだが、誤ってジョニーを撃ってしまう…。思わぬ出来事に気が動転する二人。ジーナの父に死体処理の協力を頼まざるをえなくなったマイケルは、殺人の共犯となってしまう。ニューヨークのマフィアは、血眼でジョニーを殺したやつを探している。マフィアの追跡から逃れる為、フランクのアイデアによって悪名高いシカゴのマフィア“ミッキー・ブルー・アイズ”に成りすましたマイケルだが、果たしてマフィアから逃げ切れるのだろうか…?そして、トラブル続きの二人の恋の行方は…?

スタッフ

監督:ケリー・マキン
プロデューサー:エリザベス・ハーレイ、チャールズ・マルブヒル
脚本:アダム・シェインマン、ロバート・クーン
撮影監督:ドナルド・ソリン
美術監督:グレゴリー・キーン
編集:デイビット・フリーマン
作曲:ベイジル・ポールドゥリス
衣装デザイナー:エレン・ミロジニック

キャスト

ヒュー・グラント
ジーン・トリプルホーン
ジェームス・カーン
ジェームス・フォックス
バート・ヤング
ジョー・ヴィテレリー
スコット・トンプソン
ポール・ラザール

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