原題:THEPHANTOM OF THEOPERA

☆東京国際ファンタスティック映画祭'99出展作品::http://forum.nifty.com/fanta/tokyo/

1998年イタリア映画/カラー/1時間42分/ヴィスタ/ドルビーデジタル/ 日本語字幕:細川直子/配給:日本ヘラルド映画

2000年2月17日ビデオレンタル&発売開始

解説

これはサスペンスと音楽とヴィヴィッドな色彩とゴシック建築がら成るモザイクだ。それを創りあげるのは、フィルムメーカーとしての私のキャリアの中で最大のチャレンジである”_ダリオ・アルジェント
パリのオペラ座に出没する謎の“怪人”と美しい歌姫とのかなわぬ恋。ガストン・ルルーが1911年に発表した「オペラ座の怪人」は、これまでもミュージカルや映画に何度も翻訳され、世界中で多くの人々に親しまれてきた永遠の傑作です。
今回この世紀の名作の映画化に挑んだのは、イタリアのサスペンス&ホラーの名匠として高い人気を跨るダリオ・アルジェント。『サスペリア』シリーズや『シャドー』などで世界中の映画ファンを魅了した、あの美意識あふれる独自の映像感覚によって、血と官能の芳香が与えられたアルジェント版「オペラ座の怪人」は、これまでのどのヴァージョンよりも独創的なものに仕上がっています。
殺人鬼の顔をあわせ持つ美貌の持ち主という新解釈の“怪人”をロマンティックに演じるのは『眺めのいい部屋』『裸のランチ』の二枚目国際派スター、ジュリアン・サンズ。クリスティーヌ役には監督の実娘アーシア・アルジェント。『トラウマ/鮮血の叫び』『スタンダールシンドローム』に次いで父の監督作のヒロインを務めます。
スタッフには『ガンジー』でアカデミー賞を受賞した撮影監督ロニー・テイラー、『ニュー・シネマ・パラダイス』の作曲家エンリオ・モリコーネら、超一流の才能が結集し、デカダンでグロテスクな世紀末パリを背景とするゴシック・ロマンスの創出に貢献しています。

ストーリー

1877年、パリのオペラ座。若きソプラノ歌手クリステイーヌ(アーシア・アルジェント)が無台でひとり稽古をしているのを、物陰から“幽霊”(ジュリアン・サンズ)が見つめている。彼は彼女の声と美貌にたちまち魅了される。“幽霊”の思いは彼女に届き、やがてふたりは舞台裏や楽屋で密かに会うようになる。
オペラ座は“幽霊”の噂でもちきりである。ねずみ捕り主任は“目に見えないカ”のために怪我をし、地下へ向かった裏方のアルフレッドと恋人は失踪する。すべては地下の墓地に住む“幽霊”の仕業だった。
ある日、クリスティーヌは“幽霊”の声に誘われ、地下の湖のほとりにある彼の住み家を防れる。激しい情熱に身をまかせるふたり。その後、劇場へ向かった“幽霊”は、クリスティー一ヌの出世のため、プリマドンナの舞台で大事故を超こす、,だがクリスティーヌはそんな彼に怖れを抱き、以前から彼女に好意を寄せていたラウル・ド・シャニー男爵(アンドレア・ディ・ステファノ)に助けを求める。
その夜プリマドンナの代役で舞台に立ったクリステイーヌは、満場の観客の心を虜にしていた。だがその時ねずみ捕りが、彼女は“幽霊”の愛人だとなじる。呆然とする人々の前に現れた“幽霊”は、彼女を連れ去り、地下へ向かう。ラウルと武器を手にした警官たちが追う。やがて湖に追いつめられた“幽霊”は、クリスティーヌヘの愛を貫くため自らの命を犠牲にする。

スタッフ

監督: ダリオ・アルジェント
脚本: ダリオ・アルジェント、ジェラール・ブラッシュ
原作: ガストン・ルルー
製作総指揮: クラウディオ・アルジェント
撮影: ロニー・テイラー
音楽: エンリオ・モリコーネ
衣裳: アグネス・ギアーマシー
美術監督: アントネッロ・ゲーリング
音響: ロベルト・アルベルジーニ
編集: アンナ・ナポリ
特殊効果: セルジオ・スティヴァレッティ
製作: アーロン・シポス

キャスト

怪人: ジュリアン・サンズ
クリスティーヌ: アーシア・アルジェント
ラウル・ド・シャニー男爵: アンドレア・ディ・ステファノ
オノリーヌ: コラリーナ・カタルディ・タッソーニ
カルロッタ: ナディア・リナルディ
ジリ夫人: ルチア・グッザルディ
プーデュー: アルド・マサッソ
モンルック: ジャンニ・フランコ
アルフレッド: ダヴィッド・ディンジオ
プランカルド: ジョン・ペデフェッリ
ジェローム・ド・シャグニー: レオナルド・トレヴィグリオ
ブーケ: マッシモ・サルチェッリ
ニコロー: ルイス・モルテーニ
マルセル: エンゾ・カルドーニャ

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