原題:Last Tango in Paris

芸術か?ポルノか?その真相が27年ぶりに明らかになる

1972年/フランス・イタリア/上映時間130分/カラー/ヴィスタサイズ/配給:日本ヘラルド映画

2007年11月02日よりDVDリリース 2000年7月21日よりDVD発売 2000年1月15日(土)よりロードショー!

公開初日 2000/01/15

配給会社名 0058

解説

冬のパリ。中年のアメリカ人ポールと若い娘ジャンヌがアパルトマンの空き室で出会う。最近、妻が自殺して絶望なポール。トムという恋人がいるジャンヌ。ふたりは互いに名前も過去も知ることなく奔放なセックスに浸る…。
「映画史上の画期的出来事」、「ベルトルッチの作品は芸術作品」と、公開当時、「ラストタンゴ・イン・パリ」には最大級の賛辞が寄せられた。その一方で性描写をめぐって世界中で論議を呼び、一大センセーションを巻き起こした。イタリア本国では上映禁止。日本では問題のシーンはトリミングによってオリジナル版の構図を損ない、ボカシによって画面の劣化を招いた。これは「ラストタンゴ・イン・パリ」のような名作にとって致命的なことであった。今回、「ラストタンゴ・イン・パリ」が、ついに”無修正完全版”で27年ぶりに再公開されることになった。
この映画史上の名作を手がけたのは当時、弱冠31歳の異才ベルナルド・ベルトルッチ。彼は期待の最新作「シャンドライの恋」で再び愛のテーマに挑んだ。初公開当時、大きな話題を呼んだのは、ハリウッドの大スター、マーロン・ブランドがスキャンダラスな役柄に挑戦したことである。一方、ジャンヌ役のマリア・シュナイダーは、100人の候補者から選ばれ、いきいきとした演技と大胆なヌードで一躍脚光を浴びた。また、ジャンヌの恋人役は、トリュフォーやゴダール作品で知られるジャン=ピエール・レオー。撮影はアカデミー賞を3度受賞した名キャメラマン、ヴィットリオ・ストラーロ。美術は「暗殺の森」「ベニスに死す」のフェルディナンド・スカルフィオッディ。そしてガトー・パルピエリのテーマ音楽も忘れることができない。製作は「1900年」「カサノバ」のアルベルト・グリマルディ。(柳澤一博:映画評論家)

ストーリー

スタッフ

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ、フランコ・アルカッリ
撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:ガトー・バルビエリ
製作:アルベルト・グリマルディ

キャスト

マーロン・ブランド
マリア・シュナイダー
ジャン=ピエール・レオー
マッシモ・ジロッティ

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