原題:TENEBRE

ホラー映画ファンの誰もが通る作品−−−ダリオ・アルジェント 『ダリオ・アルジェント 鮮血の美学』が全国で開催!

1982年/イタリア映画/テクニカラー/テクニスコープ/105min/配給:ザジ フイルムズ/ 提供:カルチュア・パブリッシャーズ、イメージファクトリー・アイエム、ABC出版/宣伝:スローラーナー

1999年10/2(土)〜11/5(金) 各回入替制 東京、キネカ大森を皮切りに大阪、福岡、名古屋、札幌等全国順次開催予定の 『ダリオ・アルジェント 鮮血の美学』にて上映予定

公開初日 1999/10/02

公開終了日 1999/11/05

配給会社名 0089

解説

フィクションが現実に悪影響を及ぼしたら、作者は責任を問われるべきだろうか?
90年代の後半、オリバー・ストーン監督の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を観た若者が殺人を犯す事件が現実に起きたとき、ストーン監督が”真犯人”のような扱いを受けたことがあった。『シャドー』はまるであの事件を予言していたかのような内容である。
アルジェントはお得意の謎解きミステリー仕立ての設定の中に、度肝を抜く残酷な殺人場面が連続する『シャドー』は、その内容とは逆に明るい画面作りに徹している。”白”をふんだんに盛り込んだ映像はまるで目を射るカミソリの刃の輝きのようだ。それに加え『サスペリア』『サスペリアPART2』よりストーリーのテンポがぐんとアップし、ショッキングな場面が次々に繰り出され、カメラアングルに凝った画面構成、無駄を削り落とした展開は、これまでより知的に洗練されている。ラストのカミソリのトリックは、ブライアン・デ・パルマに影響を与えたことでも有名だ。
出演は、アンソニー・フランシオサ、ジュリアーノ・ジェンマ、ダリア・ニコロディ、ミレッラ・ダンジェロ、アーニャ・ピエロニ他。

ストーリー

ローマを訪れたアメリカ人作家ピーター・ニール。ローマでは彼の最新小説『暗闇』がベストセラーとなり話題を呼んでいた。しかし、ピーターが到着した日、カミソリを使った猟奇的な殺人が起こり、被害者の口に『暗闇』のページがねじ込まれるという事件が起きていた。匿名の犯人はピーターの心酔者であり、彼の本の影響を受けているのは明らかだった。ピーターは警察に疑惑の目を向けられてしまう。やがて第2、第3の殺人が起こり、その魔手はピーター自身にも及ぶ。

スタッフ

監督・脚本:ダリオ・アルジェント
製作:クラウディオ・アルジェント
撮影:ルチアーノ・トポリ

キャスト

アンソニー・フランシオサ
ジュリアーノ・ジェンマ
ダリア・ニコロディ
ミレッラ・ダンジェロ
アーニャ・ピエロニ

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