原題:The Taebaek Mountains

アジアフォーカス・福岡映画祭95出品作品 第8回福岡アジア文化賞・芸術文化賞 イム・グォンテク

1994年/165min/カラー/配給・シネカノン

1999年5月29日から6月11日まで渋谷シネアミューズにて公開 大阪シネマ・アルゴ梅田ほか、7大都市を中心に順次開催

公開初日 1999/05/29

公開終了日 1999/06/11

配給会社名 0034

解説

1945年8月、日本の植民地から開放された朝鮮半島は、以降共産主義と資本主義の二つの相容れないイデオロギーの戦いの場となった。映画はこの1940年から50年までの混乱を極めた時期を再現するとともに、その悲劇を出来る限り広い視野で描こうと試みたものである。監督のイム・グォンテクはパンソリの旅芸人親子の生き方を通して伝統の意味を改めて問いかけた『風の丘を越えて〜西便制』が高い評価を得た翌年、、チョ・ジュンレ作「太白山脈」(今週日本でも刊行予定)を原作に、自身も「長い間呪縛されていた」と語る半島の記憶と分断の悲劇を深く見つめ、激動の時代を生き抜いた人々の姿を浮き彫りにして見せている。歴史の大きな波に飲み込まれていく街を静かに見つめる教師キム・ポム役のアン・ソンギをはじめ、伝説と愛に生きるムーダン(巫女)に『風の丘を越えて〜西便制』のオ・ジョンヘ、キム・ミョンゴンら韓国映画界きってのスターを配し、それぞれが圧倒的な存在感を持ってこの一大叙事詩を支えている。
韓国映画史上空前のスケールで過去に描ききれなかった歴史の真実に迫った本作品は、爆発的な経済成長を遂げ爛熟期を迎えた韓国国民にも大きな共感を持って迎えられた。

ストーリー

スタッフ

監督:イム・グォンテク 製作:イ・テウォン
原作:チョ・ジョンレ 脚色:シン・ヌンハン
撮影:チョン・イルソン 編集:パク・スンドク

キャスト

アン・ソンギ、キム・ミョンゴン、オ・ジョンヘ ほか

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