原題:moonlightexpress

呪いは遠き昔の伝説…が、恐怖は現実に…。 千年の眠りを経て、タロスが甦る。

1999年度香港映画/製作:美亞電影製作 博報堂 メディアファクトリー/製作協力: オズ/ 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/原題:MOONLIGHT EXPRESS/ビスタ/全7巻/2,934m/DTSアナログ/ 字幕翻訳:秋元 良介/上映時間:1時間47分

1999年11月26日よりビデオレンタル開始 1999年5月29日より有楽町スバル座、新宿シネマカリテほかで公開

公開初日 1999/05/29

配給会社名 0042

解説

アジア全土、1000館規模で上映される究極のラブ・ストーリー
『もういちど逢いたくて/星月童話』は、『君さえいれば/金枝玉葉』『さらば、わが愛/覇王別姫』『ブエノスアイレス』など、数多くの代表作を持つ世界的スター、レスリー・チャンと同世代の女性たちの圧倒的な支持と共感を受け、日本を代表する女優常盤貴子と、が共演する、99年最大の話題作。
日本、香港はもちろん、中国、台湾、韓国、シンガポールなど、アジア全土で1000館規模の上映が予定されており、従来のアジア映画をはるかに超えるスケールの大きさでも注目を集めている。
クールで繊細、そして少年のようにやんちゃなレスリーの魅力が全開!
「これは、人間の宿命を描く映画です」と、レスリー・チャンは語る。「最初、家寶は、瞳との出逢いを拒む。けれど、やはり彼女を愛してしまうんです。『さらば、わが愛/覇王別姫』の程蝶衣がそうだったように、僕がこれまでやってきた役は、運命から逃れることのできない男が多かった。今回の作品でも、家寶という男の宿命的なところに惹かれました」本作でレスリー・チャンが演じる家寶は、クールでストイックな麻薬捜査官としての顔の裏側に、傷つきやすいナイーブな魂を隠し持っている。荒々しく情熱的かと思うと繊細で優しく、時に子供のようにやんちゃな一面を見せる家寶は、女性が男性に望む要素をすべて備えているといっていいだろう。しかし、それが決してステレオタイプのヒーロー像になってしまわないところがレスリー・チャンの俳優としての実力。部屋までついてきた瞳を強引にベッドに押し倒し、拒まれると罵声を浴びせるシーンや、よれよれのシャツに無精ヒゲ、疲れた顔で鏡を覗き込むシーンなどでは、これまでの映画とはひと味違った表情を見せてくれる。また、この映画ではレスリー・チャンならではの華麗なアクションも堪能できる。
もう、無垢なままではいられない—映画初出演の常盤貴子が匂わせる透明な色気
一方、これが映画初出演となる常盤貴子は、テレビドラマでの彼女よりも、ぐっと大人っぽい演技を披露している。彼女自身、数多くの映画出演依頼が寄せられたが、今までにない全く新しいものにチャレンジしたいという信念が、なかなか首を縦に振らせなかった。
この映画で彼女が演じるのは、人生でもっとも大切なものを失ってしまった女性。愛を失ったら、人は誰も、無邪気なままではいられない。失うことを恐れずに、人を愛することはできない。そんな悲しみと、それでも目の前にいる人を愛してみようとする強さを演じきることで、常盤貴子は女優として大きく変貌した。特に「共演が実現する前から、もっとも尊敬する俳優でした」と語るレスリー・チャンとのホットなラブシーンは要注目だ。

ストーリー

とまれ、あなたとの一分一秒。

死んだ恋人。失くした未来。
消せない愛を胸の奥に抱きしめたまま、ふたりは出会った・・・
香港のホテルのマネージャーを務める達也(レスリー・チャン)と婚約中の瞳(常盤貴子)は、香港での結婚生活を控え、広東語教室に通っていた。ある日、授業を終えた瞳を迎えに来た達也の車が事故を起こし、達也は死亡。瞳だけが生き残る。
数か月後、香港をひとり訪ねた瞳は、達也にそっくりの男を見る。その男は、視線が合った瞳を突然抱き寄せ、激しく唇を重ねてきた。彼にとっては、追ってくる警官たちの目をくらますためのとっさの行為だったが、瞳はショックでその場にくずおれてしまう。瞳を病院に運んだ男は、彼女の無事を確かめると、そのまま出ていってしまった。彼の名は家寶(レスリー・チャン)。香港警察の麻薬捜査官で、あのホテルの一室で香港マフィアと接触中だったのだ。
そんなことを知らない瞳は、死んだ恋人にあまりにも似ている男の後を必死で追いかける。「あなたは彼に似ているの」達也との生活のために覚えた広東語で答えた瞳に「じゃあそいつのところに行け!」と怒鳴りつけた家寶だが、瞳が「彼は死んだわ・・」と言うと、言葉を失う。実は家寶も、6年前に恋人を自殺によって亡くしていた。
翌日、達也との新居になるはずだったアパートで瞳が遺品を整理していると、大怪我をした家寶が飛び込んでくる。怪我の手当をし、徹夜で看病をする瞳。翌朝、目覚めた家寶に瞳は説明する。「香港に来たのは、彼と約束した場所に行ってみたかったから」。瞳は、一日だけ達也になってほしいと家寶に頼む。達也と訪れるはずだった場所を回りながら、少しずつ心が触れあっていく二人。自分が惹かれているのは今目の前にいる家寶なのか、それとも達也の面影を求めているだけなのか。瞳の心は揺れ始めていた・・・。

スタッフ

監督:ダニエル・リー
エグゼクティブ・プロデューサー:李國興/大塚 康高/香山 哲
プロデューサー:キャサリン・ハン/一瀬 隆重
アソシエイト・プロデューサー:ポール・チェン
脚本:ロー・チー・リョン/青柳 祐美子
撮影監督:姜國民
美術監督:馬光榮
アクション監督:ドニー・イェン
音楽:松本 晃彦
主題歌:森高 千里

キャスト

三沢 達也/石家寶:レスリー・チャン
川村 瞳:常盤 貴子
友子:星野 有香
台湾黒社会のボス:ジャック・カオ
高 警部:惠天賜
東 警部補:廖啓智
阿細:サム・リー

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