全国女子アナ、リポーター推薦、スーパーお気楽ムービー

1997年映画/16ミり/65分/製作:Twin Crew Film 配給:オムロピクチャーズ

1999年3月20日よりBOX東中野にてレイトロードショー

公開初日 1999/03/20

配給会社名 0216

解説

筒井康隆氏に「演出、演技、撮影、照明、すべてにおいて文句なし」と絶賛された『五月雨厨房(さみだれちゅうぼう)』(1993)が“ぴあフィルムフェスティバル”においてグランプリ・ノミネートされ、優秀作品賞(準グランプリ)を受賞。1995年のあきる野映画祭では『カマウシ計画』で監督賞を受賞するなど、自主映画界で活躍する中村義洋監督が、崔洋一、故伊丹十三の助監督を経て着実にカを蓄え、気合いを入れて作った気の抜けた劇場映画第1作。ほとんど素人といえる役者達を巧みに使い、ドキュメンタリーかと見紛うほどのリアルな演出劇中に出てくる「文鳥が言葉を喋った!?」「逆立ちでダイエット!?」などの企画ニュースやディテールも楽しめる作品に仕上がっています。

ストーリー

地方TV局の企画ニュース(「文鳥が言葉を喋った!?」「凧上げ名人・限界に挑戦!」など)のディレクター・中川は仕事をテキパキとこなす業界人。ある日「逆立ちダイエット」の取材で現場に行くと、そこには草野球の予定だった休日を返上して野球のユニフォームのまま取材現場に来た仕事意欲の全くないカメラマン・金田と、アフロペアーの新人アルバイト・糸井がいた。いざ取材になってみると、レポーターは無断欠勤するわ、金田と糸井はちょっと目を離すと遊び始めるわで、とうとう中川の堪忍袋の緒が切れる。そんな彼らが「現代に生きる忍者達」の取材で再びトリ方を組むことになってしまう。出発から車をぶつけたりなんだりで、やっとこさ現場の“忍者の里”に着いたと思いきや、例のごとく金田と糸井はお気楽に好き勝手なことを始めるし“忍者”たちの忍術はどれもあやしいしで、さすがの中川も半ばあきらめ状態。そんな時、中川と糸井は、資料館で“籠龍沓”(頭にかぶれば自在に呼吸が出来るという蛇腹式の潜水具)を見つける。まさか実際には出来ないだろうと忍者の“頭目”に聞いてみると、なんと出来るという。取材に取りかかろうとしていると、頭目が車ではねられ(あたられ?あたり?)取材はまたもや中断。中川と金田は撮影のやりかたで口論となり、なかに入る糸井。結局“忍者”のかわりに糸井が“籠龍沓”をつけて水に潜ることになってしまった。さて、果たしてこの取材、うまくいくのだろうか。

スタッフ

監督・脚本: 中村義洋
製作・撮影: 鈴木謙一
音楽: 原田智弘
録音: 西川勝
照明: 深津智男
助監督: 足立紳
記録: 菊島里和
美術: 村田雄一
プロデューサー: 太田勝一郎

キャスト

ディレクター・中川: 長谷巖一郎
カメラマン・金田:足立紳
アフロヘアのアルバイト: 細川徹
レポーター・藤村さん: 佐藤晃子

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